【競馬学校】秋深し ジャパンカップの頃かな・・・
騎手課程卒業生(17期生)の記念植樹の柿が実をつけ、いよいよ晩秋、日毎寒さがつのるのを感じる日々であります。
さて、今週はジャパンカップ。出走予定の外国馬4頭が、競馬学校国際厩舎で輸入検疫をうけています。調教時間になると、生徒たちが厩舎作業の合間を縫って外国馬のうごきを熱心に見学しています。
国際厩舎の食堂は、各馬の関係者で1年で最も賑わいを見せていますが、その中で、イギリス馬3頭(シックスティーズアイコン・パープルムーン・ペイパルブル)の関係者は和気あいあい。
パープルムーン(せん5)のイアン・ウィローズ攻馬手(上の写真の後列中央)は、05年優勝馬アルカセット等と一緒に数回来日しており、メンバー最年長ということもあってイギリス勢のムードメーカーとなっています。「気性の激しかったアルカセットよりも扱いやすい馬。昨年は3200mのメルボルンカップ2着もあるが、ベストの2400mに照準を合わせて来た」。とのことでした。
昨年7着に続き、2度目の挑戦となるペイパルブル(牡5)今シーズンはキングジョージ(7月)で2着など好調。「1年で気性面の成長が著しい。長距離輸送に馴れた今年は昨年からの上積みが見込める」。と雪辱に虎視眈々。
一昨年のセントレジャー馬で、夏G3を3連勝した上昇馬シックスティーズアイコン(牡5) 競馬学校では軽めの調整ながらも、弾むような動きが夏からの好調維持をうかがわせます。
以上3頭に、アメリカのマーシュサイド(牡5)を加えた外国勢4頭が、ダービー馬3頭をはじめとする日本勢とどういったレースを繰り広げるか?11月30日が注目ですね。