カツラオー
ちょっと前の話になってしまいますが
3回福島競馬の1日目
メイクデビュー福島で
福島県にゆかりの競走馬がデビューしました
その名は「カツラオー」
東日本大震災の際に
双葉郡葛尾村(かつらおむら)にあった
「篠木牧場」から避難した母馬の
お腹の中にいたのが、この「カツラオー」だそうです
その後、茨城県で無事生を受け
今回競走馬としてデビューできたというわけです
そのデビューまでの様子が
今日の深夜
「ふくしまをみつめて ふるさとに駆ける・競走馬カツラオー」
として放送されるようです
(福島放送ですので、福島県の方しか見られないのかも・・・)
篠木牧場さんのことは実は昨年も御紹介させていただきました
https://blog.jra.jp/onsen/2012/08/24/
その際に紹介した「ヒヤマサンデー」の弟が
この「カツラオー」ということもあり
私もそのデビューに注目していました
デビュー戦の成績はいまいちだったかもしれませんが
元気に走る姿が
いまだ
「避難指示解除準備区域」
「居住制限区域」
「帰還困難区域」
に指定され、復興途上の葛尾村に
エールを送ることになるのではないかと思います
兄のように、常磐支所でリハビリをすることにならないように
弟は、無事に走り続けてもらいたいものです
さて、今回は温泉の温度について
常磐支所で利用している温泉は
「常磐湯本温泉」で
湯本の温泉街もスパリゾートハワイアンズも同じ温泉を利用しています
源泉は58℃と、とてもそのままでは入れません
常磐支所まで送られてくるまでに、若干温度は下がりますが
それでも水を加えて、温度調節する必要があります
それでは馬にとって何度が快適なのでしょうか?
前回同様心拍変動解析を使って調べてみました
結果はこちら
34℃(34~36℃)、38℃(38~40℃)、42℃(42~44℃)
で比べてみると
38℃では、心拍数は減少し、副交感神経が緊張してリラックス
42℃では、心拍数は増加し、交感神経が緊張して興奮
している状態でした
熱い温度に比べれば、まだ34℃の方がリラックスできているようです
私もどちらかと言えばぬるめのお湯の方が好きですが
馬も熱いお湯は苦手なようです
でもこれは馬に限った話ではなく
人間も同じなんだと思います
「いや~、やっぱりお風呂は熱くないとな~」
なんて熱々のお湯にいかにも気持ちよさそうに入っている人も
絶対に交感神経が緊張しているはずですから
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