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2012年2月

西村修一彫刻展開催中のお知らせⅠ

平成24年3月1日(木)

馬事公苑では、只今ホースギャラリーにて『西村修一彫刻展~馬の心を彫る~』を開催中です。期間は2012年4月26日(木)までです。西村氏は、馬像彫刻を60歳の時に始められていますが、創作意欲は衰えることなく精力的に多くの作品を発表されてきました。なお、作品の一部はJRA馬事公苑、三木ホースランドパーク、JRA競走馬総合研究所など馬関係の施設に設置されています。ホースギャラリーの入館料は無料です。

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2月の馬に親しむ日

平成24年2月26日(日)

本日は、「馬に親しむ日」が開催されました。13時30分から石垣スタンド前走路にて、弦巻騎道スポーツ少年団軽乗チームによる軽乗と、フリーダムホースショーの演技が行われました。

まずは、軽乗の演技です。

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お客様の前で演技することは、軽乗チームの皆さんのモチベーションを高め、演技にも磨きがかかります。今後も軽乗チームの応援をよろしくお願いします。

次は、フリーダムホースショーの演技です。

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ピノータ号との息のあった素晴らしい演技でした。

このあと14時から馬車試乗会、体験乗馬、およびミニチュアホースとの「ふれあいコーナー」が行われました。

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馬車試乗会は、桜並木の一角にある馬車駅にて乗車した後、馬車道(お花畑の外周)を1周し、馬車駅に戻ったところで乗り代わります。

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次に体験乗馬です。

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体験乗馬には、親子乗り・一人乗り・補助(警視庁第三方面騎道隊騎馬隊の方と乗る)の3種類があります。今回は、親子乗りと一人乗りをご紹介します。

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↑おじいさんとお孫さんが一緒に乗馬を体験されました。

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↑馬上のお子様は、ご家族の方がカメラを構えている方向を向いています。只今、記念撮影中。

ふれあいコーナーも大盛況でした。

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四季のいろどり16<福寿草と紅梅とガウチョ号>

平成24年2月24日(金)

今日は、散策するのにとても良いお天気になりましたので、アンダルシアンホースダンスでおなじみのガウチョ号とともに苑内を回ってみました。

まずは、『フクジュソウ(福寿草)』の花壇をご案内します。

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『フクジュソウ』の花壇は、花畑の馬車駅側入り口から入ると左方向にあります。ガウチョ号は、ちょうど入り口のところにいるので、写真で見ると右側になります。

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花壇の『フクジュソウ』は、これから見ごろを迎えると思われます。

次にオリンピック記念碑脇の早咲きの紅梅をご案内します。

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オリンピック記念碑脇の紅梅は、満開に近づきました。

ウメひろばの早咲きの紅梅もご覧ください。

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↑ウメひろばで一番先に開花した木。枝の上部に沢山花をつけています。

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↑ウメひろば奥の走路寄りの早咲きの紅梅。ガウチョ号が前肢で、その木を教えています。

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↑シーソー近くの紅梅です。暖かな桃色に色づいてきました。

花の様子を見終えたあと走路で演技の練習が行われました。

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↑たまたま遠足に来ていた近所の保育園の子供たちが練習の様子を見て喜んでいました。

練習が終わると厩舎に戻り体の手入れを行います。

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アンダルシアン種という馬の鬣や尻尾は、豊かでウエーブがかかっているのが特徴です。上の写真は、ガウチョ号の鬣をさらに美しく保てるように手入れをしているところです。

アンダルシアンの演技は、1月15日の「馬に親しむ日」に行われました。「1月の馬に親しむ日」というタイトルでブログにも載せてありますので、こちらも参考にご覧ください。https://blog.jra.jp/bajikouen/2012/01/1-0842.html

なお、あさって2月26日、「2月の馬に親しむ日」が開催されます。詳しくは、H.Pをご覧ください。(こちらをクリックするとH.Pへ⇒http://jra.jp/bajikouen/html/20120122.html

2月26日(日)に皆様のお越しをお待ちしています。

四季のいろどり15<調教>

平成24年2月22日(水)

