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2009年5月

騎手課程の学科とは② J27 日本ダービーを題材に新聞づくり/J28自衛隊習志野駐屯地見学

 更新が滞りましてすみません。今日は学科授業シリーズの第2回です。

 競馬学校では、先日お話しした「NIE(Newspaper In Education)」新聞を題材にした総合学習を実施していますが、騎手課程27期生が、5月に編成した4回の授業で、31日に控えた第76回日本ダービーを題材に新聞づくりに奮闘しました。

 ダービーが題材ならば何でもあり!というルールで、27期生は2班に分かれてA3版4ページに、充実した紙面をつくりあげていきました。

 チームワークに課題ありで、片方の班は完成したのが締め切り時間を少し過ぎてしまいましたが、実技審査明けだったということで大目に見たのでした。

◆何はともあれまず取材。ダービーに騎乗経験のある蓑田専任教官にインタビュー

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◆編集会議は真剣そのもの

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◆完成発表会。タイトルは「ダビスポ」と「第27回コダマ新聞」

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 もしも自分がダービーに乗れるならどの馬を選ぶか、学校職員や厩務員課程生徒へのインタビュー、ダービー馬産駒の教育用馬紹介、騎手の血液型や星座でダービー馬を占う!などなど盛りだくさん!騎手課程生徒ならではの目線での力作は、もしや勝馬推理に役立つのかもしれません。後で検証してみます。

 生徒たちは、「時間に追われて大変でした。次の機会があればもっと内容が充実できるはずです。ダービーは東京競馬場に行き生で観戦するので、作った新聞の記事を思い浮かべながら楽しみたい」。と話していました。

 一方、入学して約2ヶ月が経った28期生は、ようやく日々のリズムや合宿生活にもようやく慣れてきたところです。

 この日は校外学習で車で30分ほどのところにある陸上自衛隊習志野駐屯地を見学しました。

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 はじめに概況説明。広報班の西東さんから、習志野駐屯地は大正時代に陸軍騎兵学校であったのがその前身との説明を受けました。競馬学校と相通ずるものがあるのですね。構内には「日本騎兵の碑」や「空挺館(旧御馬見所)」やなど、馬にまつわる建造物がありました。

 続いて落下傘整備工場を見学。20kgもある落下傘を装備し、いざ大空へ!

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というわけにはいきませんが、高さ80mあるというタワーに登り(途中までででしたが)、第1空挺団の基本降下課程の訓練を見学しました。怖っ。

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 やはり規律正しくきびきびした動きは訓練の賜物なのですね。

 乗馬の訓練もある意味危険と隣り合わせ。自衛隊員の皆さんの動きは28期生達にとって刺激になったことと思います。ありがとうございました。

 生徒の学科シリーズ。次回をお楽しみに!(?)

騎手課程の学科授業とは?①(「NIE編) 

 久しぶりの更新となりました。

 春のGⅠ(JpnⅠ)レースでは、天皇賞の松岡騎手(19期)に続き、23期 藤岡康太騎手(ジョーカプチーノ)がNHKマイルカップ制覇、また、19期 生野賢一騎手(ブラボーデイジー)のヴィクトリアマイル2着と最近の卒業生の活躍が目立ち、競馬学校も元気づけられています。

 特に、「真面目な生徒だなという印象しか残ってなかったよ(笑)」(M専任教官談)という生野騎手には、今後も大舞台でどんどんアッと言わせてほしいものです。

 さて、競馬学校は、もちろん「馬とのくらし」が基本です。騎手課程・厩務員課程、いずれの生徒たちも、日夜騎乗訓練や厩舎作業に追われる生活ですが、午後1時からは学科の授業があり、一流のホースマンになるための競馬のしくみ・関係法規の知識を学んだり、フィジカルトレーニングを行っています。

 また、特に騎手課程については、多くが成人前に社会人となるわけですから、社会人として必要な知識も学ぶ機会を設けており、実学講座や校外の社会見学・実習等についても適宜実施しています。

 その中で、本年度入学したばかりの28期生を対象とした「NIE」(Newspaper In Education:「教育に新聞を」をテーマにした総合学習)の授業の様子が、読売新聞・NIEのホームページに掲載されました。
 http://www.yomiuri.co.jp/nie/demae/11/01.htm

をぽちっとクリックしてみてください。

 これは、先日同新聞NIE事務局の鹿野川喜代美先生が実施してくださった、「出前授業」の模様を紹介したものです。
普段は競馬学校スタッフが講師をつとめているのですが、鹿野川先生の授業の行い方は大変勉強になりました。ありがとうございました。

 近日中に先輩・27期生たちが取り組む、「NIE」の様子もご紹介します。
 どうやら自分達で「新聞づくり」をはじめたみたいですよ。

NHK総合テレビ「だんだん」“ふたごでバンザイ!”スペシャルに國分兄弟、テレ朝系「徹子の部屋」に三浦皇成騎手登場!

 京都では天皇賞で、19期松岡正海騎手のGⅠ2勝目となるマイネルキッツでの優勝。

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22期の田中博康騎手も続く3歳オープン・端午ステークスに優勝。

新潟では松岡騎手と同期の石橋脩騎手がメインの谷川岳ステークスを含む1日5勝の固め勝ち。

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 みんなおめでとうございます。そんな若手騎手(全員昨年の公開模擬レースに参加してくれた騎手です!)の大活躍に沸く競馬学校です。大型連休は後半戦突入ですが、生徒の訓練は続きます。
 
 今回は、若手騎手が出演するテレビ番組の紹介です。

 5月5日(祝・火)15:05~15:58、NHK総合テレビでこの3月まで放送された連続テレビ小説「だんだん」の人気コーナー「ふたごでバンザイ!」のスペシャル番組に、双子の25期生の國分兄弟(優作・恭介の両騎手)を取材したコーナーも放映されることになりました。

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 そもそも学校スタッフのひとりが番組に(この人は「ふたりっこ2」と呼んでいましたが・・・)國分兄弟の写真を送ったことがきっかけで、ドラマを制作しているNHK大阪放送局のスタッフの目に留まったとのことです。兄弟が東西に分かれて騎手になることをご存知なかったので、2回取材に行かれることとなりました。

 恭介騎手に聞くと、取材は初勝利(4月25日)の後だったとか。中身は見てのお楽しみ。ぜひご覧ください。

 また、今日(4日)は、テレビ朝日系の人気長寿番組

「徹子の部屋」(13:20~55)

でも、23期生三浦皇成騎手(騎乗停止が残念です)が出演します。

 JRAの騎手がこの番組に登場するのは武豊騎手に次いで2人目とのこと。番組では、黒柳さんが少女時代にジョッキーを夢見た話などもあるそうで、こちらも必見ですね。

 いずれも競馬以外がメインテーマの番組。頼もしい限りです。