毛刈りのシーズン
企画調整室の小野です。
今年もやってまいりました羊の毛刈りのシーズン。
競走馬総合研究所では、ウマだけでなく、ヒツジを3頭飼育しております。
ウマの研究所なのに何のため?と思うかもしれませんが、ヒツジから採血した血液は、ウイルスに対する血中の抗体価を測定するために利用されています。感染症の研究には欠かせない存在なのです。
ヒツジの毛刈りに不慣れなわれわれだと時間ばかりかかって、ヒツジの安らかな生活に迷惑?をかけてしまいます。ですから、依頼して毛刈りしていただきました。
まずわれわれがなかなかできないのが、おとなしく捕まえることです。口元を素早く押さえてコントロール下において、姿勢を変えてしっかり保定されていました。あられもない姿ですが、少し後ろに倒れるくらいが、おなかを圧迫しなくておとなしくじっとしてくれているのだとか。
あっという間に刈られていきます。外は汚れていても、中はきれいでふわふわなクリーム色です。羊毛として使用する際は、脂も多いのでまず塩水で洗うそうです。
ヒツジの毛刈りですが、一般的に年に一度夏に向けて、肉用のヒツジは早めの3月~5月ごろ、羊毛用のヒツジは5~6月ごろ、子羊は毛が短くても熱中症予防のため7月ごろに刈るそうです。
見た目にもスッキリしましたね。