【競馬学校】コートマスターピース始動

Photo_17

コートマスターピース(牡6イギリス・写真右・緑地に黄文字ゼッケン2)が馬場入りを開始しました。今日は速歩(はやあし)のみで、陣営によると「輸送による体重減も戻りつつある。追い切りは京都競馬場へ移ってからになるが、競馬学校でもキャンター調教ぐらいまではやれそうだ。」とのことでした。徐々にピッチを上げて、19日のマイルチャンピオンシップに臨むこととなります。

*写真左(ゼッケン21番)は調教パートナーのペーパートーク(牡4・日本では出走しません)

Dscf17192 朝食後のひととき、本国のEd.ダンロップきゅう舎サイトを見て情報収集するお二人は、いずれも初来日というスティーヴン・ニコルソンきゅう務員(左)とグレーム・ホールグリーンパウリ調教助手(右)。「日本はレベルが高そう。テレビの競馬中継を見て勉強します。」とのことでした。

 

【競馬学校】明日までおあずけ!?(コートマスターピース)

昨日来日したコートマスターピース(牡6 イギリス マイルチャンピオンシップ(GⅠ・11/19京都)出走予定)は、本日馬場入りせず、国際きゅう舎周りでの曳き運動で旅の疲れを癒しました。

明日は軽めの調教を行い、疲労回復にあてるとのことです。馬体重は500キロ(本日測定)。馬場に姿を現すのが楽しみです。

Photo_18 さて、この写真は同馬のグレーム・ホールグリーンパウリ調教助手からいただいた、管理するE.ダンロップ調教師のミニパンフレット(名刺がわり?)です。

Mp 裏面にはコートマスターピースが[G12勝馬]として写真入りで紹介されており、きゅう舎の看板馬として、ジャパンカップ(GⅠ・11/26東京)に参戦が予定されている、先日のBCフィリ-&メアターフの優勝馬ウィジャボード(Ouija Board・牝5)らも名を連ねています。

なお、同助手への聞き取りでは、コートマスターピース(Court Masterpiece)とは「宮廷にある名画の中でも特に傑作にあたる一品」という意味だそうです。

【競馬学校】お知らせ2題

本日、来年4月に入学予定の、騎手課程(26期生)合格内定者を発表しました。8月末から選考を行い、10月に競馬学校で実施した2次試験をクリアした9名です。合格者の氏名はJRAホ-ムページ内の「JRAニュース」に掲載してあります。こちらからどうぞ。

また、マイルチャンピオンシップ(GⅠ・19日京都競馬場)に出走予定のコートマスターピース(Court Masterpiece・牡6歳・イギリス E.ダンロップきゅう舎 2006年サセックスS(英G1)1着、2005年フォレ賞(仏G1)1着 )が本日来日し、輸入検疫のため競馬学校の国際きゅう舎に入りました。詳しくは明日以降のブログでお伝えしていく予定です(明日7日は馬場入りしません)。

【競馬学校】これも授業。

今日は地元の小学生(親子)を招待しての「競馬学校半日入学」。生徒の訓練の模様や学校施設の見学や、体験乗馬などを行いました。

Dscf1675 体験乗馬では、10月に入学したばかりのきゅう務員課程生徒がお手伝いをして、子供たちを教育用馬に乗せたり、曳いてあげたりしました。

Dscf1683

生徒たちにとっては授業の一環でもありますが、「馬を身近に感じてもらえる手助け ができてよかった。」「いつも緊張感いっぱいの訓練をうけているので、こういった機会に子供たちと交流できてよかった。」と感想を話してくれました。

Dscf1685_2

【競馬学校】「祭りだワッショイ!」

2日間にわたり参加した「白井市民ふるさとまつり」の模様を写真でお知らせします。JRAコーナーにお越しくださいました皆さん、ありがとうございました。

Dscf1656_3

白井市商工会の皆さんたちと。中央の「なし坊」は、梨をはじめとする特産品の宣伝や、街のイメージアップなどを手伝う白井市のマスコットキャラクターです。

Dscf1642_2

馬車運行・体験乗馬には長蛇の列が! 皆さんと馬とがふれあうきっかけになったでしょうか。

Dscf1639_2馬事公苑所属の木曽馬(在来馬)「岳富」号が牽引した馬車は子供たちの人気の的!

Dscf1659_2

JRA装蹄師による造鉄実演。一本の鉄棒がみるみるうちに蹄鉄に変わっていく姿には、「シンジラレナイ!」の声も?

【競馬学校】「白井市ふるさとまつり」に参加します!

来る10月28日(土)29日(日)に、競馬学校が所在する、千葉県白井市「白井市ふるさとまつり」が行われます。

競馬学校では、たくさんの人に「馬を身近に感じてほしい」という想いから、毎年このイベントに参加しています。

今年は「馬車試乗会」、「ポニー試乗会」(以上JRA馬事公苑協力)、蹄鉄の「造鉄実演」を実施する予定です。特に馬車試乗会とポニー試乗会は、お子さまを対象にして馬とのふれあいを目的にしています。

当日は、たくさんのお客様に喜んでもらえるよう職員一丸となって準備にとりくんでいる真っ最中です。楽しいお祭りになるように頑張ります!

