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ブレーキングの様子がNHKニュースで放映されました(日高)

920日(水)から第2※1のブレーキングを開始しました。これに併せてNHK室蘭放送局の太田記者が取材に来ました。やらせなしのぶっつけ本番でしたが、初めてのラウンドペンでのランジングにもかかわらず、どの馬も人の指示に従いスムーズにこなしてくれました。また、第1※1のドライビングや馬房での騎乗の様子も併せて撮影しました。太田記者は人が騎乗できるまでに多くの過程があることや馬が素直に従っている姿に感心していました。この模様は当日と翌日に北海道内で放映されました。130秒という短い枠の中で全てを紹介することはできませんでしたが、競馬に詳しい方でも競走馬として出走するまでのことをご存知の方は多くないと思います。これからも機会を捉えて積極的に発信していきたいと思います。

Img_1983_1 ラウンドペンでのランジングを撮影する太田記者。ブレーキング初日で上からの撮影にも動じず、エイシンベーリングの05(牡・父カリズマティック)はとても素直にランジングを行えました。

ドライビングとは馬の後ろで、人が2本の調馬索(ロングレーン)を用いて馬を操作することで、馬の背に騎乗することなく口向きを作るために行います。口向きは車で例えるとハンドルとブレーキに該当し、これ無くしては安全に騎乗することはできません。これまでのブレーキングの過程は安全にドライビングに移行するためのものといっても言い過ぎではないほど重要なステップです。

061024pic2 コーンを用いてドライビングでスラロームを行うショッキングピンクの05(牝・父スターオブコジーン)また、ドライビング中でゲートを通過しておくと、騎乗してからのゲート馴致が容易になります。

061024pic3ドライビングでゲートを通過するスイートイブンの05(牝・父ティンバーカントリー

1群の馬たちは順調にブレーキングを消化し、104日(水)から屋内800m走路での騎乗調教を開始しました。誘導馬に先導され、まだフラフラした足取りですが着実に競走馬としてのステップを歩み始めています。

061024pic4 誘導馬に先導され800m走路を運動するJRA育成馬:右からミスクラブアップルの05牡・父シンボリクリスエス)、リキワイワンダーの05(牡・父キャプテンスティーヴ)、メンデスキャンドルの05(牡・父フォーティナイナー)、誘導馬、ヒットザボードの05(牡・父コロナドズクエスト)、レガシークラウドの05(牡・父スクワートルスクワート

1※1、2※1:日高育成牧場では馬の入厩日、性別、馬格、疾病、生年月日等を参考にして、4群に分けてブレーキングを開始しています。第1群は95日から開始していました。