« 2007年11月 | メイン | 2008年1月 »

【美浦TC】ダイワメジャー退厩

私が美浦トレーニング・センターに着任したのは4月。あっという間に時が過ぎ、年末の風物詩有馬記念も終わり、もうすぐ1年が終わろうとしています。その有馬記念がラストランとなったGI5勝の名馬ダイワメジャーが12月26日に汗と涙が詰まった上原博之きゅう舎から北海道安平町・社台スタリオンステーションに旅立ちました。多くの関係者に見送られたダイワメジャー。管理する上原調教師は「無事この日を迎えられてホッとしている。ダイワメジャーがいなくなって少し寂しくなるけど、メジャーの産駒を管理できる日を楽しみにしている。メジャーのパワー・タフさをうまく引き継いで活躍してくれることを期待している。」とコメント。 Photo_8_2

その感慨深げな表情が印象的でした。

美浦所属馬がGIを勝つと美浦村が横断幕を作成してくれ、その日の内に掲示されます。更に美浦村の広報誌に厩務員さんのインタビュー記事が掲載されます。このインタビュー取材の立合いで上原きゅう舎には私も何度か行かせて頂きました。ダイワメジャーを担当されている大場厩務員のお話を聞いたり、ダイワメジャーを近くで見た時は職員という立場を忘れ興奮したことを覚えています。

Photo_10_2   

 美浦トレーニング・センターにあるターフプラザには美浦所属GI馬のレプリカゼッケンが展示してあります。ここに5枚ものゼッケンを展示してくれました。準備を私がするのですが、このような仕事が増えるのは大歓迎です!!どんどん増やして欲しいです笑!?12月に入って朝日杯をゴスホークケン号が、有馬記念をマツリダゴッホ号がそれぞれ勝ち来年にはターフプラザに展示するゼッケンが増えます。みなさんも是非一度ターフプラザへお越しください。ダイワメジャー号の種牡馬としての大成功と美浦所属馬の更なる発展を祈りながら今年のブログを終えたいと思います。それではみなさんよいお年を!!

Photo_11_2

【美浦TC】装蹄師のお仕事

こんにちは。

本日は競走馬の靴ともいえる、装蹄についてレポートしたいと思います。

競走馬はとてもデリケートでその馬の歩き方等も、装蹄のやり方で変わってきます。人間と同じで、靴が合わないと靴ずれや捻挫のような怪我をしてしまうように、競走馬も肢に合わない蹄鉄が故障につながる事にもなり、大変な集中力の必要な作業です。

装蹄はまず、蹄が伸びた事で合わなくなった古い蹄鉄を外すことから始まります(除鉄)。蹄鉄を取り付けている釘を外して、蹄鉄を取ります。

 

200712281_2_3

   (除鉄)

 

その後に削蹄(サクテイ)という作業をしていきます。鎌形蹄刀(カマガタテイトウ・削蹄用の鎌)や剪鉗(センカン・人間でいう爪切り)という道具を使い、馬の伸びた蹄を削り、最後にヤスリ(爪切りのヤスリと同じようなもの)で平らにして仕上げます、削蹄は蹄のバランスなど考えて行う難しい作業です。蹄は人間の爪と同じで、感覚がないので、削っても痛くはないのですが、肢を上げ保定をするため、嫌がって暴れる馬もいて、この作業もなかなか骨が折れます。

200712282_2    200712283

   (削蹄前)           (削蹄【鎌形蹄刀】)

200712284    200712285

  (削蹄【剪鉗】)         (削蹄完了)

次にいよいよ蹄鉄の準備に入ります。

始めに蹄鉄を火炉(ホド)で熱し(8001000℃)、柔らかくしてから、蹄の形に合うように金槌(8001000g・重い・・)でたたきます(蹄鉄修正)。鉄をたたくのでかなりの力が入ります。ですので、装蹄師のみなさんの腕はムキムキです。これぞ職人という技を見せてくれます。

Photo_12     Photo_13

   (火炉)            (蹄鉄修正)

ある程度鉄の形が整ったら、熱した蹄鉄を実際に馬の蹄に合わせて、焼き付けることで蹄と蹄鉄を適合(フィット)させます。

Photo_15

    (焼付け)

