【美浦TC】馬の病院
皆さんは馬の病院がどうなっているかご存知ですか?今回は馬の病院『競走馬診療所』に勤務する獣医さんからのレポートです。
こんにちは。
競走馬診療所は、管理課、診療課、検査課、防疫課の4課から構成されており、約50名のスタッフが所属しています。
ここでは、美浦トレーニング・センターにいる約2,000頭の競走馬に対し「疾病の診断・治療」、「伝染病予防など防疫業務」、「競馬出走の適否を判断する馬体検査業務」、「禁止薬物使用の未然防止とその指導」、「装蹄業務」、および「調教飼育管理や保健衛生に関するコンサルタント業務」などの幅広い業務を行うことで、競走馬の健康管理と競馬の公正確保に貢献しています。
診療所には治療室、手術室、入院施設、装蹄室などいろいろな施設がありますが、馬は非常に体の大きい動物であるため、どれもビッグスケールです。
写真の見慣れない鳥居のようなものは枠場と呼ばれるものです。
この中に馬を入れ、しっかりと保定することで、治療や検査を安全に行うことができます。
普段は非常におとなしい馬ですが、獣医師にあちこち体を触られたり、注射をされたりするのはやっぱり嫌みたいですね。馬は非常に賢く、嫌なことをする人をよく覚えています。中には獣医師の服装を覚えてしまい、近付くだけで怒る競走馬もいます。せっかく頑張って治療しているのに…。
これからも競走馬診療所の様子を定期的にレポートしていきますのでお楽しみに!
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