【競馬学校】ニホンゴ「スチューデント」カウンシル?

 このブログが、「サラブレ」12月号「Umaカルチャー」のコーナーで紹介されました。

 これでアクセスも少しだけ増えるでしょう(きっと)。これを励みに、一層がんばっていきたいと思います。

 さて、本題。昨日来日したジャパンカップダートに出走するアメリカ馬、

horse スチューデントカウンシル(STUDENT COUNCIL 牡・5歳)
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 今日は、体を慣らすように1400mの走路を1周ウォーキングの調教。
 昨日、「ええカラダしてますよ」と書きましたが、本日体重を測ったところ544キロ!の巨漢と判明しました!

 過去、ジャパンカップダートに出走した大型馬は、アメリカ勢がトップ2を占めており、
 1位 05年 タップデイ 564キロ(13着)
 2位 02年 リーバズゴールド 552キロ(9着)
となっています。レース当日の馬体重にも注目ですね。
 (ちなみに最も小型馬の出走は、00年 ナリタホマレの420キロ(9着)) 

 担当のジェサス・マルケス調教助手によると、輸送の疲れもなく、明日からキャンターで走らせ、土曜日には強めの調教をするそうです。

 これまでジャパンカップダートにおけるアメリカ勢の成績は、(1.0.1.10)。
 父キングマンボ(Kingmambo)という日本でもなじみの深い血統のスチューデントカウンシル。今年はデルマー競馬場でのパシフィッククラシックSのG1勝利があります。果たして03年のフリートストリートダンサー(日本における最も長い名前のGⅠ優勝馬としてもその名を印しています)以来のアメリカ馬のVとなりますでしょうか?

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 さて、同馬のスタッフはジェサス・マルケス調教助手(写真右)とメキシコ人のホセ・ゴンザレスきゅう務員(同左)。マルケスさんは、空いた時間に「あいさつ程度はできるようになりたい」とメモを片手に日本語の特訓中です。
 朝食の後も「オオシイカッタデス(『おいしかったです』)アリガト!」の声が響いていました。

 

【競馬学校】ヨーロッパ勢とJCダート

今日は、きっと年に何日かしかないような、雲ひとつなく空気が澄み渡った好天の朝で、本当にキモチ良かったです。まさに「早起きは三文の得」。首都圏ではかなり遠いところからも富士山を見ることができたようですね。

競馬学校のある白井市にも「富士」という地名があり、少し昔ならば、秋冬のこのような天気の時にはくっきりと富士山が望めたそうですが、最近では大気の汚れや高層建築などに阻まれ、なかなか見られるポイントが少なくなっているようです。

さて、そんなお天道様のもと、ジャパンカップダートに出走予定のイギリス馬2頭

horse ジャックサリヴァン JACK SULLIVAN(USA) せん6歳

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horse キャンディデート  KANDIDATE(GB) 牡5歳

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が調整を進めています(キャンディデートの写真はきゅう舎提供)。

 ヨーロッパはご存知のとおり、芝のレースが主流の中、イギリス馬がダートに出走ということで、またまたデータ(今まで不吉なデータばかりやないか)を披露しますと、

ジャパンカップダートに出走したヨーロッパ馬は過去5頭、そしてその結果は…

01年 アエスクラップ(ドイツ) 15着  キングオブタラ(フランス)16着

02年 パプウス(ドイツ) 16着

04年 オミクロン(ドイツ) 15着

05年 エキセントリック(イギリス)16着  

う~む。いわゆる(0 0 0 5)ですね(しかもみんな2ケタ着順)。

たしか、JRAの競走馬総合研究所で「本質的にはダートを苦手とする馬はいない」という説明を受けたことがありますが、陣営の本気度は?ということで、そのあたりを伺ってみました。

ジャックサリヴァンのアンドリュー・モリス調教助手は、ドバイでの好走実績(06年ゴドルフィンマイルでユートピアの3着)をあげ、キャンディデートのパトリック・デスモンド(通称「デス」)調教助手は、近走の敗因に「芝の道悪」をあげており、どちらも芝よりもダートの適性が高いことを強調しておられました。

アンドリューさんは、「ジャパンカップダートに出走する日本馬のレース映像として、武蔵野SとJBCクラシックを見ましたが、パワーとスピードを兼ね備えていなければ上位進出を果たせない。」と冷静に分析していました。

