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ドキドキ

明日は、いよいよ凱旋門賞です

日本から出走する、オルフェーヴルとキズナには

是非頑張ってもらいたいと思います

 

2頭の馬たちはレース中には1分間に200拍を超える心拍数で走っているはずです

それを見守る厩舎スタッフの方の鼓動も高鳴ることでしょう

現地で応援する方々や、テレビの前で観戦する競馬ファンの方々も

ドキドキしながら2頭の走りを応援することになるのではないでしょうか

  

でもこのドキドキって

自分でドキドキさせようと思ってドキドキしているわけではないですよね?

手や足は、自分の意思で動かすことができますが

心臓は、思い通りには動かないですよね

安静にしている時に、もっと速く動かそうと思っても速くならないし

落ち着こう落ち着こうと思っても収まらない

ということはわかるのではないでしょうか

 

これは、

随意運動ができる手や足は運動神経に支配されているのに対し

心臓は自律神経によってコントロールされているからです

 

ということで、

馬は本当に温泉に入ってリラックスしているのか?

ということを、この自律神経活動を観察することで評価してみようと

実験したことがありましたので、その紹介です

 

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これは、温泉浴中の心電図を記録し

そのRR間隔の変化を示したものです

 

RR間隔とは、心電図を観察した際に、

ドックンと、心臓が1回拍動した

1拍の長さ(時間)を計測したものです

 

例えば、

RR間隔(1拍の長さ)が1.5秒であれば、1分間に40拍

RR間隔(1拍の長さ)が2秒であれば、1分間に30拍

心臓が拍動したことになり

RR間隔が長くなればなるほど心拍数は減少し

落ち着いてきていることを表します

 

このグラフを見てわかるとおり

浴槽に入ったり出たりするときは少し興奮するため

RR間隔が急激に短くなり、心拍数が増加しています

 

そして、温泉浴をはじめたころは

RR間隔が1.5秒ぐらいで心拍数が40拍ぐらいであったものが

徐々にRR間隔が長くなり、15分程経過した頃には

RR間隔が2秒くらいになり、心拍数が30拍くらいまで減少して

落ち着いてきていることがわかります

 

こんな感じで寝ている頃です

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こんな表情で、心拍数も減少していれば

リラックスしているのは間違いないと思いますが

次回はもう少し掘り下げてみたいと思います

 

さて、いわき市も朝晩めっきり涼しくなり

プール調教も厳しくなってきましたので

来週一杯で終了となります

 

機会があればいわき市を訪れ

プールで泳ぐ馬たちを見に来てみませんか?

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