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【美浦TC】春定期検査

 お久しぶりです。美浦TCから1ヶ月ぶりの更新です。今回は獣医さんからの第2回目となるレポートです。

こんにちは。

先月末から今月上旬にかけて、競走馬診療所が非常に慌ただしい時期でした。

トレーニング・センターに入厩している競走馬全頭(およそ2200頭)に対して、春の定期検査が行なわれるからです。

定期検査は毎年春と秋の年二回実施され、馬伝染性貧血という病気の検査を主に行ないます。春の定期検査では、全頭からの採血と同時に馬インフルエンザ、日本脳炎、ゲタウイルス感染症の予防接種を行ない、これらの病気の発生を予防します。私達、JRAの獣医師は安定した競馬を開催するために、伝染性疾病の予防および制圧を行なう必要があるのです。

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馬伝染性貧血馬は馬に重篤な貧血を起こす伝染病であり、過去には多数の馬がこの病気に罹患し殺処分された恐ろしい病気です(各疾病についての詳しい内容は総合研究所のHPをご参照ください)。しかし、診断技術の改善や定期的な検査を行なうことにより、近年の発生は日本では認められていません。

SARSやトリインフルエンザなどこれまで発生しなかった伝染病がヒトに感染する問題が起こっているように、馬の世界でも、これまで発生しなかった伝染病が起こる可能性があります。しかし、私達はそのような事態を招くことのないように、徹底した検疫を実施し、諸外国と伝染病の情報交換を行なったり、ワクチンの研究開発やその備蓄を行なったりしています。

華やかな国際交流競走の舞台の裏側には、このような伝染病との闘いもあるんですね。

【競馬学校】騎手課程27期生 もうすぐ募集開始!

 来年度4月に入学する騎手課程27期生の募集を7月1日から受け付けます。多数のお問い合わせをいただき感謝しております。

 中央競馬の騎手を目指す志のある方のご応募をお待ちしております。

 なお、募集に関する詳細は、こちら(競馬学校ウェブサイト)をご覧ください。

 こちらは先日もご紹介させていただいた募集案内ポスターです。ウインズ広島で撮影したもので、地元、広島県廿日市市出身の田中健騎手(23期生)を紹介するポスターの横に掲示していただきました。

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 今回の募集ポスター(右)のコンセプトがおわかりいただける、動画CFはこちらからどうぞ。

【競馬学校】きゅう務員課程(秋季募集)入学試験/騎手課程25期生進級試験②

 いよいよ夏競馬!今週から舞台を福島・阪神・函館に移し、一段と熱いレースが繰り広げられます。

 我々JRA職員にとっても1年の中でローカル競馬は楽しみのひとつ。それぞれに夏競馬のスタッフとして各競馬場やウインズに出張するわけでして、それぞれの土地の旨いものに舌鼓を打つのはたまらないですね~!

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 さて、このほど、きゅう務員課程の秋季募集分(本年度10月生と平成20年度1月生)の入学試験(1次試験)を行い、競馬学校(千葉)、栗東トレーニングセンター(滋賀)、新ひだか町公民館(北海道)の3会場で、あわせて300名を超える受験生が、明日のホースマンを目指し挑みました。

Photo_29 1次試験の合格者は、7月中旬に競馬学校で行う2次試験へと進むことになります。

 騎手課程25期生(2年生・基礎課程)の実践課程への進級試験は、後半の競走馬術(速度感覚・走路障害)を行いました。写真下は、後輩26期生や教官らが見守る中、走路障害(併走)を行う25期生。

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【競馬学校】教官のひとりごと~進級試験

お待たせしました。「平成20年度 競馬学校騎手課程 生徒募集案内」を発表しました。詳しくは、こちらのリンクをご覧ください。

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さて、現在、騎手課程25期生(いわゆる2年生)が進級試験に挑んでいます。競馬学校の騎手課程のカリキュラムは、前半が基礎課程(17.5か月)、後半が実践課程(17.5か月)に分かれており、昨年入学した25期生にとっては、基礎課程の大詰めを迎えています。

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   彼らが基礎課程から実践課程、すなわち東西トレセンでのきゅう舎実習(9月中旬より12.5か月)に進むためには、この進級試験をクリアしなければなりません。
 進級試験の内容は、これまでの訓練や授業で学んだ事柄からとなりますが、馬に乗って行う実技の試験については、

 障害馬術  経路障害飛越(馬術競技用の障害飛越・高さ110cm程度)

 ② 競走馬術 1)走路障害飛越(内走路の障害飛越) 2)発走    3)走路騎乗 4)速度感覚  といったことが課題となります。

 

 

Dscf4918_2 試験は2回に分けて実施しますが、まず前半として、発走、走路騎乗、経路障害飛越について実施しました。あいにくの雨となり、決して良くないコンディションの下での試験となってしまいました。残念ながら、まだ全ての項目が終わっていませんので、試験の「出来」や「感想」についてはここでご紹介することはできませんが、教えた立場としては、6月中旬に実施する残りの試験(走路障害飛越、速度感覚)についても、ここまでの訓練の成果を出し切り、晴れてトレセン行きの切符を掴んでもらいたいと思っています。

【競馬学校】風の道しるべ

 5月31日発行の「週刊文春」(6月7日号)に、日本自転車振興会(競輪)下重暁子会長の連載コラム「風の道しるべ」に先日競馬学校を訪問いただいた際のことが紹介されました。
 「茶道の授業が楽しみ。なぜならお菓子が食べられるからです。」という騎手課程生徒の生の声を聞き、競馬学校の体重管理の厳しさに驚いておられた下重会長でしたが、コラムではそのときの模様と、競輪学校(92期生)の卒業式の風景とを対比させ、それぞれの分野で一流のプロスポーツ選手を目指す者たちの、厳しい学校生活の模様が思い浮かぶような内容が書き綴られています。写真は、下重会長が騎手課程生徒とお話いただいた際のスナップです。
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*生徒レベルでの交流は少ないですが、競馬学校・地方競馬教養センター(栃木県那須塩原市)・日本競輪学校(静岡県伊豆市)・やまと競艇学校(福岡県柳川市)・日本小型自動車振興会選手養成所(オートレース・茨城県千代川村)の選手養成・教育担当者は定期的に交流し、連絡会や施設の相互見学を行っています。