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上の写真は、朝食後のひとコマ。テーブル左はジャックサリヴァン陣営。手前から、パキスタン人のアジフ・アフマドきゅう務員、通称「デス」調教助手。右はキャンディデート陣営で、手前からアンドリュー・モリス調教助手、通訳の菱山公代さん、フランス人のソニア・ベランゲきゅう務員です。皆さんリラックスしておられますね。4人は同じきゅう舎かと勘違いするくらい、アットホームな雰囲気で白井の日々を過ごしておられますよ。

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お昼前には、同じくジャパンカップダートに出走予定のアメリカGⅠ馬、

horse スチューデントカウンシル(STUDENT COUNCIL 牡・5歳)

が競馬学校に到着(写真)、撮影はフェンス越しでしたが、見事な馬体に思わずうっとりです。15日にはジャパンカップに出走予定の4頭が一挙来日予定。あのhorseディラントーマスも!?一足はやく、競馬学校は「ジャパンカップウィーク」を迎えています。

 

【競馬学校】マイルCS外国馬ベクラックス~ジンクスを吹き飛ばせ!

マイルチャンピオンシップ出走のために来日した、米・ドライスデールきゅう舎のhorseベクラックス(せん・5歳)。

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shine『ベクラックス』とは「みなみじゅうじ座β星」の別名の意味だそうで、この星は「みなみじゅうじ座」にある2つの1等星のうちのひとつで、南十字星の左の一端を構成しています。

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担当するエンリケ・ヒメネスきゅう務員(写真右)は、
 「調教内容は予定どおり。ゲート試験もリラックスしてうけられたし、食欲も旺盛なので体調面は何の問題もありません。」
 「今シーズンはあまり結果が伴っていないが、不運な面もあったので気にしていません。レースに向けて馬をベストに持っていくことだけを考えています。」
 「白井での運動は月曜日まで同様のメニューをこなし、京都に移ってから速い調教をやることとなっています。」
 と淡々と語ってくれました。

実は、ベクラックスにとってはありがたくないデータなのですが、マイルチャンピオンシップは1998年より外国馬(いわゆるカク外)の出走が可能となっており、実際にカク外が初めて参戦したのは2003年。しかしながら、過去の成績は、

 03年 スペシャルカルドゥーンSpecial Kaldoun(フランス)9着(11人気)

トゥスール Tout Seul(イギリス) 16着(12人気)

 04年 ラクティ Rakti(イギリス) 14着(3人気)

 06年 コートマスターピース Court Masterpiece 7着(2人気)

と振るいません(ラクティの出遅れは記憶に新しいところですね)。

このあたりを調教助手のマルセリーノ・オレギンさん(写真左)に尋ねてみたところ、「そんなデータがあるのは初めて聞いた。まあ、そうだとしても気にしないし、この馬にそれだけの力があるならば、そんなジンクスは打ち破られることでしょう。」と一笑に付していました。今年は果たしてどうでしょうか?

ヒメネスさんとオレギンさんは、いずれもメキシコ出身。ヒメネスさんはゴルフがご趣味、オレギンさんは休日にサッカーをするのが楽しみ(ポジションはDF)とのこと。検疫が終了後は京都へ移動しますが、古都観光などはまだ眼中にないそうで、今は担当馬の好走だけを信じ、調整にあたっています。

到着時に撮影できませんでした、ジャパンカップ出走予定の僚馬horseアルティストロワイヤル(牡・6歳)の本日の調教時の写真もアップしておきます。

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【競馬学校】国際きゅう舎 再開

 先日のブログでもお知らせしましたが、競馬学校の輸入検査場所として再指定を受けたことに伴い、本日(6日)国際きゅう舎に、この秋初めての外国馬(アメリカ)2頭が到着しました。馬運車から降りてくる馬たちをフェンス越しに眺めながら、ようやく普通に戻ったことを実感しました。

horse ベクラックス(BECRUX(ITY)・せん5 写真はJRA撮影)      マイルチャンピオンシップ出走予定


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horse アルティストロワイヤル(ARTISTE ROYAL(IRE)・牡6)      ジャパンカップ出走予定
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の2頭です。アルティストロワイヤルの写真は後日アップします。(下の写真は調教時に着用する「特殊ゼッケン」です。)
 同行したマルセリーノ・オレギン調教助手によりますと、本国のドライスデールきゅう舎から約17時間かけての輸送だったとのことで、2頭は、明日は馬場入りせず、きゅう舎周りの曳き運動のみ行い、明後日から軽めの調教を開始する予定とのことです。
 人も馬も長旅お疲れさまでした。

【競馬学校】ジャパンカップに向けて!

