馬事公苑 診療所 ~第1回市民ウマ大学開催!~
はじめまして。この3月1日に新しく診療所長になりましたS.Tでございます。
転勤して早々ではありましたが、去る3月11日に『第1回市民ウマ大学』なるものを開催しました。
これは、普段みなさんが慣れ親しんでいる馬たちが、万一ケガをしたり、病気になったりしたらどうするの?という素朴な疑問に答えるため、また、馬の体の構造や機能、蹄鉄についても理解を深めてもらうために、診療所が中心になって開講しました。
馬学一般の講義に始まり、2時間目の「診療見学」では、診療器具の紹介や実際の馬を使っての解説を行いましたが、「話を聞いているだけでは・・・・」と思い、希望者には普段使っている聴診器でウマの心臓の音を聞いてもらいました。なかなか皆さん感動してくれましたよ。
「ドクンドクン・・・ドクンドクン・・・」「太鼓を叩いているみたいですね」
午後からの3時限目「装蹄見学」も大好評でした。先月のブログで装蹄所の紹介がありましたが、そこで働くプロの装蹄師達が、1つ1つ丁寧に解説してくれました。
ほとんどの方が前のめりになって見入り、聞き入っていたのが印象的でした。
総研の高橋氏による特別講義も、やや専門的な内容であったのですが、参加者の皆様の「見たい!聞きたい!知りたい!」というテンションは最後まで衰えず、終了証の授与をもって「第1回市民ウマ大学」は閉校しました。
今回「診療所発信」の初めてのイベントだったので、不安を抱えながらの開催となりましたが、皆様からの高い評価および激励・感謝の言葉を多く頂いたことで、第1回目としては大成功と感じております。ただ、アンケートで頂いた意見は貴重な反省材料とし、次回さらに完成度を増した「第2回市民ウマ大学」が開催できるよう頑張っていきます。第2回も皆様の参加応募を診療所一同、心よりお待ちしております。