【競馬学校】騎手課程26期生 入学前研修開始
寒い日が続きますね。その上空気の乾燥がひどく、静電気持ちとしては触るものみな「バチバチ」で不快な日々です。
そんな中、競馬学校は「来る人去る人」。まず来る人として、騎手課程(第26期生)入学予定者が、19日から研修を実施しています。研修は入学式(4月4日)の前日まで、2週間にわたり続きます。この間、休日はありませんので、事実上卒業の日までの、中央競馬の騎手になるための長く厳しい合宿鍛錬がスタートしたわけです。ちなみに、本日(20日)のスケジュールは、
5:40      起床・検量・点呼・体操 
6:00      きゅう舎作業(管理馬 2頭) 
7:00      朝食・休憩 
7:30      きゅう舎作業(朝作業の残り)*寝藁返し・飼桶洗い等 
8:00      装鞍 
8:30      曳き馬 
8:45      実技(乗馬訓練) 
10:10 騎乗馬 手入れ(後は朝作業の残り)
11:00    きゅう舎作業(寝藁返し・ボロ取り・飼付) 
12:00 昼食・休憩
13:00    きゅう舎作業(寝藁返し・ボロ取り・飼外し) 
13:15    講義 馬具の手入れの仕方 
14:30    講義 基本的生活態度   *あいさつ・お辞儀を中心に練習 
16:00    きゅう舎作業(ボロ取り・掃き掃除・飼付等) 
17:00    トレーニング 
18:00    夕食・休憩 
19:30    きゅう舎作業(ボロ取り・水変え・飼付等) 
20:00    点呼・自由時間 
22:00 消灯
となっており、後半の日程では実技で乗る鞍(馬)の数が増えていきますが、これは入学してからの生活とほとんど変わらないものとなっています。
また、今日は特に「あいさつ」や「お辞儀」の練習を入念に行いました。
 競馬学校テキスト「生徒の心構え」から、加藤和宏調教師が騎手時代の「人間的にも大事なことというのはまずはやはり礼儀、あいさつだ。僕らは一言あいさつしても聞こえないときは、何回でも相手が聞き返すまであいさつした。今の子供は小さく、もぞもぞと言って聞こえても聞こえなくてもいいや、そういうのがあるから、はっきりした態度でした方がいい。そうしないと相手も返ってこないから。そして今度自分が聞きたくとも相手が悪いとか何とかになると、やはり先輩たちも本当に教えてやろうということも教えなくなってしまう。」というお話を取り上げ、生徒たちへの教訓としました。
 競馬学校テキスト「生徒の心構え」から、加藤和宏調教師が騎手時代の「人間的にも大事なことというのはまずはやはり礼儀、あいさつだ。僕らは一言あいさつしても聞こえないときは、何回でも相手が聞き返すまであいさつした。今の子供は小さく、もぞもぞと言って聞こえても聞こえなくてもいいや、そういうのがあるから、はっきりした態度でした方がいい。そうしないと相手も返ってこないから。そして今度自分が聞きたくとも相手が悪いとか何とかになると、やはり先輩たちも本当に教えてやろうということも教えなくなってしまう。」というお話を取り上げ、生徒たちへの教訓としました。
 研修生は練習の後、事務所内を回ってあいさつの練習成果を披露していましたが、あ いさつとは人間関係のはじまり。馬に乗る技術を磨く以前に、基本的な礼儀作法から習得してもらうことは人として最も大事なことだと思います。(*写真については、正式入学前の研修生のプライバシーに配慮し、一部修正しております。ご了承ください。)
 いさつとは人間関係のはじまり。馬に乗る技術を磨く以前に、基本的な礼儀作法から習得してもらうことは人として最も大事なことだと思います。(*写真については、正式入学前の研修生のプライバシーに配慮し、一部修正しております。ご了承ください。)
変わって去る人は、まず、きゅう務員課程の平成18年度10月生が卒業。色々と話題と個性派が多く、今後も我々の記憶に残るクラスでしたが、6か月のカリキュラムを終えて巣立っていきました。
東西のトレセンで、さらに立派なホースマンに成長してもらいたいものです。
 
  
 
また、中山グランドジャンプ・ペガサスジャンプステークスに出走予定のオセアニア馬4頭が、検疫を終え、中山競馬場に移動しました。写真左はノーヒーロー(NZ)のポール・ネルソン調教師。写真右のチェスに興じているのはリアルトニック(NZ)のブレット・クロージャー攻馬手。

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