温泉療養馬の装蹄
こんにちは。
今日は、函館競馬場の温泉療養馬6頭の改装(かいそう)を行いました。
装蹄師さんは、月に1回函館競馬場に来てくれます。
改装とは、以前このブログでもご紹介しましたが、蹄を切り、蹄鉄を付け替えることです。
今回は、冬季の温泉療養馬に付ける、ちょっと変わった蹄鉄についてご紹介しましょう。
もうご存知だと思いますが、函館競馬場の温泉療養馬達は、雪の上で運動をします。
雪の上だと普通の蹄鉄では滑ってしまい、なかなか上手く歩けません。
また、がんばって歩いても蹄の裏側(蹄鉄の内側)に雪が詰まってしまい(ゲタを履くと表現
されます)、次第に歩きにくくなってしまいます。
このため、フーフグリップというゴム製の滑り止めを蹄鉄に装着します。
スタッドレスタイヤみたいなものですね。
これが、付ける前の蹄鉄とフーフグリップ(黒色)です。
正確に言うと、蹄鉄と蹄の間にフーフグリップを挟みこむ形になります。
これが、装着したところです。
これを付けると、蹄の裏側にも雪が詰まりにくくなり、温泉療養馬達は雪道でも安全に
運動することができるんです。