会場は、白井市役所・消防署の周辺ですので、ご近所の方は、お誘いあわせの上、ぜひお越しください!!

なお、詳細はこちら(白井市ホームページ)をご覧ください。

0000000003_0000002185m

(写真は昨年の模様です。)

【競馬学校】騎手課程23期生 第1回模擬レース

19日、これ以上はないであろう晴天の下、騎手課程23期生(9名)による第1回模擬レースを行いました。

2006_2

これは、授業の一環として実施しているもので、ここまでの訓練の成果を確認し、実際の競走の仕組みや流れを理解することがねらいですが、この日は一般の方にも公開、詰め掛けた約300名の父兄やファンの皆さんから盛んな歓声を浴びていました。

2006_4

模擬レースは、全部で3競走(すべてダート戦)を行い、1R(1000m)は草野太郎(茨城県出身)騎乗のサンネオブランド、2R(1000m)は池崎祐介(神奈川県出身)騎乗のモンテサファイヤが勝利を収め、メイン3Rの「白井市商工会長賞」(1700m)は、田中健(広島県出身)騎乗のタマモスオードが見事な逃げで1分54秒2のタイムで6馬身差の圧勝劇。「今日は馬のおかげで勝てました。皆さんから信頼される騎手になれるように、これからも頑張ります。」と語っていました。生徒たちにとっては、初めての実戦形式ということで、真っ直ぐ走らせることの難しさや、勝負どころでの仕掛けるタイミングや進路の取り方など、レースの厳しさを肌で感じていました。

2006_5

競馬学校OBの小林淳一(8期生)・吉田隼人(20期生)の両騎手にはレースに騎乗してもらい、田中勝春(5期生)騎手にはレース展望や解説をお願いしました。結果は小林騎手は2Rが痛恨の出遅れで最下位の6着、3Rがブービーの7着、吉田騎手は1Rが4着、3Rが6着と、レースの趣旨を理解して(?)後輩に花を持たせる形となりましたが、懐かしい母校で普段と違った雰囲気の中での騎乗ということもあり、表情は終始穏やかでした。

2006_6

レースを観戦した田中勝春騎手は「実戦経験がないので、まだ甘いところはあるが、日頃の鍛錬の結果はよく出ていましたね。卒業まであとわずかですが、さらに精進して、将来はライバル騎手に成長してほしい。」と感想を話してくれました。

                            

2006_7

公開模擬レースは、12月16日(土)にも中山競馬場で実施します(開催日・昼休み)。次回はぜひ応援に来てくださいね。

【競馬学校】第1回模擬レース迫る!

明日(19日)行います、第1回模擬レースの前検量練習を行いましたPhoto_14 

模擬レースは、騎手課程の授業の一環として実施しているもので、1R 競馬学校長賞(1000mダート・5頭) 2R 副校長賞(1000mダート・6頭) メインの3Rは、白井市商工会長賞・白井グランプリ(1700mダート・8頭)という編成となっています。

Photo_15

各レースとも、両トレセンでの実習を終えた騎手課程23期生(9名)に、ゲスト騎乗の現役ジョッキー2名が加わり、日頃の鍛錬の成果を競います。

騎乗馬・枠順は、生徒たちの抽選により決定しました。騎乗馬は、競馬学校の授業で使用しているもので、かつては実際のレースで走っていた馬たちです。Photo_16 

実習では、競馬場の検量室に出入りし、現場に立ち会っている生徒たちですが、実際に騎乗する鞍を作って自ら検量するのは初めてということで、少々勝手が違ったようです。皆、模擬レースとはいえ、本番さながらで緊張の面持ちでしたが、教官のアシストもあり、無事に検量を終えることができました。

明日のレースの模様は、次のブログで報告する予定です。 お楽しみに。

【競馬学校】柔の道は1日にしてならず?

Photo_17

これは、騎手課程生徒たちの柔道の授業の1コマです。

「騎手になぜ柔道が?」と思われるかも知れませんが、騎手の最も重要な要素である柔軟性を高めるのはもちろんのこと、受け身を覚えることで万一落馬したときのダメージを緩和できる(下の写真は跳び箱を競走馬に例えて、落馬した場合を想定した訓練です)など、大きな効果が期待できます。

また、練習の最後には瞑想を行い、心身のリラクゼーションを図っています。

なお、柔道の授業は月2回程度で、その指導にはJRAの職員(全日本クラスの柔道選手)があたっています。

Photo_18

【競馬学校】 「教官のひとりごと」~もうすぐ試練~

今年の新規騎手免許試験(第一次試験)を迎え、我々教官の間にも、特に緊張感が漂う時期がやってきました。

この試験は24日(火)から行うもので、私たちは、来春免許を取得するために訓練を重ねている「騎手課程23期の生徒たち(3年生:9名)」が、少しでも良い成績をおさめて試験に合格できるように、最後の追い込みをかけています。

試験の項目は、学科及び技術に関する筆記試験・口頭試験、身体検査等となっていますが、教官たちには問題等を全く知らされていませんし、採点にも関与していません。

普段は22時の宿舎「公正寮」の消灯時間を、この時期は1時間延長して23時までとしており、生徒たちは、学科試験の苦手科目を克服しようと寸暇を惜しんで机に向かっています。

全力を出し切って、悔いのない試験にしてほしいと願っています。

Photo_19