今回は、馬事イベントや馬事普及に活躍する馬たちの調教の様子をご紹介します。最初に、さくら号(栗毛:全身の被毛が栗色)の馬車調教の様子です。

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↑馬車を引く訓練をしている「さくら号」(1)

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↑馬車を引く訓練をしている「さくら号」(2)

馬に馬車を引かせるには、そのための馴致調教が必要です。馴致は特殊な馬装具(ハミ頭絡、大腹帯または鞍、馬車用胸がい)を装着し、2本のロングレーン(長手綱)を使用して行います。2本のロングレーンは一端をそれぞれハミ鐶と連結させ、大腹帯の馬の背(キ甲に近い)の部分に付いている鐶(リング、左右各1)または鞍を装着している場合はあぶみに通し、長さ(馬と調教者の距離)を調整しながら使用します。調教者は馬の左右斜め後ろの視界に入る位置(馬は両眼で350度の視野をもつ)にあって、馬にプレッシャーを与え馬を前進させます。調教者はロングレーンを通して馬に合図を送り、進め、止まれ、右へ、左への指示に従うよう馴らしていきます。この馴致はドライビングと呼ばれ、普通、騎乗馴致(ブレーキング)の過程で行われています。馬が指示通りに動かないときは、補助者が馬を引いて誘導します。体験乗馬でお馴染みのサクラ号はもちろんこの段階をクリアしていますが、今回、行っているのは馬車を引く訓練です。タイヤに結んだロープの一方を胸がいに取付けてタイヤを引く訓練をしています。タイヤを引くのに馴れたらタイヤに人が乗って引く練習をします。馬に恐怖心を抱かせないよう段階を踏んで徐々に馴致していくと、馬は馬車を引けるようになります。

次は放牧場で公開調教を行っていたブラックミニ号(青毛:全身の被毛が黒色)の様子です。

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↑台乗りの練習

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↑寝転びの練習。今日は、担当職員が後輩職員に指導を行っていました。

メーンアリーナでは、障害飛越の練習が行われていました。沢山の馬が練習をしていましたが、2頭の芦毛馬、フリーデンアミーゴ号とリッヒーライアン号に注目してみました。(芦毛:全身の被毛が灰白色)

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フリーデンアミーゴ号の飛越

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フリーデンアミーゴ号。調教訓練は、障害飛越部門の担当責任者の指導を受けながら行います。

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↑リッヒーライアン号の飛越(1)

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↑リッヒーライアン号の飛越(2)

フリーデンアミーゴ号とリッヒーライアン号の両馬は、練習でしたが見事な飛越を披露してくれました。

今日は、調教後に、リッヒーライアン号の厩舎も訪ねてみました。

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↑運動後は馬房前の洗い場にて、体の手入れ(洗浄・清拭・蹄油塗り、ごく軽いケガの手当て等)を行います。写真は顔を清拭しているところです。

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↑馬の歩様などに異常を感じたら本厩舎地区にある馬診療所で獣医師の診察を受けます。

さて、久しぶりに馬の調教風景をご覧いただきましたが、最後に『ウメ』と『フクジュソウ』の開花状況をお届けします。

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↑オリンピック記念碑の紅梅は、7~8分咲きになりました。

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花畑に植樹されている松の木の下で開花した『フクジュソウ』です。いっきに花が開いたようです。

それではまたお便りします。次回をお楽しみに!

四季のいろどり14<ウメ開花情報Ⅸ&少年団大会>

平成24年2月19日(日)

今日はお天気には恵まれましたが、日中の気温は6度と寒い一日となりました。しかも、最近は、日中の気温が10度を下回る日が多く寒い日が続いています。

初めに、ウメ開花情報です。

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↑オリンピック記念碑脇の早咲きの紅梅は、5分咲ぐらいになりました。

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↑ウメひろばの紅梅です。

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↑ウメひろばのシーソー脇の紅梅も見ごろに近づいてきました。

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↑お花畑の白梅です。

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↑お花畑の白梅は、2分~3分咲きといったところでしょうか。

