こんにちは。
皆さんは、「引退してしまったあのジョッキーの騎乗をもう一度見たい」、「もし、あの名ジョッキー達が一同に会したらどんなレースになるんだろう?」と夢をふくらませたことは、ありませんか?
そんな皆さんの夢を叶えるドリームレースが4月22日(日)東京競馬場で最終レース終了後に行われます。その名も、「ジョッキーマスターズ」!!
このレースは、過去に「日本ダービー」、「オークス」に優勝した9名の元ジョッキー達による夢のエキシビジョンレースであり、参加予定騎手も岡部幸雄氏、中野栄治氏をはじめとする名ジョッキーがズラリ!
今回は、この「ジョッキーマスターズ」出場に向け、美浦トレーニング・センターでトレーニングに励む、岡部幸雄氏の姿をレポートします。
3月29日(木)10時、美浦トレーニング・センター乗馬苑で「クエストルージュ号」の手入れをする岡部さんの姿を見つけました。穏やかな笑顔で作業をされる岡部さんからは、馬に対する愛情が溢れており、その愛情を受けて馬もとても気持ち良さそうです。
10時45分、馬装を済ませた岡部さんと愛馬は、トレーニング・センターの北馬場へと出発。乗馬苑でも騎乗していますが、「ジョッキー 岡部幸雄」の復活にはやはり、広い調教馬場でのトレーニングは不可欠。現役馬が調教を終えた後のわずかな時間を利用して調教馬場でトレーニングを行ないます。
調教馬場へ入ると、それまでの穏やかな顔から一変。皆さんご存知「ジョッキー 岡部幸雄」の顔に早変わり!現役時代を彷彿とさせる騎乗フォームは、現役を退いてから2年が経っているとは思えないほど、とても綺麗でスマートでした。
午前のトレーニング終了後、「ジョッキーマスターズ」について、岡部さんにお話を伺うことが出来ました。
――― レースまで1ヶ月を切りましたが、トレーニングの進み具合はいかがですか?
(岡部氏)やはり、十分とは言えないですね。週2、3回調教馬場に入るだけでは厳しいです。現役時代のように、1日何頭か乗って、追い切りをするのならいいのですが。もう筋肉痛ですよ(笑)。
――― やはり、ブランクは感じますか?
(岡部氏)0からどころかマイナスからのスタートですよ(笑)。現役時代は、馬に1日、2日乗らないだけでも違和感があったのに、やはり2年というのは大きいですね。でも、やっぱり馬の上は楽しいです。
――― ファンの皆様は、久々に名ジョッキー達の騎乗が見れるとあって楽しみにしていますが、どんなところを見てもらいたいですか?
(岡部氏)やはり、こういうイベントが年に1回くらいあると楽しいですね。今回、出場しない元ジョッキー達も、ムクムク起きだして馬に乗り始めるのでは(笑)。我々は名前だけですよ。迫力のあるレースは現役ジョッキー達に任せて、ファンの皆様には、とにかく楽しんでもらいたいですね。
馬に対する愛情、現役時代から変わらぬ綺麗な騎乗フォーム、そして周囲への気配り。まさに「一流」とは、このような人のことを言うのだと実感し、岡部さんの偉大さを改めて感じました。
岡部さんをはじめ「一流」の名ジョッキー達が集う「ジョッキーマスターズ」。
是非、当日は東京競馬場へと足を運んでいただき、「一流」の手綱捌きをお楽しみください!
「ジョッキーマスターズ」出場者のプロフィールはこちらをご覧ください。