競走馬のリハビリ その3 修復期①
こんにちは。Nです 今回は競走馬のリハビリの修復期について書きたいと思います。
えっ、そんな連載あったっけ?・・・・スミマセン。。だい~ぶ前に連載していた続きです。
前回までは急性期でした。忘れた方はまずコチラ→(https://blog.jra.jp/onsen/2010/09/)
えーと、修復期というのは、急な腫れや熱は取れたけどまだ、ちょっと激しい運動をするとさらに悪くなる状態です。
人間で言うと骨折してギブスをしていたらちょっとゆるくなったあたりからギブスをはずしたぐらいですかえっ、骨折したことないからわからない。。。
じゃあ、捻挫して松葉杖がとれたぐらいですかねぇ。。。
まあ、とにかくまだ、弱いのであまり激しい運動はしてはいけない時期です。
馬だと常歩運動(いわゆる歩く)しかしてはいけません。そこで登場するのが、
ウォーターウォーキングマシン(WWM)
後ろから壁がくるので馬は自分で歩くしかありません。実はウォーキングマシンというのは今はどの牧場にも欠かせないアイテムで、ない牧場のほうが珍しいぐらいです。ただ、『ウォーター』がつくのを持っているところはあまりたくさんはありません。水代がかかりますからねぇ
ただこのWWMの良いところは
①歩きながら足を冷やせる
②水があるのであまり大暴れできない
ってことがあります。この大暴れがリハビリに大敵なんです
大暴れする場合には瞬間的に力グイッとかかります。その力で痛めることがよくあるのです。
ウォーキングマシンでのトラブルは、暴れて蹴飛ばしたりすることで起こることが多いので、水があると動きづらく、比較的少ないという感じです。それでも中には後ろの壁に向かってケンカしている馬もいますけどね
なので、気性もリハビリには影響します。うるさい馬は直りが悪い(遅い)です。みんなが大人しくテクテクあるいてくれればこんなに楽なことはないですねぇ。
それは競馬に連れて行っている厩務員さんも思っているかもしれませんね。
では、次回は続き、修復期②を書きたいと思います。
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8/13(土)
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