旅立ち
こんにちは。
昨日と本日、【冬季】利用馬の最後の2頭が函館競馬場から退厩しました。
前回もお話したように、5月下旬には函館競馬開催への出走を目指す競走馬達が入厩して
来るので、【冬季】利用馬は4月下旬までに退厩しなければいけないためです。
1頭(牡馬)は、ひだか町静内の生まれ故郷の牧場に行きました。
彼は、その牧場で、近日中に騎乗調教を再開する予定にしています。
今年の函館開催あたりで復帰してくれることを期待しています。
彼を担当したSHIMOさんも、楽しみにしているみたいです。
もう1頭(牝馬)の行き先は、JRA競走馬総合研究所・常磐支所です。
彼女は約6ヶ月間函館に滞在してくれたので、担当したISHIさんも少し寂しそうです。
退厩までにリハビリが終わった馬達は、トレーニングセンターや牧場に行きます。
でも、引き続き温泉に浸かりながら、リハビリを続けていきたい馬もいます。
このような馬には、常磐支所でリハビリを続けていくことをお勧めしています。
ご存知のように、常磐支所は競走馬のリハビリ専用施設です。
ウォーキングマシーン、ウォータートレッドミル、スイミングプール、etc.
でも、残念ながら函館競馬場には、これらリハビリ用の施設はありません。
競馬場なので広い馬場はあるのですが、初期のリハビリ直後の馬には広すぎるんですよね。
↑ 馬場はこんな感じです。「広くて気持ちがいいんだけどね。」(談)
また、常磐支所は人気があるので、入厩までに待ち時間が生じる場合があります。
このため、リハビリ初期は函館競馬場、中期以降は常磐支所という連携も行っています。
昨日出発した彼女も、リハビリの継続が必要なため、常磐支所行きを選択しました。
今後、今年の【冬季】利用馬達のリハビリが順調に進んでいきますように(祈)。