課外授業

こんにちは。

10月に入り一気に秋を感じる日が多くなってきましたね。

今年のプール調教も10/11(金)で終了します。

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さて、当センターでは9月から複数の工事が始まっています。

ウォータートレッドミルや温浴場の周囲には足場が設置され、

一般エリアからは残念ながらリハビリや温泉に入っている様子が見られなくなっています。

工事終了は11月下旬~12月上旬の予定ですのでもうしばらくお待ちください。

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昨日は埼玉動物海洋専門学校の生徒30名が当センターに研修に来てくれました。

午前中の講義に始まり、リハビリや温泉の見学、装蹄実演、馬との触れ合い体験などを行っていただきました。

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動物のことが大好きな学生達は真剣そのもの。

一生懸命ノートを取ったり、積極的に質問するなど、好奇心を持って学ぶ姿勢にこちらも刺激を受けました。

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既に全国の動物園やホースパーク等、来年の就職先が決まっている方も多いとか。

好きな仕事に就き、目標をしっかり持った学生達の目は輝いていました。

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最後は競走馬の気持ちになって1周400mのダートコースをダッシュ!

元気いっぱいの学生に馬もスタッフもパワーをもらいました。

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今回の研修で少しでも競走馬や競馬に興味を持ってくれたらうれしい限りです。

皆さん、頑張ってください!!

Img_0870       いい湯だなあ・・

見学ツアーのお知らせ

こんにちは。

今日は当センターおよびJRA福島競馬場の観戦ツアーに関するご案内です。

このツアーでは当センターで競走馬のリハビリの様子を間近でご覧いただけるほか、

「馬学講座」を通じて馬を深く知ることが出来ます。

また、ノーザンファーム天栄様のご協力により同ファームの調教施設を見学できます。

2日目は福島競馬場の特別席で迫力あるレースを存分にお楽しみください。

ツアーの詳細は以下の通りです。

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●旅行日

①   11月2日(土曜)・11月3日(日曜)(1泊2日)

②   11月9日(土曜)・11月10日(日曜)(1泊2日)

③   11月16日(土曜)・11月17日(日曜)(1泊2日)

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●ツアー内容

(1日目)9時00分 JR郡山駅集合 

    10時30分頃 競走馬リハビリテーションセンター到着(見学および馬学講座)

    13時00分ごろ頃出発

    14時30分頃 ノーザンファーム天栄到着(調教施設等の見)

    16時00分出発

    17時00分頃 郡山市内ホテル(夕食は各自にて)

          ≪ホテル泊≫

(2日目) 8時50分 ホテル出発(朝食はホテルにて)

    10時00分頃 福島競馬場到着 ※特別席にて競馬観戦をお楽しみください。

      16時30分頃 福島競馬場出発

        16時50分頃 JR福島駅到着、解散

注記:全行程、貸切バスを使用いたします。

注記:宿泊ホテルは、①・③が郡山ワシントンホテル、②が郡山ビューアネックスホテルの予定です。

注記:1日目の競走馬リハビリテーションセンター・ノーザンファーム天栄では、調教コース(砂地等)を歩きます。お履物や衣服が汚れる可能性がありますので、ご注意ください。

注記:雨具等は、各自ご持参ください。

●旅行代金

(①~③)お一人様 (2名1室利用) 26,800円(税込)

           (1名1室利用) 29,800円(税込)

注記:旅行代金は大人・こども同額です。

●募集人員

各回20名様(最少催行人員の設定あり)

注記:すべての旅行日についてお1人様からご応募いただけます。

注記:20歳未満の方のみでのご参加はできません。

注記:年齢を問わず、申し込みのない方の同伴はお断りさせていただきます。

注記:定員になり次第、受付を終了いたします。

●募集締め切り

①   10月10日(木曜)

②   10月17日(木曜)

③   10月24日(木曜)

