普及課からのお知らせ
こんにちは。
馬事公苑の普及課です。
これまでこちらの「馬事公苑だより」は、総務課という部署からお知らせをお伝えしてきていますが、これからは普及課からも馬術の情報をお伝えしようと思います。
「普及課ってなんですか?」とよく聞かれます。
馬事公苑では約80頭あまりの馬がいます。その中には、乗用馬、元競走馬やポニーや馬車馬、演技をする馬など色々な種類の馬がいます。我々はその馬たちを管理しています。
では、「その馬達と何をしているの?」ともよく聞かれます。馬の種類それぞれに役割があります。乗用馬や元競走馬たちは乗馬、主に馬術技術の向上のために頑張ってくれています。ポニーたちは、ポニー競馬や毎週末スポーツ少年団を乗せて練習してくれています。演技する馬たちは、様々なところで馬のショーを行っています。
それでは、普及課の職員は、馬の管理以外は何をしているのでしょう?
主に馬術技術を研究し、競技会に参加するために馬匹のトレーニングをしています。その技術はJRA内の馬事部門に還元されています。また毎週末は、競馬が行われている競馬場に出向き、競馬の開催業務に従事しています。競走馬をゲートに入れる、放馬を止める、誘導馬の騎乗、レース後の検体採尿など直接競走馬と関わる業務が多いです。
また、10月より、普及課の職員である2名が海外で馬術の研修に行っています。2010年以来の海外研修になりますが、どちらも日本を代表するJRAが誇る馬術選手です。障害馬術の研修に行っているのは、戸本一真職員で、ベルギーのSTEPHEX厩舎で修業しています。馬場馬術の研修には、今年のアジア大会で団体銀メダルを獲得した佐渡一毅職員が、オランダのStal Boshovenという厩舎で修業しています。
どちらの選手も既に海外で競技に参加しています。佐渡職員はオランダの国内競技のセントジョージに参戦して優勝しています!
今後も馬事公苑からのお知らせと、馬術の様々な情報や海外研修を行っている職員からのレポートを皆様にお伝えしていきますのでよろしくお願いします!