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四季のいろどり54<ピラカンサ&イロハモミジ1>

平成23年10月23日(日)

今日は、沢山の実をつけた『ピラカンサ』をご紹介します。

↓『ピラカンサ』です。

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馬事公苑の弦巻門から正門へ向かう外塀から歩道に向かって、たわわな実をつけた『ピラカンサ』が顔を出しています。

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『ピラカンサ』は、初夏に木全体にたくさんの白い小さな五弁花を咲かせます。花が終わった秋~冬に赤や橙、黄色の小さな実を枝がたわむほどに沢山つけます。枝には、刺があります。バラ科ピラカンサ属で、属名のPyracanthaは、ギリシャ語のPyr(火)とakantha(刺)に由来し、炎のようで、刺のあるという意味だそうです。『ピラカンサ』の実が炎のように見えることから付けられたようです。

最後に紅葉が始まったドレッサージュアリーナ脇の『イロハモミジ』をご紹介します。

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馬事公苑では、昨日に引き続き日本社会人団体馬術連盟主催の大会(キャロットステークス)が開催されました。大会2日目の今日はドレッサージュアリーナ、およびその隣にある馬場“ポケット”において、馬場馬術競技が行なわれました。競技に出場する人馬は白い柵で囲まれた定型の馬場の中で演技を行い、その正確さや美しさを競います。四角いボックスは、馬場馬術競技において審判員が演技を審査し採点するのに使用するジャッジボックスです。このボックスは競技の際、審判員が配置につく所定の位置に置かれます。

さて、周りに目を移すと、『イロハモミジ』が、南側の大木から色づきはじめました。これからだんだん色が変化していきます。紅葉狩りをしながら馬術をご観覧いただくのも馬事公苑ならではの風景かと思います。

なお、本苑では10月26日から28日までの3日間、馬場馬術の自馬講習会(受講者の帯同する馬で公苑職員が馬術指導を行う講習会)が行われます。練習は『イロハモミジ』の下で行われることもあると思います。苑内を散策中にこのような場所に出会ったら通行に留意し、馬の練習風景を見るもよし、紅葉を観賞するもよし、深まりゆく秋をお楽しみください。