平成24年8月26日(日)
今年は連日厳しい残暑が続いています。
セミの幼虫は節目節目で脱皮を繰り返し成長していきます。
幼虫は羽化が始まると徐々に姿を変え成虫になります。
やがてセミたちは繁殖行動をとります。オスは大きな声で鳴き、メスに自分の居場所を知らせます。
交尾のあと、メスは枯れ枝や樹皮に産卵します。
やがて、卵から幼虫になると長い地下生活が始まります。
セミは外敵から身を守るよう保護色になっているのでしょうか、木にとまっているセミは、なかなか見つかりません。
武蔵野自然林の中で聞くセミたちの声は、いつも大合唱となって聞かせてくれます。決して騒音に聞こえることはありません。
鳴き声を聞き分け違った鳴き声が聞こえたら今まで分らなかったセミが見つかるかも。
武蔵野自然林の中に一歩入ると、セミの鳴き声だけが響き渡ってなんとも不思議な気分になります。
平成24年8月22日(水)
今日は、世田谷区主催の「上町こどもまつり」が開催されました。
この「まつり」は本苑も協力して行われ、日本庭園を会場にミニチュアホースとのふれあいコーナーも開かれました。
写真上は、ラッキー号です。
ブラックミニ号とのふれあいも大賑わいで、「まつり」を盛り上げてました。
なお、上記2頭は、今週末の8月25日(土)・26日(日)に行われる「麻布十番まつり」にも
出店参加しふれあいコーナーを開く予定です。
場所はJRA六本木事務所のあるヒルズゲートタワー前のJRAブースです。
時間は15時~20時の間に様子を見ながら数回実施しますので皆様のお越しをお待ちしています!
平成24年8月19日(日)
昨日の馬事公苑は、午前中に雨が降りましたが、その後は快晴になりました。今日も30℃を超える暑さになりました。
先日に引き続き『サルスベリ』をご紹介します。今日は、ピンク色の『サルスベリ』です。
正門よりの走路横断入り口付近とふれあいひろば向かいのメインアリーナの角に植えられています。
馬事公苑には、このピンク色と先日お伝えした淡紫色があります。
『サルスベリ』の名前には、幹がつるつるして猿もすべりそうという由来があります。
また、夏の暑い間咲き続けることから別名「百日紅(ヒャクジツコウ)」とも言います。
『サルスベリ』は、実際3ヶ月ぐらいは、開花していますので、皆様には、長く楽しんでいただけると思います。
平成24年8月10日(金)
アベリアの花が見ごろを迎えています。
アベリアは、低木で、春から秋のかなり長期に渡って、釣鐘型の小さい花を多数咲かせます。
馬事公苑のアベリアは、お花畑の走路側入り口に多数咲いています。
アベリアの香りは非常に強く、日本列島の関東以西では真夏の酷暑の時期に花をつける在来植物が少ないため、この時期にはアベ
リアの花に多様なハチやチョウが吸蜜に集まります。上の写真で中央やや左に写っている蝶のカバマダラは幼虫期に有毒成分を含む植物を食べているので、成虫してもカバマダラは、天敵に襲われることはありません。「擬態」は鳥などの天敵から身を護る意味があります。これに似た模様の蝶を調べたところ、どうやら、ツマグロヒョウモンのメスのようです。