●その他

旅行代金には、上記ツアー内容における交通費、宿泊費、福島競馬場入場料、1日目昼食および2日目朝食が含まれています。

ツアー内容に含まれない区間の交通費、上記以外の食事等については、各自でご用意ください。

●お問い合わせ・お申し込み

<お問い合わせ>

ツアー詳細は、「株式会社JTB宇都宮支店」までお電話にてお問い合わせください。

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<お申込方法>

お申し込みは原則、インターネットからのみ受け付けます。以下のリンク・二次元コードから専用のお申込フォームに移動し、必要事項を入力・送信してください。

 

【お申込フォーム】 注記:外部サイトに接続されます。

11月2日(土曜)出発分

https://n-tabeat.jtb.co.jp/tabeat/List.asp?TourNo=e330cd957ee14ba082920e0a

11月9日(土曜)出発分

https://n-tabeat.jtb.co.jp/tabeat/List.asp?TourNo=d517fa06efe946db8997279a

11月16日(土曜)出発分

https://n-tabeat.jtb.co.jp/tabeat/List.asp?TourNo=08620a21fe464a0884d25d42

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昨年も完売した大人気のツアーです。

参加を希望される方はお早めにお申し込みください。

皆様のお越しを心よりお待ちしています。

馬のフン

こんにちは

9月に入り少し暑さが和らいだと感じる日も出てきました。

夏のローカル開催も終わり、今週からいよいよ秋開催が始まります。

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当センターでもこの秋に復帰を目指している馬たちが何頭かいます。

なんとか順調にリハビリメニューをこなして無事復帰を果たして欲しいものです。

さて、今回は馬のフンに関するお話です。

馬は1日に約15~25kgのフンをすると言われています。

現在当センターでは乗馬も含めて約20頭の馬が在籍しているので、

20kg計算で1日に400kg、年間で140トン以上のフンが出ることになります。すごい量ですね。

Img_0589  ワラとともに大量に積まれた馬の糞

さて、これら大量のフンはどのように処理されているのでしょうか?

一部は当センター敷地内の採草地に漉(す)き込んでいますが、

大部分は敷料のワラとともに県外に搬出され、マッシュルーム栽培の苗床として利用されています。

家庭菜園用に鶏や牛など多くの動物種の堆肥が市販されていますが、

馬の堆肥もキノコや果樹の栽培に非常にいいそうです。

もしかしたら近くのスーパーで買ったマッシュルームは当センターの馬たちのフンで作られたものかもしれません・・笑

さて、競馬や馬にほとんど接点のない方が見学に来られた際、

「馬って歩きながらウンチするんですか!?」と驚かれていたことがあります。

馬のいる環境に慣れると全く気にしたことがありませんでしたが、

なるほど、人や犬猫などのペットはしっかり体勢を決めてから止まってウンチをしますよね。

馬も馬房の中では止まってフンをします。

ただ、外にいるときは、歩きながら、走りながら、時にはプールで泳ぎながらでもフンをすることがあります。

当センターでは温泉に浸かっている最中にする馬もいます。

Img_0592水中のトレーニング中でも構わずウンチします

正確な理由は答えられないのですが、

おそらく進化の過程で捕食者である肉食動物から逃げるために備わった能力(?)ではないかと考えられます。

フンをする度に止まって体勢を取っていたら、あっという間に襲われてしまいますよね。

「肉食動物から逃げる!」と考えると、馬の特徴や行動はとても納得がいくものばかりです。

走るスピードと持久力、突発的な動きや物音に敏感なこと、視野が広く、耳が良く動くこと・・・etc

こんな視点で馬や他の動物を観察してみるのも面白いかもしれません。

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 今日も温泉でリハビリの疲れを癒します

装蹄師のお仕事

こんにちは!

暑い暑い8月が始まりました。

リハビリテーションセンターの馬たちも夏休み・・・

といきたいところですが、そうはいきません。

競走復帰を期待されている彼らは毎日トレーニングに励んでいます(汗)

 

さて、今回は馬の装蹄について紹介します。

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昔から「蹄なくして馬なし」という言葉があるほど、競走馬にとって蹄は重要です。