プレスリリースのとおり、輸入検査場所としての競馬学校は、馬インフルエンザの発生により9月にその指定が取消しとなっておりましたが、昨日(11月1日)再指定を受けることができました。

ファンの皆さま方には、このままでは、秋シーズンはジャパンカップなどの国際競走に外国馬が出走しないのでは?とご心配をおかけしましたが、そういった事態を避けることができました。

(写真:競馬学校正門には、輸入検疫のための立ち入り規制区域を示す案内板を掲示しました。今でも入校の際には、全員に手指のアルコール消毒をお願いしています。)

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 さて、早速これを受けまして、6日(火)には、

horseベクラックス(BECRUX(ITY)・せん5)                             マイルチャンピオンシップ出走予定

horseアルティストロワイヤル(ARTISTE ROYAL(IRE)・牡6)                     ジャパンカップ出走予定

のアメリカのドライスデール調教師が管理する2頭が来日、競馬学校で輸入検疫をうけることとなりました。
 競馬学校での輸入検疫実施は7月(コイウタ・キストゥヘヴン・ディアデラノビア・ローブデコルテの4頭がアメリカ遠征から帰国した際の検疫)以来となりますが、万全の体制で受け入れたいと考えています。

 その後も続々外国馬が来日することと思いますが、随時、その情報や競馬学校での様子をこのブログでもお知らせしていきたいと思います。 

個人的には、凱旋門賞馬のhorseディラントーマス(DYLAN THOMASIRE)・牡4アイルランド)~ジャパンカップ招待を受諾~を、ぜひ日本のターフで見てみたいですね。

  

【競馬学校】白井市民ふるさとまつり ~ 匠の技に酔いしれて…

  競馬学校は、去る10月27・28の両日に行われた、地元の「白井市民ふるさとまつり」に協賛、「JRA競馬学校コーナー」を設けさせていただき、各種馬事イベントを展開しました。27日は、台風typhoonの影響をまともに受けポニーの試乗会を中止するなど、ご迷惑もおかけいたしましたが、大勢の方にご来場いただきましたことに心より御礼申し上げます。

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  今回騎手課程の生徒たちは、授業(社会奉仕)の一環として参加。24期生は「ジョッキーなりきり講座」と題して、普段授業や自主トレーニングで使用している「木馬horse」を持参し、子供たちに競走騎乗のフォームである「モンキー乗り」を指導しました。

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普段と違い教える側に回った生徒たちは、「楽しかったですが、教えてもらう立場よりも、教えることの方が難しいかもしれません」、「地元の子供たちがこれをきっかけに騎手を目指してくれたらいいのに」と感想を述べてくれました。

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また、26期生は、イベント会場内の清掃にもボランティア参加しました。

 ご存知のとおり、普段は生徒には厳しい食事制限restaurantngを課していますが、立ち並ぶ模擬店や露店を前に「おあずけ」というのはあまりにも切ない??ので、教官の「600グラムを厳守(600グラムまでなら摂取可)!」の号令に従い、少しですが自由時間を設けて、飲食noodleを認めokることになりました(翌日の検量は全員無事にパスしましたので、ホッとひと息)。

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生徒たちが一所懸命やっている姿を見せられれば、職員も負けてはいられません。

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造鉄(馬の蹄鉄づくり)実演会場では、10月22~23日に宇都宮市で行われた「第60回全国装蹄競技会」(全国各地から選出された装蹄師がその技術や知識を競う競技会)で見事優勝し、「日本一の装蹄師crown」の称号を得た、競馬学校診療所所属の能登拓巳(のとたくみ)職員が、一本の鉄の棒から蹄鉄を造り出す、まさに「匠の技」を披露。集まった皆さんからさかんな拍手を浴びていました。

