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2020年8月18日 (火)

国際馬伝染病会議の延期

分子生物研究室の坂内です。

本来であれば今頃は東京オリンピックの開催期間でしたので、それに伴う総研職員の仕事についてご紹介しようかというタイミングなのですが、COVID-19のせいで何もない夏になってしまいました。

オリンピックに限らず、私たちの業務に関係する様々な行事が延期や中止に追い込まれていますが、その中の一つに、第11回国際馬伝染病会議(The 11th International Equine Infectious Diseases Conference)があります。学会公式サイトhttps://eidc2021.com/(外部リンク)

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馬の感染症研究に特化したこの国際学会は、オリンピックと同じく4年に一度開催され、昨年から私が国際委員として運営に参加しています。前々回は2012年に米国ケンタッキー州、前回は2016年にアルゼンチン共和国ブエノスアイレス市で行われ、第11回となる今回は2020年10月にフランス共和国ノルマンディー州での開催が予定されていました。馬産業の盛んな欧州やアメリカ大陸から遠いアジアにいる私たちにとって、世界の研究者と直接会って親交を深められる貴重な機会となるはずでしたが、残念ながら1年延期されることが決まりました。

ノルマンディーというと戦時中の悲劇が思い起こされますが、現在では美しい海岸沿いにリゾートホテルが建ち並ぶ一大観光地となっています。そして、競馬大国であり、乗馬の強豪国でもあるフランスに、来年こそはぜひ行きたい・・・。行けることを心から願っています。

※国際馬伝染病会議では現在スポンサーを募集しています。ご興味のある方は総研分子生物研究室までお問い合わせください。