Img_0471       これが蹄の裏側です

なぜか・・

馬は人で考えると中指の爪先一本で立っている状態です。

蹄は、硬い角質によって中指尖端の骨や腱、神経などを保護するとともに、

着地による衝撃を受け止めて力を分散する役割があります。

馬の大きな体の中で地面からの負荷を受け止める唯一の部分なのです。

蹄に問題があると馬は走ることができません。

馬の蹄も人の爪と同じように自然に伸びます。1か月で約1cm程度です。

また、歩いたり走ったりすることで摩耗もします。

蹄の伸びと摩耗のスピードが同じであれば問題はないのですが、

運動量や栄養状態等でそのバランスが悪くなることがあります。

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摩耗よりも生長が早いと蹄が伸びすぎて走りづらくなるため、削る必要があります。

生長よりも摩耗が早ければ蹄を痛めてしまうため、蹄鉄を履かせなければいけません。

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     伸びた蹄をやすりで削ります

 

蹄の状態を見極め、馬にとって最適な削蹄・装蹄を行うのが装蹄師です。

 

当センターにはJRAの装蹄師1名が常駐し、すべての療養馬を一人で担当しています。

蹄の状態や形だけでなく、歩様や肢勢、リハビリ内容などから、

蹄鉄を装着するかどうかや削蹄の時期を判断します。

 

温泉、プール、ウォータートレッドミルなど水の中でのリハビリが多く、

蹄が脆くなりやすいので特に注意が必要になります。

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競走馬の履いている蹄鉄はアルミニウム製で重さはわずか100グラム程です。

これを一肢あたり5~6本の釘で蹄に打ち付けていきます。

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   蹄の形に合わせて蹄鉄を調整します

・・

痛くないの??と思うかもしれませんが、

知覚のない蹄壁といわれる部分だけを釘が通るように打っているのです。

まさに職人技です。

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   痛くないところを狙って釘を打ちます 

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  釘の先が出ているところがわかりますか?

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    馬も痛くないことを知っています

人間も靴が合ないと足が痛くて歩くのが嫌になりますよね。

馬も全く同じで、肢に合った蹄鉄を履くことがとても重要なのです。

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リハビリしている馬が蹄鉄を履いているのか、それとも裸足なのか、

そんなところにも注目してみても面白いかもしれません。

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    左は当センターの吉川装蹄師

右は当センター勤務経験者で装蹄師を目指す渡辺君

 

 

獣医師のお仕事

こんにちは。

いわき市でも連日猛暑が続いています。

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競走馬も熱中症になることはあるのですが、

ここでは水温25℃の水の中でのリハビリが多いこともあってか、

今のところ夏バテしている馬は出ていません。

Img_0122    水の中は気持ち良さそうです

さて、今日は当センターの獣医師のお仕事を紹介します。

常駐しているのは、以前は美浦トレーニング・センターに勤務していた仁比 大記(ニヒ ダイキ)獣医師。

毎日全ての療養馬の健康管理、ケガの治癒過程の確認、リハビリメニューの作成などを行っています。

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1日のスケジュールはこんな感じです。

7:30~ 療養馬の状態チェック

8:00~ 療養馬のリハビリ

9:00~ ミーティング

9:15~ 療養馬のリハビリ

12:00~ 昼休み

13:30~ プール調教

15:00~ 検査・治療・カルテ作成

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朝いちばんに全ての馬の健康状態やケガをしている肢の状態をチェック。

リハビリメニューを予定通り行えるか判断します。

Img_0243    肢のチェックが1日の始まり

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リハビリ中は、走行時の歩様はもちろん、馬のメンタルや挙動を確認します。

ちょっとした変化に気づけるかどうかが大事です。

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    リハビリ直後も入念にチェック

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  プールから上がった馬の心拍数を測定

 

特にリハビリの強度を上げたタイミングや馬にとって初めてのメニューの時は、

事故につながる可能性があるため細心の注意を払います。

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午後はケガをしている部位によってレントゲン検査やエコー検査を行い、

