函館の春はいまだ遠く・・・
こんにちは。関東以南では桜が咲き始めた今日このごろ、函館は・・・雪です。先週は比較的暖かく、雪も解けていたんですが・・・。北海道暮らしが初めての筆者は寒さが苦手で、DAIGO並みにブルーはいっています。
温泉療養馬もせっかく春に向けてコートを脱ぎ始めた(冬毛が抜けて毛が短くなります)ところでしたが、この数日の寒さでまた毛が伸びてきちゃいました。
昨日は、月に一回の改装(伸びた蹄を切って新しい蹄鉄に打ちかえる)の日でした。函館には常駐の装蹄師さんがいないので、他の事業所から応援に来てもらい改装を行っています。
野生の馬はもちろん蹄鉄をはいていません。同じように蹄は伸びますが、地面との摩擦で減っていきますので自然に「つめきり」されていきます。しかし競走馬はスポーツ選手ですから野生の馬に比べてたくさんの運動をしますし、早いスピードで走らなければなりません。蹄が減り過ぎないように、また蹄が欠けたり痛んだりしては満足に走れませんからその保護のためにも蹄鉄は不可欠なのです。しかし、蹄鉄をはくと今度は蹄の底が地面とまったく触れなくなるので蹄が伸び続けます。そのために定期的に爪を切り、それに合わせた新しい蹄鉄をはかせてあげる必要があります。人と同じように、馬も伸びた爪を切って新しい靴(蹄鉄)をはくと、すっきりしたいい気分になるに違いありません(たぶんですが・・・)。
ということで新しい蹄鉄にはきかえて、気分一新、今日も温泉です。
さて
WBCでの日本チームの活躍には日本中が熱狂しましたが(筆者もその一人です)、あらためてスポーツの持つすさまじいパワーを感じました。横浜の村田選手の怪我は本当に残念でしたが、最高の舞台で最高のパフォーマンスを出す中で怪我は避けてとおれないものなんだなと思います(競馬にも同じことが言えるのでは)。競馬もいよいよ春のG1シリーズが始まります。WBCに負けないくらいの白熱したすばらしい勝負を皆さんに届けることができたらなあと1職員として感じます。また今週末のドバイ国際競走に参加する日本調教馬たちにもぜひ頑張ってきてもらいたいと思います。みなさん応援してあげてくださいね。