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2022年3月14日 (月)

米国ルイジアナ便り

こんにちは。微生物研究室の越智です。


 現在,私は解剖病理学の研修のために米国・ルイジアナ州立大学にいます。ルイジアナ州は,アメリカ南部のメキシコ湾に面しており,2月でも比較的温暖だと聞いていましたが,実際には最低気温20℃の日の翌日に最高気温が10℃になる日も多く,体調管理に気を遣う日々です。


 私の所属先は,ルイジアナ州立大学獣医学部 Louisiana Animal Disease Diagnostic Laboratory (LADDL)です。LADDLは同獣医学部の診断施設であるだけではなく,ルイジアナ州およびその周辺地域からの依頼を受けてさまざまな検査,調査や研究を行っています。日本に置き換えると,獣医学部(学科)の研究室が家畜保健衛生所の機能をかねているようなイメージです。そのため,毎日多くの病理解剖やバイオプシー(病理組織診断)が行われており,病理医にとっては夢のような環境です。このような環境で1年間勉強ができることをとても楽しみにしています。(アメリカは狂犬病発生国ですので,十分に気をつけるようにと最初に説明されました。大学生の時に受けた狂犬病ワクチンが初めて役に立っています。)


 私の通勤ルートには,Tiger stadiumというアメリカンフットボール専用の超巨大スタジアムがあります。約10万人の観客を収容でき,収容人数では世界9位の規模です。コロナ禍が収まり,このスタジアムでアメフトを観戦するのも楽しみの1つです。

Photoタイガースタジアム@ルイジアナ州立大学