もう一度蹄鉄を叩いて微調整をし、グラインダーなどで蹄鉄の角を削り、いよいよ取り付けにかかります。

蹄と蹄鉄を固定するのは、釘を使っています。蹄鉄をあてて、蹄釘(テイチョウ・装蹄用の釘)で打ちつけ固定させ、飛び出した釘の頭を切り、短くしてから曲げて爪に埋め込み、ヤスリで釘の頭と蹄をきれいに整えて完成です。

Photo_16    Photo_17    

  (蹄鉄釘付け)         (釘の頭を切る)

1頭の馬の4本の肢を全て完成させるのに、約1時間ほどかかります。その間ほとんど中腰という辛い姿勢で作業をします。

今回は乗馬の装蹄の様子をレポートして行きましたが、競走馬では、兼用蹄鉄というアルミ製の軽い蹄鉄を使っています。乗馬の装蹄とほとんど一緒ですが焼き付けなどがない(アルミなので鉄を焼かない)ので30分ほどで作業が終わります。

このような装蹄師の方々の日々の職人技があって、競走馬達が無事に出走しているのです。 

【競馬学校】2007年、今年も1年間ご愛読ありがとうございました。

 いよいよ今年最後のブログとなりました。
 年末らしく、ほのぼのとした話題で締めくくりましょう。
 まずは、年末恒例の「校内マラソン大会」。
Dsc02412_2  Dscf6096
 競馬学校の外周路を2周する、約4キロのコースを騎手課程(24・26期)きゅう務員課程の(10月生)の各生徒が健脚を競いました。Dscf6103
 優勝したのは、騎手課程部門が先輩の意地で伊藤工真(いとう たくま・24期生・写真右)。記録は13分20秒でした。「勝て たのはうれしいですが、目いっぱいです…」と言葉は少なめ。一方、きゅう務員課程部門は、「日頃から走って鍛えていますから、結構自信がありましたヨ。」という、綱引健太(10月生)。賞品を手にすると、さすがに頬が緩んでいました。

 そして、これなしには語れない?「餅つき大会」。
Dsc03094
 一所懸命自分たちでついたお餅をいただき、格別のおいしさでした。
 今年も何とか1年が終わりました。ご存知のとおり、競馬学校の生徒は、年末年始だからといって帰省のための外泊は許されておらず、学校での年越しとなるわけです。

 【きゅう務員課程 10月生】
Dsc03144  
 【きゅう務員課程 1月生】
Dsc03146  
 【騎手課程 24期生】
Dsc03148  
 【騎手課程 26期生】 (騎手課程25期生は、トレセンでのきゅう舎実習中です。)
Dsc03156
 生徒たちは冬の爽やかに澄み切った青空の下、笑顔を見せてくれました。24期生の卒業・プロとしてのデビューに向けての最後の仕上げの訓練をはじめ、これからも彼らの「一流のホースマン」になるために弛まぬ努力が続きます。
 今年1年、競馬学校ブログをご覧いただいたファンの皆さん、生徒の保護者の皆さん、これから競馬学校を志す皆さん、よいお年をお迎えください!

【競馬学校】師走の学校教育レポートです

年末慌しい中、いかがお過ごしでしょうか?いよいよ有馬記念!当日の天気が心配ですが、わくわくしますね。

Dscf6062_3 Dscf5874_2
  競馬学校も行事目白押しで、充実の日々(のはず)です。今日は、初めての競馬学校での年越しを控えた騎手課程26期生の近況を中心にお伝えします。

 騎手課程26期生は、基礎課程も折り返しの時期を迎え、実技の方はかなりピッチが進んできました。先日の実技審査では障害馬術に加えて、走路騎乗が項目に加わりました。前半の障害馬術では、生徒が障害で転倒するというアクシデントがあり、ヒヤリとさせられました。

 後半の走路は、騎乗姿勢はもちろんのこと、速度感覚(最終1Fを22秒程度)も審査項目に入っており、タイム減点を受けた生徒もいました。

 まだまだ成長過程ですが、乗馬未経験で入学した生徒も経験者に追いつけ、追い越せで鍛錬に励んでいます。

 夜の自主トレーニングでは、騎乗フォーム固めや筋力アップのため、教官が部品を買い揃えて組み立てた自家製の「タイヤ引き」トレーニング器具を使い、生徒たちは顔を真っ赤にしながら引いています(写真右)。結構きついんですよ。この姿勢。

