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日高育成牧場の育成馬日誌をお届けします!

今回より「JRA育成馬日誌(日高)」をお届けすることになりました。JRA育成馬の近況や調教過程、日高育成牧場の出来事等をお届けしますのでよろしくお願いします。

まずはちょっとうれしいニュースから。日高育成牧場では馬に食べさせる乾草を自給しています。牧草収穫には刈り取りからロールまで連続して3、4日間の晴天が必要で、途中で雨に降られるとパーになってしまいます。今年の夏は天候不順で、長期予報で晴れマークが続いていても急に雨マークに変わったり、晴れマークにもかかわらず雨が降ったりと大気の状態が安定せず、なかなか牧草収穫が捗りませんでした。7月末からやっと夏らしい天候となり、なんとか1番牧草の収穫を終了してほっとしているところです。

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テッターをかけて牧草を乾かします
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ロールベイラーで牧草をロール状にします

JRAでは北は北海道から南は九州まで全国各地で開催される1歳馬市場でJRA育成馬を購入しています。現在、日高育成牧場にはセレクトセールとセレクションセールで購入した17頭のサラブレッドが入きゅうしており、2頭から5頭のグループに分かれて、午後2時から翌朝8時まで昼夜放牧を行っています。暑さとアブのためしばらくの間は快適な放牧環境とはいえませんが、放牧地でおいしい青草を腹一杯食べて9月上旬から始まる騎乗馴致まで英気を養ってもらいたいと思います。

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JRA育成馬の放牧風景

さて、8月21日から5日間の日程で約1300頭の馬が上場される国内最大規模のサマーセールが始まります(注1)。育成馬の仕入れはその後の育成に勝るとも劣らぬほど大切であり全頭をチェックしていきますが、せり期間中だけでは時間が足りず、14日から1週間かけて主要コンサイナー(注2)を中心に事前の検査を実施しています。上場馬の中から磨けば光るダイヤモンドの原石を見つけ出すことは大きな楽しみでもあります。

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真剣な眼差しでの馬体検査

(注1)この文書は8月15日に作成しております
(注2)コンサイナー:せりに上場される馬を飼養管理する専門業者