四季のいろどり75<アベリア>
平成24年8月10日(金)
アベリアの花が見ごろを迎えています。
アベリアは、低木で、春から秋のかなり長期に渡って、釣鐘型の小さい花を多数咲かせます。
馬事公苑のアベリアは、お花畑の走路側入り口に多数咲いています。
アベリアの香りは非常に強く、日本列島の関東以西では真夏の酷暑の時期に花をつける在来植物が少ないため、この時期にはアベ
リアの花に多様なハチやチョウが吸蜜に集まります。上の写真で中央やや左に写っている蝶のカバマダラは幼虫期に有毒成分を含む植物を食べているので、成虫してもカバマダラは、天敵に襲われることはありません。「擬態」は鳥などの天敵から身を護る意味があります。これに似た模様の蝶を調べたところ、どうやら、ツマグロヒョウモンのメスのようです。