Dsc02779_2  Dsc02806 

 学科の授業では、社会見学として、近くにある自衛隊(海上自衛隊下総航空基地)を訪問しました。管制塔のレーダーや巨大な航空機の説明を受け、実際に号令に従い行動する訓練も体験しました。普段入ることのできない施設への感動と、規律正しく行動することの重要さを学びました。

 そして、年に1度のお楽しみの「クリスマス会」。彼ら26期生が主催・進行しましたが、驚くほどの芸達者ぶりと、彼らの食べっぷり(もちろん体重を気にしながらですが)にティーンエイジャーの等身大の素顔を垣間見ることができました。

 卒業を控えた24期生は、15日(土)中山競馬場で騎乗供覧を行いました。

Dsc02377

 芝コースでの初めての走りに、岡部幸雄さんも「みんな、自分の頃に比べると格段に上手。芝は思った以上にスピードが出るので、走るときも止めるときも注意が必要」とアドバイスを送っていました。

Dscf6078

 一方、きゅう務員課程は、7月生の22名が卒業しました。私服に着替え、それぞれの旅立ちを見送るのは、いつもながら清清しさと寂しさが同居します。すぐにトレセンで仕事を始められる人も、就労まで少し時間が空く人も、立派なホースマンを目指して飛翔してほしいものです。そして、すぐに1月生を迎えます。

 08版画カレンダープレゼント」の応募受付中(24日まで)です。詳しくは↓のブログからどうぞ。

Dsc02367_2

Dscf6072 Dscf6089_2_2 

 

【競馬学校】2008 版画カレンダープレゼント!

競馬学校では生徒の学科科目の一つとして「芸術」の時間を設けています。
これは生徒たちの感性を養うことを目的としており、生徒は在学中に数々の美術作品を制作しています。 
 その一つに「版画カレンダー」があり、騎手課程の卒業制作となっています。これは馬や競馬をテーマにした版画を制作し、その作品を12ヶ月のカレンダーにしたものです。
 来春卒業を控えた24期生(3年生)は、一昨年の冬から版画カレンダーの制作を始め、約1年間かけて完成しました。今年も躍動感あふれる出来栄えです。
 このカレンダー、前にお知らせしましたとおり、JRAのホームページでダウンロードいただけます。(PDFファイル・A4版)
http://www.jra.go.jp/datafile/download/hanga2008.html 

でもやっぱり本物がほしいという方に、日頃「競馬学校ブログ」をご覧いただいている皆さまへの感謝の気持ちを込めまして、抽選で10名様にプレゼントします。

ご希望の方はメールにて、住所、氏名、フリガナ、競馬学校ブログの感想を必ずお書きのうえ、件名を「版画カレンダー係」として、
schoolevent@jra.go.jp

にご応募ください。応募の締切は、12月24日(祝)23時59分です。

【栗東TC】マイルCS栗東トレセン見学&京都競馬観戦ツアー Part.1

ブログ内で順番が前後してしまいましたが・・・。

実は11月14日と18日に、栗東ではとあるイベントを行っていました。

それがタイトルの名前です。

普段行っているGⅠ調教公開を豪華にし、さらにGⅠマイルCS当日の京都競馬場で普段は入れない特別室での競馬観戦をセットにしたこの企画です。

Part.1、Part.2に分けてご紹介したいと思います。

まず、今回は栗東トレセン見学編です。

04

まず調教を見ながら幸騎手のインタビューです。この日は本当に天気もよく、見学日和でスタートです、

03

続いて藤岡佑介騎手。マイルCSで騎乗するスーパーホーネットの話に。結果は惜しくも2着でした。今後が楽しみなレースでしたね。

さてさて、この日は普段のGⅠ調教公開にプラスで豪華版です。なんときゅう舎見学!こんな機会じゃなきゃ入ることはできません。今回は佐々木晶三きゅう舎にお邪魔しました。

06

佐々木調教師の解説付きで、馬房を見せていただきました。こんな近くで競走馬を見ることはなかなかできませんよね。もちろんインティライミも見せてもらいました。

12

そしてインタビューです。この日は佐藤哲三騎手もゲストで登場。このコンビ、タップダンスシチーでお馴染みですね。「てっちゃんは思いきりのいい騎乗をしてくれるから頼むんだ」とのことです。一方、佐藤哲三騎手は「先生は細かいことを言わず、騎手に任せてくれる。ただその分、きっちり結果を出さないといけないという思いは強いです。」とおっしゃていましたね。強い信頼関係を感じました。