競馬学校には、常時約160頭の教育用馬が在籍していますが、これらの馬のツメのケアには、6名の装蹄師がスタッフとしてあたっており、能登職員の他にもチャンピオンの座に輝いたことのある職員が3名います。非常に高いレベルの装蹄技術が、生徒たちの訓練を影で支えているのです。

【競馬学校】騎手課程27期生 合格者発表

 来年4月に入学予定の「競馬学校騎手課程 27期生」の選考が終わり、本日合格発表を行いました。(写真は9月27日~30日に実施した2次試験のひとコマです)

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合格者は、

片山 文裕 (かたやま ゆきひろ) (15歳)  高知県出身

嶋田 純次 (しまだ じゅんじ) (14歳) 埼玉県出身

杉原 誠人 (すぎはら まこと) (14歳)  埼玉県出身

高嶋 活士 (たかしま かつじ)(14歳) 千葉県出身

竹山 直希 (たけやま なおき)(15歳) 兵庫県出身

川 駿輝 (たにかわ としき)14歳) 青森県出身

菱田 裕二 (ひしだ ゆうじ) (15歳) 京都府出身

藤懸 貴志 (ふじかけ たかし)(14歳) 長野県出身

  一馬 (もり  かずま) (14歳) 神奈川県出身

横山 和生 (よこやま かずお) (14歳) 茨城県出身

以上の10名です。(五十音順、いずれも男子。年齢は10月26日(金)現在)

 ちなみに、今年の応募状況は、

  応募者数 148名  一次受験者数 139名  一次試験合格者 27名

で、応募者(受験者)数は昨年を少しばかり上回り、学校一同ホッとしておりました。

 また、先日このブログ上で募集いたしました、「未来のお宝?プレゼント」に多数のご応募をいただき誠にありがとうございました。当選者の発表は賞品の発送をもって代えさせていただきます。また、ゲリラ的にプレゼント等を行うかも知れませんので、要チェックですよ!

【競馬学校】騎手課程24期生 第1回模擬レースリポート

11日、これ以上ない秋晴れの下、騎手課程24期生は第1回模擬レースを行いました。競馬学校にお越しいただき、レースをご覧いただいた皆さんありがとうございました(遠方からの方も多数おられ大変恐縮いたしました)。

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さて現役ジョッキー5名を迎えて実施したレースは、なんといずれも生徒のワン・ツー・スリーと上位独占!彼らにとっては初めての実戦形式でしたが、幸先の良いスタートとなりました。

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《第1レース》  距離 1,000mダート 馬場:良  発走時間13:30

1着 ① 大江原 圭(24期生) マーズエクスプレス  1分02秒4

2着 ③ 伊藤 工真(24期生) オーセシボン       3/4馬身

3着 ⑤ 三浦 皇成(24期生) メジロカペラ                       1馬身

4着 ⑥ 武士沢友治(騎手)  アポロターボ         2 1/2馬身 

5着 ② 津村 明秀(騎手)   アロハスピリッツ       5馬身

6着 ④ 吉田 隼人(騎手)   モンテゴールド          3馬身

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 武士沢が先行したが好位追走の大江原が、直線抜け出し勝利。G前強襲の伊藤が2着。三浦は早めに負かしに行ったが伸びきれず3着。吉田隼は出遅れが痛かった。

《第2レース》  白井市商工会長賞

 距離 1,700mダート 馬場:良  発走時間14:20

1着 ⑥ 大江原 圭(24期生) パスアンドゴー    1分55秒6

2着 ③ 三浦 皇成(24期生) マイネルポロネーズ    3馬身

3着 ⑧ 伊藤 工真(24期生) メイショウモリゾー      ク ビ

4着 ⑤ 吉田 隼人(騎手)   タマモピーカブー     10馬身 

5着 ② 武士沢友治(騎手)   タマモシャイン              3馬身

6着 ⑦ 津村 明秀(騎手)    クウェストルージュ      7馬身

7着 ① 石橋 脩(騎手)         メイショウタカナミ       5馬身

8着 ④ 吉田 豊(騎手)       サイバートランス         6馬身

   ダッシュ良くハナを奪った伊藤の大逃げを、4コーナーで大江原と三浦が捉え、直線の叩き合いを大江原が制す。逃げ粘った伊藤が3着に入り、2レース連続の騎手課程生徒が上位独占。ここもジョッキー勢に見せ場さえ作らせなかった。