<ウメ開花情報は、四季のいろどり2~13号>も参考にご覧ください。

今日は、関東乗馬少年団大会がおこなわれました。

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↑午前中は、インドアアリーナにて競技が行われました。インドアの大会としては今年初めてになります。

午後は、メインアリーナで競技が行われました。

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選手で活躍した人、あるいは競技の準備や使役など大会の運営に携わった人。大会関係者の皆様に支えられながら少年団の皆さん一人一人がこの大会を成功させるためがんばりました。

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↑今日の最後は『フクジュソウ』です。開花した数が増えてきました。

春は、まもなく訪れるようです。それではまたpaper

四季のいろどり13<ウメ開花情報Ⅷ&冬景色Ⅱ>

平成24年2月17日(金)

昨日は大変寒く感じられましたが、本日は青空が広がり穏やかな一日となりました。今回はウメおよびフクジュソウの開花状況と、例年春の大会シーズンを迎える前に実施している排水溝の清掃、修繕の様子をお伝えします。

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↑オリンピック記念碑脇の紅梅

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↑ウメひろば

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↑ウメひろばのウメ。枝の上部は、華やかになってきました。

 <ウメ開花情報>は、四季のいろどり2~12号のブログも参考にご覧ください。

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↑先日開花した『フクジュソウ』は、花びらを目一杯広げていました。 『フクジュソウ』の黄色い色は心を明るくしてくれるような暖かさがあります。春の足音が聞こえてくるようです。

さて、3月に入ると、春の大会シーズンの到来を感じさせるかのように、馬事公苑を会場とした他団体主催による大会が増えてきています。普段、一般公開されていないインドアアリーナ地区(インドアアリーナ&サウススクエア)は、日常の訓練などに使用されています。そこで、大会や訓練に支障を来たさないよう、本日はサウススクエアの馬場周辺の整備が行われました。

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↑インドアアリーナ地区で、右手のJRAマークのある建物がインドアアリーナです。インドアアリーナで大会が実施される時は左手の白い柵で囲ってある砂馬場(サウススクエア)が、準備馬場 となります。

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↑サウススクエアの側溝の掃除と補修  側溝は、馬場の排水効果を高める目的で造られました。今日は、雨水が側溝を流れやすくなるよう、サウススクエアの側溝内に詰まった落ち葉や泥などを取り除き、側溝のセメントなどを補修する作業を行いました。大会などがあまり行われない冬季に、このようなメンテナンス作業は実施されます。

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↑準備馬場の脇には、『カワヅザクラ』が植えられています。

今年の『カワヅザクラ』は馬事公苑全体からみても、まだ開花が見られません。ところでインドアアリーナ地区では、大会が行なわれていない時は立ち入り禁止となります。そのため同地区に植えられている『カワヅザクラ』は、普段、見ることはできません。しかし、『カワヅザクラ』は正門近くのメーンアリーナや馬車道にもありますので、今後の開花情報を楽しみにしていてくださいね。

それではまたmailtoお便りします。

四季のいろどり12<ウメ開花情報Ⅶ>

平成24年2月15日(水)

ウメ開花情報をお届けします。

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ウメひろばの奥の走路側です。走路では、馬車が練習をしています。

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一番はじめに開花した梅の木も花を沢山つけ始めました。

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シーソー近くの梅の木です。

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オリンピック記念碑の紅梅です

ウメ開花情報は、四季のいろどり2~11号も参考にご覧ください。

次回も楽しみにしていてください。

四季のいろどり11<ウメ開花状況Ⅵ&福寿草>

平成24年2月12日(日)

こんにちは。今日も<ウメ開花情報>からお伝えします。

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お花畑の白梅の開花

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お花畑の白梅も遅れじとばかりに開花の数が増えました。

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オリンピック記念碑の梅も いろどりを増しています。

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もうまもなく開花する『ベニチドリ』の枝。ウメひろばには、このように蕾を膨らませている梅の木が沢山あります。

