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育成馬ブログ 日高⑧


 

○  育成馬展示会を開催しました(日高)

 

4月になり、日高地方にも春が訪れています。フキノトウが芽吹き、フクジュソウが可憐な花を咲かせました。最高気温が10度を超える日も増えて繁殖厩舎では産まれたばかりの当歳馬が元気に走りまわっています。北海道には最高のシーズンが訪れています。

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育成馬展示会を開催しました

日高育成牧場では4月13日(月)に育成馬展示会を開催しました。育成馬展示会は、JRAブリーズアップセール上場予定馬を馬主・調教師の皆様にご覧いただく機会であると同時に、生産者の皆様にJRA育成馬となった生産馬の成長ぶりを確認していただく機会でもあります。天候にも恵まれ、213名の馬主・調教師・生産者をはじめ軽種馬に携わる多くのお客様に来場していただきました。

当日は朝10時から55頭の比較展示を行い、その後1600m馬場にて44頭の騎乗供覧をご覧いただきました。比較展示ならびに騎乗供覧には軽種馬育成調教センター(BTC)の育成調教技術者養成コース32期生18名も参加しました。彼らはこれまで、育成馬を用いた初期馴致や実践騎乗研修を行い、育成馬とともに成長してきた今後を担う若者たちです。研修生たちは、比較展示や騎乗供覧を通して立派なホースマンに成長した姿を披露してくれました。

 

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比較展示の様子。55頭の育成馬を5班にわけて展示しました。各馬の担当者は普段から人馬の信頼関係を構築してよりよい展示ができるよう努力し、1人でも多くのお客様に足を止めていただけるよう頑張りました。

 

比較展示の後は1600m馬場にて44頭の騎乗供覧を行いました。併走を中心とした21組の騎乗供覧には前述のBTC研修生も騎乗しています。直近に迫ったJRAブリーズアップセールに向けて、それぞれの馬にとって無理のないスピードで現在の仕上がり具合を披露しました。

 

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内を走るのがBUセール上場番号60番 モンタナの13(牡、父:タイキシャトル)、外を走るのが上場番号62番 ヴァルネリーナの13(牡、父:サムライハート)。行く気満々の2頭の走行タイムはラスト2ハロンが13.7-11.4(秒/ハロン)でした。

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3頭併走での騎乗供覧。最内を走るのがBUセール上場番号26番 ペレブラッサムの13(牝、父:ドリームジャーニー)、中央を走るのが上場番号11番 ソフィアルージュの13(牝、父:エンパイアメーカー)、大外を走るのが上場番号29番 ウインゼフィールの13(牝、父:ハービンジャー)。綺麗に鼻面を揃えてゴール板を駆け抜けました。走行タイムはラスト2ハロンが12.7-11.9(秒/ハロン)でした。

 

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単走で迫力の走りをみせたのがBUセール上場番号25番 マルカジュリエットの13(牝、父:スウェプトオーヴァーボード)。ラスト2ハロンの走行タイムは11.7-11.2(秒/ハロン)でした。

 

 

今年のブリーズアップセールは4月28日(火)に中山競馬場で開催されます。多くのご来場者の皆様に楽しんでいただけるよう、残り少ない時間を使い育成馬の調整に全力で取り組んでまいります。