その後、残念ながら佐藤哲三騎手は12月1日の中京競馬での落馬事故で負傷してしまいました。1日も早い復帰を心からお祈りします。

02

そして最後に!今年デビューした新人騎手と乗馬苑での触れあいタイムです。左から大下智、田中健、藤岡康太、濱中俊騎手の4名です。もう一人、荻野琢真騎手は交流競走で南関東に騎乗しに行っていたので、残念ながら欠席でした・・・。乗馬体験では彼ら4人が馬をひいてくれました。ジョッキーがひいて馬に乗る機会なんてないですよね。

そして、インタビュー開始です。この4人、本当に仲の良さが伝わってきましたね。お互いの話にツッコミまくってました。これからに期待の新人です。ぜひ注目して応援してください。

以上が、栗東トレセン見学編です。次回は京都競馬観戦編をお送りします。

【競馬学校】騎手課程24期生 第3回模擬レース 08年版画カレンダーのダウンロード始めました!

Dsc02847

12月7日(金)中山競馬場をお借りし、美浦所属の現役ジョッキー5名(木幡初広・江田照男(6期)・小林淳一(8期)・伊藤直人(9期)勝浦正樹(13期))の協力を得て、競馬学校騎手課程24期生3名の第3回模擬レース(2レース)を行いました。

結果は三浦皇成(東京都出身)が連勝しました。

Dsc02281

【1R ダート1200m 6頭 (晴・良)】

1着 三浦皇成(オーセシボン) 1分14秒9

2着 大江原圭(メジロカペラ) 1 1/4馬身

3着 勝浦正樹騎手(モンテサファイヤ) 1馬身

以下 伊藤直人騎手・小林淳一騎手・伊藤工真の順

*直線抜け出した大江原をG前三浦が鋭く差し切る。

Dsc02883_2 

【2R ダート1800m 8頭 (晴・良)】

1着 三浦皇成(パスアンドゴー) 2分00秒2

2着 木幡初広騎手(タマモピーカブー) 1 1/4馬身

3着 伊藤直人騎手(メイショウタカナミ) 1馬身

以下 江田照男騎手・勝浦正樹騎手・大江原圭・伊藤工真・小林淳一騎手の順

【24期生 騎乗を終えて】

☆伊藤工真(1R 6着・2R 7着)

Dsc02297_2

「実戦を終えて、『すごく難しかった』というのが感想です。レース中、自分には余裕がなかったのですが、現役の騎手の方を見ていると次のこと、その次のことを考えていたので、そういうところが違うなぁと感じました。」

「謙虚な気持ちと感謝の気持ちを忘れず、きゅう舎関係者や国民の皆さんの記憶に残るジョッキーになりたいと思います。」

☆大江原圭(1R 2着・2R 6着)

Dsc02298

「『競馬は難しいな』と改めて思いました。思ったとおりに全然乗らせてもらえないこと、あと、コーナーをスムーズに回れなかったところですね。」

「デビューしたら、兄弟子の藤岡佑介騎手(20期)に続いて新人賞を獲りたいし、もちろん将来はGⅠレースの獲れる騎手になりたいです。」

★★三浦皇成(1R ①着・2R ①着)

Dsc02287

「2連勝できたのですが、今日の騎乗を採点すれば70点ぐらいだと思います。コーナーでうまく壁を作ってもらい、我慢することを教えてもらったりして、騎手の方から注意されたこともあったので、今回のことを糧として、次にも活かしていきたいですね。」

「多くのファンや関係者の皆さんから愛されるジョッキーになれたらと思います。」

♥♥当日の模擬レースのバックヤードツアー(多数ご応募ありがとうございました)でナビゲーターとして奮闘していただきました、細江純子さん(騎手課程12期卒業生)に感想を伺いました。

「私が12期生、今日の生徒が24期でちょうど倍とは。あぁ・・・月日の流れを感じますね。」

「さて、それはともかく、大して実績のない私が評価するのも…なのですが、レースを見ての感想は、3人とも道中のペース判断などしっかりできており、センスの良さを感じました。」