<ウメ開花情報>は、2~10号をご覧ください。

次に、お花畑の福寿草が一輪ほど、開花したのでお伝えします。

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連日暖かい日が続いておりますが、『カワヅザクラ』の開花は、もう少し先のようです。

これからのお便りを楽しみにしていてくださいね lovely

四季のいろどり10<ウメ開花情報Ⅴ&ドレッサージュアリーナ周辺>

平成24年2月10日(金)

こんにちは。四季のいろどり10号です。今日は、とても暖かい一日でした。しかし、6日(月)に雨が降り寒い日が続いたこともあり、春の訪れは昨年よりテンポが遅いようです。梅の開花がゆっくりしているように感じるのもそのためでしょうか。それでは、梅の開花情報からお伝えします。

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↑オリンピック記念碑脇の梅の木

少し離れたところからも開花し始め、彩りが鮮やかになってきている様子がわかるようになってきました。

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↑ウメひろば

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↑ウメひろばのシーソーに近い場所で開花した梅の木は、手に届く高さのところで、花をつけています。

<ウメ開花情報>については、四季のいろどり2~9号も参考にご覧ください。

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↑ウメひろば側から見たドレッサージュアリーナ。指導者が見守る中で調教がおこなわれていました。

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↑ドレッサージュアリーナ。馬はバルタザール号。調教者は指導者から調教についてアドバイスを受けています。

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↑ポケットで調教中のタリスマン号。ドレッサージュアリーナの武蔵野自然林側には、ポケットと呼ばれている馬場があります。

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↑ポケット。写真右側で一番手前の馬がタリスマン号。調教を終えたら、クーリングダウンを行います。同馬は調教者の出す合図や命令といったプレッシャーから解放され大変リラックスしています。写真上と下では馬の様子が全然違うのがおわかりいただけますでしょうか?

最後に、昨日おこなわれた馬車試乗会の様子から冬の馬車道をご紹介しましょう。

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↑桜並木の一角に馬車駅があります。実際に近い状況で馬車を引く経験を積むのも馬車馬の馴致調教(新奇環境に慣らす)になります。

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↑花畑の外周が馬車道になっています。馬車道周辺には、『ソメイヨシノ』や『サトザクラ』が沢山植えられています。葉の落ちた冬の並木もなかなか風情があります。まもなく、走路側の馬車道に植えられている『カワヅザクラ』が開花すると思いますので楽しみにしていてください。

また、お便りしますmailto

四季のいろどり9<ウメ開花情報Ⅳ&河津桜&菖蒲池>

平成24年2月5日(日)

ウメ開花情報からお伝えします。まずは、ウメひろばをご案内します。

↓ウメひろばで新たに開花した梅の木(シーソー手前の木)

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ウメひろばのブランコとシーソーの奥にある梅の木が新たに開花しています。シーソーに一番近い木です。その他のウメひろばの情報については、四季のいろどり6~8号をご覧ください。

次に、オリンピック記念碑脇の梅の木をご覧ください。

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花の様子は、記念碑側から武蔵野自然林の方向を写しました。

ウメひろばで、開花している木々も、オリンピック記念碑で開花している木もともに、『ベニチドリ』という品種の紅梅です。

白梅も、開花しましたので、お知らせします。

↓花畑の白梅の木です。

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白梅が一輪、開花しました。朝は、曇り空でしたが、お昼近くになって、青空がひろがりました。

さて、毎年、2月上旬に開花する『カワヅザクラ』についてお伝えします。今年は、寒さが強かったせいか、まだ蕾の状態になっています。

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今年は、寒さが強かったせいか、まだ蕾の状態のままです。昨年は、2月6日に開花していますが、今年は、もう少し時間がかかりそうです。

さて、話は変わりますが、日本庭園の菖蒲池にアオサギが飛来しました。

↓菖蒲池に飛来したアオサギ

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池を挟んで、カルガモ一家と交流しているようです。

暦の上では、立春が過ぎましたが、寒い日が続いています。しかし、確実に春は近づいているようです。寒い張り詰めたようなそれでいて澄んだ感触のなかで春を探しに馬事公苑を散策してみませんか。皆様のお越しをお待ちしています。