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  2勝を挙げた大江原は、「レースで1着になれて本当に嬉しい。力のある馬に乗せてもらったので、実力が引き出せてよかった。」と喜びの声を語ってくれました。ちなみに模擬レースで1日2勝は競馬学校史上初のことでした。他の生徒2人も、「残りの模擬レースでは絶対1着を取る!」と雪辱を誓っていました。

《現役ジョッキーのひとこと》

 吉田 豊(10期生)    久々に競馬学校のコースで乗れて、昔を思い出しました。これからも初心を忘れず騎乗します。

 武士沢友治(13期生)  コースは生徒時代には大きいと思っていたのに、こんなに小さかったのかという印象です。自分自身はあまり勝負に参加できなかったのが残念。生徒は頭数も手ごろだったせいか、無難に乗れていたが、コーナーの回り方とか、まだまだ未熟なところもあった。

 石橋 脩(19期生)    後輩が一生懸命乗っている姿は嬉しかった。今日のところは完敗だが、騎手になったら勝負の厳しさを教えてあげたい。

津村明秀(20期生)    別に…(笑)。久々の母校、地元(千葉県出身)ということもあり、とても楽しく乗れました。

吉田隼人(20期生)    模擬レースに呼ばれて勝ったことがないので、今日こそは勝ちに行こうと思って乗ったが残念でした。

 

実戦形式の模擬レースは、第2回は11月に競馬学校、第3回は12月に中山競馬場へ場所を移して実施します。

ここでお詫びですが、例年12月の模擬レースは競馬開催日にも実施していたのですが、生徒が3名のため、生徒だけでのレース実施が不可能と判断しましたので、残念ながら今年は平日のみの実施となりました。

年に一度の開催日模擬レースを楽しみにされている方がたくさんおられるのを十分承知しておりますので、その代わりに、何らかの形で皆さんに中山競馬場で彼らの騎乗ぶりをご覧いただけるようなイベントを企画中です。また、このブログでもお知らせいたしますので、もう少々お待ちください。

この日の模様は、高橋摩衣さんが「ターフトピックス取材日誌」でも楽しいリポートをアップされておられますので、こちらの方もぜひご覧ください。https://blog.jra.jp/tt_miho/

《模擬レース 未来のお宝?プレゼント》

 ここでささやかながら、ブログをご覧の皆さんにプレゼントです。

★ 第1回模擬レース騎乗の現役ジョッキー5名の寄せ書きサイン色紙:2名様

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★ 競馬学校24期生3名の寄せ書きサイン色紙(写真):3名様

★ 当日ご来場いただいた方にお配りした「出馬表セット」:5名様

メールのタイトルを「お宝プレゼント」としていただき、

・ 住所 氏名 年齢

・ ご希望の賞品

・ 競馬学校ブログのご意見・ご感想

を明記していただき、

schoolevent@jra.go.jp

までご応募ください。締め切りは10月19日(金)です。

*個人情報保護を遵守いたします。

【競馬学校】騎手課程24期生 いよいよ実戦訓練!(明日第1回模擬レース)

「競馬学校ブログ」もこの10月で2年目を迎えました。最近は少し更新が滞り、申し訳ありませんでしたが、卒業~騎手免許取得に向けて奮闘する騎手課程24期生の模様を中心に、「競馬学校の今」をできるだけリアルタイムにお伝えすべく、少し鞭を入れていきたいと思います。(ブログにたどり着くまで遭難しそう~との声も多いので、もう少しアクセスしやすいよう、「大本営」と交渉中です…)

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 9月18日に約1年間のきゅう舎実習から帰校した騎手課程24期生の3名は、明日11日に競馬学校で第1回の模擬レースを行います。

 当日は、美浦トレーニング・センターから騎手課程OBである現役ジョッキー(吉田豊〔10期〕・武士沢友治〔13期〕・石橋脩〔19期〕・津村明秀〔20期〕・吉田隼人〔20期〕)5名を迎え、1R(ダート1000m)と2R(ダート1700m・白井市商工会長賞)に臨みます。

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 騎手課程24期生の3名が、初めての実戦形式となる明日の騎乗を控えての抱負を語ってくれました。

 