「直線もしっかり追えていたと思いますし、みんな非常に頼もしい騎手になれるのではないでしょうか。」

「私たちの競馬学校時代は同期生が多かったので、騎手課程の生徒だけのレースでしたから、身内感覚で『勝った、負けた』というだけで終わってしまっていたように思いますが、やはりこのように先輩騎手がレースに加わることで、道中もいろいろと指導の声をかけてもらうことは、非常にデビュー後のレースにつながる素晴しい経験だったと感じました。

「こうなると来年3月のデビューが楽しみですね。」

Dsc02319 Dsc02329_2

今年は、生徒の模擬レースの模様を競馬開催日にご覧いただけなくて大変申し訳ありませんが、騎手課程24期生3人は、来る15日(土)のお昼休みに、同じ中山競馬場の芝コースを使い、騎乗供覧を行います。

騎乗の模様はおなじみの岡部幸雄さんと競馬学校・蓑田早人教官が解説しますので、お楽しみに!

ぜひ、お越しになって彼らの騎乗ぶりをご覧になってください。

そして、競馬学校から、ひと足早いクリスマスプレゼント!

Hyoushi_2   12

騎手課程24期生が制作した、おなじみの「2008 版画カレンダー」を、今年はなんと、JRAのホームページからダウンロード(PDFファイル)できます。

http://www.jra.go.jp/datafile/download/hanga2008.html

ぜひゲットしていただき、皆さんのお部屋にお飾りください。

【栗東TC】JRA騎手東西対抗サッカー大会

12月3日(月)、京都にある西京極総合運動公園に、美浦・栗東所属騎手が集合し、「サッカー・野球大会」を行いました。この日は数多くの応募者の中から抽選に当選されたお客様も来場、普段は見られないジョッキーの姿を見ていただきました。

当日は朝からあいにくの雨模様で、野球はグラウンド状態が非常に悪く、中止となってしまったのですが、サッカーは予定通り行うことができました。

Photo_2

こちらは先発メンバーです。「バンバ栗東」が栗東チーム、「Jスマイル」が美浦チームです。

Photo

まずはウオーミングアップから始めます。ちなみに写真は川田将雅騎手のシュート練習です。

Photo_4

そしてキックオフ。試合前に美浦・栗東それぞれ健闘を誓って握手する様子。交流試合ということで、普段は競馬で戦っている騎手同士、今日は勝負服をユニフォームに替えての戦いです。

P1020040

コーナーキックをする福永祐一騎手です。35分ハーフのこの試合、前半戦、両チームとも得点が入らずに終了してしまいました・・・。互角の戦いです。

そして後半、Jスマイルの津村騎手がついにゴール!美浦チーム1点先制です。後半25分、今度は岩崎騎手の目の覚めるようなシュートが鮮やかに決まり、同点に。このままPK戦かと思った後半28分、なんと今年デビューした美浦の丸田騎手がゴール!!この直後栗東チームも誰もが同点と思ったチャンスがあったのですが、佐藤聖也騎手の必死のディフェンスにはばまれました。結果、2-1でJスマイル、美浦チームの勝利でした。

P1010979

ちなみに試合解説も騎手が担当です。右から福永・池添・高田騎手。

そして表彰式。勝ったチームからMVPを、負けたチームから敢闘賞をお客様に選んでいただきました。果たしてどの選手になるのでしょうか・・・?

P1020127

まず敢闘賞。バンバ栗東から、ゴールキーパーの古川吉洋騎手でした。美浦チームの強力なシュートを止めるスーパーセーブの数々、お見事でした。

P1020141

そしてMVP!ゴールを決めた津村騎手と丸田騎手の一騎打ちとなったのですが、結果は丸田騎手に。本当に嬉しそうでしたね。

Photo_6 

そして、野球が中止となってしまったため、急遽ジョッキーのトークショーを行いました。右から津村、池添、松岡、渡辺、M・デムーロ、福永、田中(勝)騎手の7名です。ちょうど阪神ジュベナイルフィリーズ(JpnⅠ)の次の日だったため、トールポピーで優勝した池添騎手のガッツポーズの話題に。「ちょっとやりすぎました」とは本人談です。

P1020177

そして最後に抽選会です。ちょっと隠れてますが、こちらは調教ゼッケンです。ヴィクトリーのゼッケンに、皐月賞騎乗していた田中勝春騎手のサイン入りです。この他にも豪華なプレゼントを多数用意。大いに盛り上がりました。

競馬場とはちょっと違った騎手の一面、参加者の皆様にも楽しんでいただけたかと思います。今度は競馬場で応援してください。