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2012年10月

10月の「馬に親しむ日」

平成24年10月21日(日)

本日、馬事公苑では「馬に親しむ日」のイベントがありました。主な内容としては午後1時30分からアンダルシアンの演技があり、それに続いてロングレーンホースダンスが披露されました。午後2時からは、体験乗馬・馬車試乗会、およびミニチュアホースとふれあう体験コーナーを用意し、ご来苑の皆様にご利用いただきました。馬とふれあう機会は少なく、馬の魅力を堪能するには物足りなさが残ったかもしれません。馬事公苑では年間を通じ馬とふれあえるイベントを開催していますので、本サイトで確認のうえイベントに是非ご参加ください。また本日は、ターフィーと同じ生まれ故郷から応援に駆けつけてくれたキティちゃん(着ぐるみ)とのふれあいもありました。

↓アンダルシアンの演技

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↓タリスマン号(手前)とガウチョ号(奥)

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お客様には2頭の息のあった演技をご観覧いただきました。

ロングレーンホースダンス

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ロングレーンホースダンスでおなじみのペロー号です。スピン、後肢旋回?(写真上)をしたり、臥転んだりと高度な演技を披露いたしました。

↓ロングレーンホースダンスの体験調教(お辞儀)

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3名のお子さんにペロー号のお辞儀の演技を体験してもらいました。

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職員の補助を受けながらロングレーン(2本の長い手綱)を曳きます。見事、ペロー号がお辞儀をしました。

↓体験乗馬

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↓馬車試乗会

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↓ブラックミニ号(ミニチュアホース種 おす・青毛・8歳)とのふれあいを楽しむ子どもたちP1350933

↓ラッキー号(ミニチュアホース種 おす・栗毛・5歳)とのふれあい。ふれあいコーナーでは、同馬は拘束時間があまり長くなるとじっとさせておくのは難しくなりますが、今日は普段に比べ大人しく、取扱者と相性のよい?一面をみせてくれました。

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↓ターフィーとのふれあい

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↓キティちゃんとのふれあい

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秋晴れの一日となった今日、馬ファンの皆様には馬事公苑へお越しくださり、本当にありがとうございました。次回の「馬に親しむ日」は11月18日(日)を予定しています。どうぞお楽しみに。

四季のいろどり91<金木犀>

平成24年10月20日(土)

今日は爽やかな秋晴れの一日となりました。

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『金木犀』が満開になり、甘くて優しい香りをあたり一面に漂わせています。

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馬事公苑の『金木犀』は、弦巻門から入って右手付近とふれあいひろば、および日本庭園入り口に植えられています。少し離れたところからでも、『金木犀』の香を嗅ぐことができます。明日、馬事公苑では「馬に親しむ日」のイベントがあります。天気は、穏やかな秋晴れの一日が期待できそうです。皆様のご来苑をお待ちしております。

四季のいろどり90<アオスジアゲハ>

平成24年10月19日(金)

台風の接近と前線の影響から、昨夜は関東地方でも、激しい雨となりました。今日はその昨夜に一転し青空が広がる、大変爽やかな一日となりました。

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『ペンタス』の花壇で、アオスジアゲハが吸蜜していました。アオスジアゲハは、5月~10月までの間、2~3回代がわりをしながら美しい姿をみせてくれます。冬になると蛹(さなぎ)で越冬します。幼虫は、クスノキ科の樹木の葉を好んで食べるようです。

四季のいろどり89<キャメロット>

平成24年10月12日(金)

今日は、団体入苑でお越しの幼稚園の皆様の前でフリーダムホースショーが披露されました。

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演技馬は、フリーダムホースショーの草分けであるキャメロット号です。同馬は、イギリス生まれのウエリッシュポニーという品種の馬で、今年17歳になります。フリーダムホースショーの調教は2002年からはじめられました。今は、この演技で成功を収めた職員の指導の下で、若い職員が技術の習得に励んでいます。フリーダムホースショーは、演技の幅を広げるべくいまも成長しています。これからもご観覧された皆様の記憶に残る素晴らしい演技を見せてくれることでしょう。皆さんの応援よろしくお願いします。

四季のいろどり88<ホウキギ>

平成24年10月7日(日)

10月初旬を過ぎると木々の紅葉も始まります。

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夏の間は、さわやかな明るい緑色の葉をしていた『ホウキギ』が、色づき始めました。箒のような細かい茎が特徴です。昔は、実際に茎を乾燥し束ねてホウキに利用していたことから『ホウキギ』という名があります。若葉のときは摘んでおひたしや和え物として食すことができます。また、その実は「とんぶり」という食べ物になります。

目や口、手足をつけたら見たことのありそうなキャラクターにもみえます。

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花壇のふちどりとして、お花畑のあちらこちらに植えられています。ちなみにこの花壇の手前の黄色い花は、『メランポジューム』です。『ホウキギ』の奥の紫色の花は、『メキシカンブッシュセージ』です。『ホウキギ』の紅葉で、『メランポジューム』の黄色花壇が夏とはまた違った装いになりました。 (お花畑の一角 撮影12.10..8)

四季のいろどり87<ドライビングの風景>

平成24年10月3日(水)

早いもので、暦は競馬場が大レースに沸くシーズン最初の月である10月に替わりました。気温は朝晩下がってきていますが、日中は30度前後と残暑が続いています。

今日は、ドライビングという騎乗馴致に必要な調教を受けている馬(ポニー)を紹介します。この馬は最近、馬事公苑に入厩したばかりで、名前をホワイトソックス号(3歳)といいます。まだ、人間の指示を理解し、それに従うことができていないため、訓練を受けています。

写真のとおり、馬に長い手綱を付け、調教者は馬の後ろに立ち、発進、止まれ、曲がれを手綱や声を使って指示します。馬の後ろは馬にとってプレッシャーとなり馬は前に出ようとします。ドライビングはいろいろな場所で行います。馬が不従順な行動を示したときは、馬の前にも誘導役として補助員をつけたり、僚馬をつけるなど調教は強要しないで段階を踏みながら進めていきます。

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馬の後ろにいる人がプレッシャーとなり馬は前に出ます。人と馬は足並みをそろえ普通、常歩で行います。

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色々な場所を通ることにより、馬事公苑の環境にも慣れてきます。同時に人(調教者)との信頼性も深まっていきます。