四季のいろどり87<ドライビングの風景>
平成24年10月3日(水)
早いもので、暦は競馬場が大レースに沸くシーズン最初の月である10月に替わりました。気温は朝晩下がってきていますが、日中は30度前後と残暑が続いています。
今日は、ドライビングという騎乗馴致に必要な調教を受けている馬(ポニー)を紹介します。この馬は最近、馬事公苑に入厩したばかりで、名前をホワイトソックス号(3歳)といいます。まだ、人間の指示を理解し、それに従うことができていないため、訓練を受けています。
写真のとおり、馬に長い手綱を付け、調教者は馬の後ろに立ち、発進、止まれ、曲がれを手綱や声を使って指示します。馬の後ろは馬にとってプレッシャーとなり馬は前に出ようとします。ドライビングはいろいろな場所で行います。馬が不従順な行動を示したときは、馬の前にも誘導役として補助員をつけたり、僚馬をつけるなど調教は強要しないで段階を踏みながら進めていきます。
馬の後ろにいる人がプレッシャーとなり馬は前に出ます。人と馬は足並みをそろえ普通、常歩で行います。
色々な場所を通ることにより、馬事公苑の環境にも慣れてきます。同時に人(調教者)との信頼性も深まっていきます。