幸あれ
リハビリテーションセンターから2名の研修生が旅立ち、
かわって2名を受け入れることとなった。
そして1週間が経った。
旅立つ2名は自身が思った結果は出ず、
違う形で先を、あるいは外から馬の世界を見つめる決断をした。
受入れる2名は、新たな道に進むステップとして来てくれた。
旅立つ2名は、競馬場等で公募しているスポーツ少年団出身。
少年団は、馬に興味があり、将来馬に携わることを考えている子供達を対象に、
馬に触れる機会を競馬会が提供しているもの。
集団の中で、
馬を中心に、先生(職員)・先輩・同期・後輩の子供達と接するというのは、
縦割りクラスの学校の様で、人間形成にはとてもよい仕組みだと個人的に思う。
二人とも、妙に大人びていたり、女の子が苦手だったりはあったけれど、
馬の日々の変化はよく気がつくし、人に対してもよく気がきく子達。
そんなところも、少年団での経験が活かされている気がした。
最後の焼肉で、今だからこそ言っておきたいことは?に対し、
センターへの苦情ではなく
残された子達への気遣い。
決断は尊重するよ。
でも、たまに顔を見せてほしい。
そして困ったら、迷ったら連絡してほしい。
ありえない程牛タンが食べたくなった時も。
旅立つ2人に、、、幸あれ。