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【競馬学校】映画「ジョッキーを夢見る子供たち」試写会に参加~憧れの大先輩と対面!

 競馬学校騎手課程(25・27期総勢16名)が、24日にロードショー公開されるフランスのドキュメンタリー映画「ジョッキーを夢見る子供たち」の試写会に、映画配給会社さんのご厚意で招待いただき、電車で(ゾロゾロと)片道1時間ちょっとの行程で、上映館でもある渋谷のシアターTSUTAYAまで行ってきました。

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 フランスの競馬学校にあたる、国立の厩舎関係者養成学校「ル・ムーラン・ナヴォン」を舞台に、未来の騎手を目指して奮闘する若者の成長振りを追った実録ドキュメンタリーです。

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 生徒たちも、スクリーンに映し出される我々競馬学校のシステムとの違いや、訓練をするシャンティー調教場の様子等、フランス独特の雰囲気はもちろん、世の東西を問わず、「騎手になる」という目標に向かって邁進することの苦難や喜びを十分共有することができたようです。ぜひ皆さんご覧いただきたいと存じます。

 「ジョッキーを夢見る子供たち」公式HPはこちら
 http://jockey-movie.jp/

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 この日は、スペシャルイベントとして、フランスにも長期滞在経験があり、騎手課程の生徒は誰もが究極の目標としている武豊騎手(3期生・この映画にも出演)と、日本人として初めてフランスの調教師免許を取得した小林智さん(写真左)のトークショーが行われ(司会は競馬学校がたびたびお世話になっている長谷川雄啓さん)、生徒たちとも質疑応答をさせていただきました。以下Q&Aです。

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(生徒)馬に乗っていて、失敗したときの対処はどうしていますか?
(武豊騎手)失敗ばっかりしてますけど…(笑)。失敗の中身についてはじっくり考えて、その後は「しょうがなかった」とできるような(頭の)切替えが大事ですね。

(生徒)初めて海外のレースに乗ったときの感想はどうでしたか?
(武豊騎手)騎手になって3年目にアメリカで騎乗しましたが、当時は今ほど情報がなく、数少ないビデオで見るくらいでしたから、まるで絵本の中に入ったようでした。緊張というよりとても不思議な感覚でした。

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(生徒)コーナーでよくふくらんでしまうのですが、どうやったらうまく回れますか?
(武豊騎手)コーナーは基本ふくれるもの。一番大事なのは、馬が自分の意思で回ればふくれないので、騎乗者は「馬に回ってもらう」ということを心がければよいと思います。

(生徒)ゲートでもたれてしまい、出遅れそうな時にはどうしますか?
(武豊騎手)そういう時は大体出遅れますね(場内大爆笑)。そうならないように修正していくしかないし、出遅れたものは仕方ないので、その後をどうするかの方がやりようがあると思います。経験でこなせるようになるはず。

 この後、騎手課程の生徒にエールを送ってもらい、トークショーは終了しました。

 「僕も、子供の時から騎手にあこがれていましたが、今3000勝もする、凱旋門賞に乗るなんて想像もできませんでした。君たち(特に25期生)はもう騎手になるのだから、ほんとうに全力でやってもらいたいし、騎手という職業はすばらしいと思うので、ぜひがんばってもらいたいと思います。」

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 武豊騎手、小林調教師、そして映画の関係者のみなさん、ほんとうにありがとうございました。

 ついしん。「スプーン曲げ少年」(23期生)よ、テイエムプリキュアでの重賞(しかもGⅡでの)初制覇おめでとう!卒業式の謝恩会で君が曲げたスプーンは、この日が来ることを信じて大事にとっておいたよ!
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Ogi