     伊藤 工真(いとう たくま) 福島県出身

「馬の気分を損ねないことと、周りに迷惑をかけないことに注意して乗りたい。きゅう舎実習でたくさんのレースを見てきました。ぜひ1着になって、レースに勝つということを早く味わいたいです。騎乗姿勢をよく見てください。」

 

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大江原 圭(おおえはら けい) 茨城県出身

「騎乗馬は、初めて乗る馬なので緊張しますが、出来るだけ無駄なく、スムースなレースがしたいと思います。必ず先頭でゴール板を駆け抜けるぞ!という気持ちです。とりあえず一所懸命です。」

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三浦 皇成(みうら こうせい) 東京都出身

「距離のロスには十分気をつけて、スムースな競馬を心がけます。どちらも能力がある馬に当ったので、力を余すことなく勝つことを目指して頑張ります。できればレースを楽しみたいですが、さすがにそんな余裕はないでしょうね。」

 

今日は、実際に自分の騎乗馬の斤量に合わせて鞍をつくり、検量を体験してみました。現役ジョッキーに負けないようにがんばれ(とりあえず落ちずに回ってこいよ)24期生!

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【競馬学校】騎手課程25期生 きゅう舎実習へ! 

 騎手課程25期生は今日(13日)1年間にわたるきゅう舎実習のため、栗東・美浦の両トレセンに旅立っていきました。

 教官や寮監さんたちから「ケガをしないように」「(悪さをして)途中で帰ってくるな!」「おやつを食べ過ぎないようにネ」と激励の言葉が飛び、生徒たちも「しっかりがんばってきます」と答えていました。

 この日から実習に入る騎手課程25期生の面々は、

小野寺祐太おのでら ゆうた 宮城県出身 美浦・伊藤正徳きゅう舎(実習先・以下同じ))

國分 恭介こくぶん きょうすけ 茨城県出身 栗東・五十嵐忠男きゅう舎)

國分 優作こくぶん ゆうさく 茨城県出身 美浦・国枝 栄きゅう舎)

松山 弘平まつやま こうへい 兵庫県出身 栗東・池添兼雄きゅう舎)

丸山 元気まるやま げんき 群馬県出身 美浦・根本康広きゅう舎)

の5名(写真は美浦実習組の3名。左から丸山・國分優・小野寺)。ちなみに國分恭介(弟)と優作(兄)は双子の兄弟です。

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 出発直前の彼らに話を聞いてみました。

Q.競馬学校での基礎課程や合宿生活をふりかえって

 入学当初は何をするにも時間がかかり大変でしたが、きゅう舎作業の要領や馬乗りも上達したと思います。

 走路での競走騎乗ができるようになったし、筋力もつきました。

 一日中たくさんの目上の人と接することで、言葉づかいやあいさつなどが身につきました。

 Q.きゅう舎実習で一番課題にしたいところは?

  ・ 競走馬は色んなタイプがあると思うので、今まで以上に馬のことを理解して、どんな馬でも乗りこなせるように努力したい。

 人間関係。きゅう舎の方にかわいがってもらえるようになりたい。そのためには「信頼関係」を得られるよう、日々努力していきたいです。

 Q.ひとこと実習への抱負を

  「これからどんな1年間が待っているかわからないけど、自分の精一杯の力を出して頑張りたい」(小野寺)

  「毎日の騎乗を大切にしながら、向上心を持ち、自分に甘えることない実習生活を送りたい。」(國分恭)

  「勝負の世界に入ることになるので、自分に厳しく成長していきたいです。」(國分優)

「トレセンでの生活は初めてのことばかりで不安もありますが、しっかり努力して頑張りたいです。」(松山)

「失敗してもくよくよせず、一生懸命頑張り、笑顔を絶やさずいきたい。」(丸山)

トレセンの皆さん、25期生をくれぐれもよろしくお願いします!

さて、25期生は実習出発に先立ち、中山競馬場で「騎手付研修」を行いました。

検量室周りで騎手のお世話をする(「バレット」と同じ動きをすると考えていただければ良いかと思います)ことで、レース前後の騎手の動きを体得しようというもの。

今回は中舘・武士沢・村田・丹内・大野の各騎手にマンツーマンで「弟子入り」させてもらいました。その模様をアップします。

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