治癒の経過を確認します。

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    浅屈腱炎の馬のエコー検査画像

毎日の歩様、触診所見と検査結果を踏まえて次の週のリハビリメニューを検討します。

全ての検査が終われば、馬と同じ温泉に浸かって(笑)・・1日が終わります。

当センターでは全ての療養馬に対して2週間に1回の精密検査を行っています。 。

プールや温泉施設などが表の「顔」なのですが、

各馬の病態をきめ細かく把握していることが実は当センターのいちばんの強みであり、

順調なリハビリを陰ながら支えているのです。

 。

これまで当センターではリハビリに関する様々な調査研究も行われてきました。

積み重ねられた成果はケガの再発防止や最適なリハビリプログラムの設定に役立てられています。

見学にお越しの際は、獣医師の動きにもぜひ注目してみてください。

将来獣医師を目指しているお子さんや馬に興味のある獣医学生の見学も大歓迎です。

 。

 

 

 

まだまだ頑張ってます

・・

JRAの春のG1シリーズも来週の宝塚記念を残すのみとなりました。

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先週からは函館競馬場で開催が始まり、いよいよ夏競馬の到来です。

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リハビリテーションセンターでは先週1頭が無事にリハビリを終えて卒業し、

新たに3頭の競走馬が入所してきました。

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人も同じですが馬も初めての場所はすごく緊張します。

最初は優しく声をかけ、愛撫したり、体を洗ったりして馬をリラックスさせることが大切です。

初対面の人がいきなり痛いところを触ってきたら誰でもイヤですよね。

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今回の3頭は皆とてもいい性格で、すぐにこちらの環境に慣れてくれました。

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 こちらはリラックスした表情のファントムシーフ号です

 

さて、先月末から始まったプール調教には連日多くのお客様にお越しいただいています。

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あっという間に終わってしまうので本当に心苦しいのですが、

馬は2周するだけでもプールから上がるとフーフー激しく呼吸しています。

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ほとんどの馬は午前中も別のリハビリに取り組んでいるため、

通常プール調教は1頭当たり週2~3回にしています。

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そんな中、1頭だけほぼ毎日泳いでいる馬がいます。

当センターの乗馬ナリタスプリング号(17歳!)です。ダントツの長老です。

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この年齢でも毎日元気に馬場騎乗や障害飛越を行っていたのですが、

最近乗馬中に靭帯を痛めてしまい、現在は走れません。

それでも心肺機能が落ちないよう回復に向けてプールでのリハビリを行っています。

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ナリタスプリング号は元競走馬で、

引退後は東京都世田谷区の馬事公苑に長くいたのですが、

2022年に当センターにやって来ました。

・・

現役時代は中央競馬で5勝し、獲得賞金はなんと1億円を超えています。

すごい馬だったんです。

Img_0009    毎日温泉に入って疲れを癒します

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   ナリタスプリング号と元気なスタッフたち

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若い現役の競走馬に混じってナリタスプリング号もまだまだ頑張っています。

黒い顔に綺麗な白いラインが入っているのが特徴ですので、

見かけたらぜひ応援してあげてください!

 ・

プール開き!

今日はリハビリテーションセンターの夏の風物詩「プール開き」でした。

多くの報道関係者や一般見学者の方が見守る中(ご来場いただき有難うございました)、

選抜された4頭が無事に初泳ぎを披露してくれました。

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2周80mを泳ぎ切るとどの馬もハアハア息が上がっていましたが、

その後すぐに温泉に入りリラックスした様子で疲れを癒していました。

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  温泉でリラックスするキョウエイブリッサ号

プール調教は脚に負荷をかけることなく心肺機能を強化できるメリットがあります。

当センターにいる馬の殆どは脚元に何らかの不安を抱えていますので、とても有効なリハビリメニューの一つです。

たった80m泳いだだけで?と思うかもしれませんが、

馬はプールに入ると水圧でいつもよりも胸を広げられなくなってしまいます。

空気を十分に取り込めなくなるので、いわば低酸素下でトレーニングしているのと同じ状況になります。

水泳中の馬の心拍数を測定したデータによると170~200拍/分になっていることが多いそうです。

見た目以上に馬にとっては激しい運動になっていることがわかりますね。

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  プール後でも表情に余裕のあるネイリッカ号

当センターのプール調教は平日(月~金)の13時半から毎日行っています(※)。

フェンス越しにどなたでも見ることができますので、ぜひ頑張っている馬を応援してあげてください。

皆様のご来場をスタッフ一同お待ちしています。

※馬の体調や悪天候で中止となる場合がありますので予めご了承ください。

プール大掃除

GWはいわきでも夏を思わせるような暑い日が続きました。

当センターにも多くの皆様にご来場いただきました。

ありがとうございました。

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「せっかく来たのに近くで馬を見ることができなかった」という方もいるかもしれません。

