南国の特権(宮崎)
冬の北海道になくて宮崎にあるもの・・・それは青草です。宮崎育成牧場では秋から冬にかけて放牧地にイタリアンライグラスの種をまくことで、エバーグリーンの放牧地を保っています。草食動物である馬の生理面を健康に保つためには、草を食べることは重要です。そのため、我々は調教後に短時間、草のある放牧地に馬を放しています。もちろん、放牧地で走れば怪我をするという心配もあるのですが、それ以上に草を食べさせることで馬をナチュラルな状態に保ちたいと考えています。まだまだ、育ち盛りの若い子たちなので「よく食べ、よく遊び」ながら、精神的・肉体的に健やかに成長してくれればと期待しています。
手前はサチノヒロインの05(牝・父スペシャルウィーク)。(12月15日)
12月末現在、牡は500馬場で準備運動(キャンター1000m)後に1600馬場で1100mのキャンターを2本(合計3200m:2本目F22秒程度平均)行うインターバル調教を週2回行っています。また、牝は精神的にリラックスして走れることを目標に併走調教で1500mのキャンターを1本(合計2500m:F26-25秒程度平均)実施しています。
1600馬場での併走調教です(12月17日)。手前(向かって右側)はユーワソフィアの05(牡・父キャプテンスティーヴ)、外はベルキスの05(牡・父マーベラスサンデー)。
これも、1600馬場での併走調教です(12月23日)。手前(向かって左側)がラヴォイラの05(牝・父アラムシャー)、外はサチノヒロインの05(牝・父スペシャルウィーク)。
Merry Christmas & A Happy New Year! 午前中は育成馬に騎乗する職員も、午後からはサンタさんに変身して来場者に対するファンサービスを実施しました。馬もトナカイに変装したようです!?(12月24日)