四季のいろどり18<ソメイヨシノ開花&ヨウコウ他>
平成23年3月30日(水)
馬事公苑の『ソメイヨシノ(染井吉野)』が開花しました。
北関東や東北地方にも、まもなく桜の開花宣言がされることと思います。東北関東大震災で被災された皆様にも、暖かい春がもうそこまで来ています。被災地の一日も早い復興をお祈りいたします。
↓今回、開花が見られた『ソメイヨシノ』です。放牧場にあります。
↓こちらの看板の右隣の木で、看板の上方の枝に花が咲きました。
放牧場には、『ソメイヨシノ』が沢山あります。満開になると、放牧場は、淡いもも色に染まります。楽しみにしていてください。
ふれあいひろばの『ヨウコウ(陽光)』も開花しました。こちらは、只今、3分咲きです。
↓『ヨウコウ』です。
『ヨウコウ(陽光)』は、「アマギヨシノ(天城吉野)」と「カンヒザクラ(寒緋桜)」を交配して作られた品種です。「ソメイヨシノ(染井吉野)」に先駆けて咲き、花の色が濃くて、大きいのが特徴です。今年は、「ソメイヨシノ」と開花時期がほとんど変わらなかったとはいえ、やはり『陽光(ようこう)』のほうが、早く咲きました。(ブログの最後に、本日の馬事公苑の桜の開花情報一覧を載せますので、参考にしてください。)
ふれあいひろばには、只今、『レンギョ』と『ユキヤナギ』が見ごろを迎えているので、併せてご紹介します。
↓『レンギョ』です。
『レンギョ』は、モクセイ科の落葉小低木。中国が原産で、黄色い花が多数開き、花びらは四つに深く裂けています。果実は楕円形をしており、漢方で抗炎症・解毒・利尿薬として使われています。
↓『ユキヤナギ』です。
『ユキヤナギ』は、バラ科の落葉低木です。春に小さい白い花を咲かせます。中国原産という説もありますが、日本原産と考えられます。公園や庭先でよく見かけますが、自生種は、石川県で、絶滅危惧Ⅰ類に指定されるなど、地域的には、絶滅が危惧されているそうです。
~ 桜開花情報 ~
桜の種類 / 本日の状況 / 主に植えられている場所
カワヅザクラ / 葉桜 / メインアリーナ脇・馬車道
ヒガンザクラ / 5分咲き / サクラひろば
ヨウコウ / 3分咲き / ふれあいひろば
ソメイヨシノ / 開花 / 放牧場(サクラひろばなど他の場所は、まだ蕾)
オオシマザクラ / 蕾 / 花畑・弦巻門脇
ウコンザクラ / 蕾 / ウメひろば・サクラひろば
シダレザクラ / 蕾 / 日本庭園
ゴショザクラ / 蕾 / グラスアリーナ脇
カンザン / 蕾 / ふれあいひろば・馬車道
ミクルマガエシ / 蕾 / 放牧場南側
※ゴショザクラとカンザンとミクルマガエシは、サトザクラ(八重桜)です。
これからも、桜の状況とともに、いろいろな春のお花をお便りしますね。