ガッカリさせてしまった皆様には申し訳ありませんが、

現役競走馬のリハビリを行う施設として、

馬の体調やケガの状態を最優先に考えて日々メニューを組んでいます。

どうかご理解いただけますと幸いです。

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さて、当センターでは今年も5月23日(木)からプール調教が始まります。

先日は1年分の汚れを落とすための大掃除が行われました。

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人の落下防止対策でプール調教のない期間も水を張っているため、

なかなか水を抜いた状態を見ることはありません。

改めて3mの深さのプールに立つと・・・結構な迫力です。

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このプールは馬専用としては日本で初めて1975年に当センターに設置されたものです。

当時のアメリカ・ハリウッドパーク競馬場(現在は廃止)のプールを参考に作られました。

過去にはオグリキャップやトウカイテイオーといった歴史的な名馬達もこのプールで泳いでいます。

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3日がかりの作業を終えてピカピカになりました。

後はプール開きの日を待つのみです。

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プール調教は月~金(祝日は除く)の午後13時半から実施する予定です。

見学も可能ですので興味のある方はぜひお越しください。

スタッフ一同お待ちしています。

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5月5日に31歳の誕生日を迎えた当センターのアイドル「ミミちゃん」もまだまだ健在です。

彼女にもぜひ会いにきてくださいね。

ウォータートレッドミル

こんにちは。

桜の時期も過ぎてすっかり暖かくなりましたね。

今日は当センターにあるウォータートレッドミルを紹介します。

ウォータートレッドミルは、馬が入れる大きさの水槽にベルトコンベアーを設置した装置です。

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水の浮力により馬の肢元にかかる負担を軽くすることができるメリットがあり、

下肢部の骨折や屈腱炎などを発症した馬のリハビリに適しています。

水深は約120cmで馬の肩くらいの高さになります。

この水位で前肢1肢にかかる荷重を約30%軽減させることができます。

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メニューは1回15分を基本に、馬のリハビリ進度に合わせてスピードを変えています。

リハビリが進んだ馬では15分間の走行距離が2kmを超えてきます。

肢に負担がかからないとはいえ水の中で2kmも歩くことを考えると・・・大変ですよね。

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毎日強制的に走らされたら水に入ることを嫌がる馬がいそうなものですが、

ほとんどの馬はスムーズに入りメニューに取り組んでくれます。

ちなみにウォータートレッドミルに使用している水(20-25℃)は温泉ではありません。

馬が発汗するほどの運動量になるので、温泉では温度が高すぎるためです。

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ウォータートレッドミルは当センターにある施設でも見学エリアから最も近いところでリハビリの様子を見ることができます。

お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください!

 

新年度スタート

新年度が始まりました!

いわきは最近さわやかな暖かい日が多くなり、

新しい門出にピッタリの天気が続いています。

リハビリテーションセンターでも4月から普段馬のお世話をしてくれている厩務員さんに新しいメンバー2名が加わりました。

 

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当センターにいる厩務員さんたちは、

療養馬の飼い付けや手入れなどのお世話だけでなく、

リハビリや騎乗調教、獣医師によるケガをした部位の検査にも立ち会ってくれるため、

必要不可欠な存在です。

 

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彼らは療養馬に対する仕事が終われば、

センターで所有している乗馬に乗って騎乗の技術を磨くなど、

全員が各々の目標に向かって毎日励んでいます。 。

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明日は新しい療養馬が1頭入所してきます。

どんな風貌か・・

性格は良いのか・・

痛めている肢の状態はどうか・・

会社の入社式と同じで迎える側もワクワクドキドキです。

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今年もスタッフ一同、新たな気持ちで頑張ります!

療養馬への応援よろしくお願いします!