活躍馬情報(事務局)

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10月16日(土)新潟競馬8R 3歳以上1勝クラスにおいて、日高育成牧場で生産・育成されたフローラルドレス号が勝利しました!

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10月16日(土)新潟競馬8R 3歳以上1勝クラス ダート1,800m

フローラルドレス号(イットーエンプレス2017) 牝 父:ヨハネスブルグ

厩舎:森田直行(栗東)

主:高橋正雄 氏  生産者:日本中央競馬会 日高育成牧場 

  

今後のさらなる活躍を期待しております。

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10月9日(土)東京競馬1R 2歳未勝利戦において、日高育成牧場で育成されたベアグッジョブ号が勝利しました!

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10月9日(土)東京競馬1R 2歳未勝利 ダート1,400m

ベアグッジョブ号(ナイキトライアンフ2019) 牡 父:バゴ

厩舎:杉浦宏昭(美浦)

主:熊木浩 氏  生産者:中川隆 氏

  

今後のさらなる活躍を期待しております。

育成馬ブログ(日高①)

1歳馬と当歳馬、それぞれの移動

 ○ 1歳馬の入厩

 
今年もセプテンバーセール(9/21~22開催)でJRA育成馬の1歳市場での購買も終了し、日高育成牧場への育成馬の入厩も完了しました。

今年も各市場の取引成績は好調で、JRA育成馬の主要な購買市場であるサマーセール(8/23~27開催)では売却率は2年連続75%を超え、平均価格も2年連続700万円に迫っており(昨年693万円、本年688万円)、生産者や販売者にとって良い流れが続いています。さらにセプテンバーセールも高い売却率を維持しており、関係者からはコロナ禍でも競馬開催を継続できていることへの感謝の声も多く聞かれ、改めて競馬開催の重要性を認識させられたセリでもありました。
購買する立場としては、狙った馬が思うようにセリ落とせず苦労しましたが、本年も予算の範囲内で良質な馬74頭(九州1頭、八戸4頭、セレクション12頭、サマー47頭、セプテンバー10頭)を購買することができました。

サマーセールから数日後の9月1日には、サマーセールで購買した育成馬54頭のうち45頭が日高育成牧場に入厩してきました(9頭は宮崎育成牧場に入厩)。

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写真1) 装蹄師による入厩時の肢蹄検査

 

例年と同じく、飼養者の方々に当場まで輸送していただきましたが、一日に多頭数の馬を迎え入れることから混雑しないように牡牝の入厩時間を分けて行いました。入厩時には獣医師・装蹄師による馬体検査や体重測定を行い、飼養管理方針の確認を行いました。また、多様な飼養者のもとから移動してくることから、病歴やウォーキングマシンの使用歴、駆虫・ワクチン接種歴、放牧の方法などこれまでの飼養情報を入手しておくことで、環境変化時のトラブルに対応するようにしています。入厩してきた馬たちがこれから始まるトレーニングでどのように成長するのか、今から楽しみです。

 

○ 当歳馬の移動

 
移動したのは1歳馬ばかりではありません。8月下旬に離乳を終えたばかりの当歳馬(JRAホームブレッド)も、昼夜放牧を行うためさらに広い放牧地への移動を行いました。
日高育成牧場内の移動ではあるものの5㎞ほど離れた分場への移動ですので、馬運車を使っての移動です。短い距離ではありますが、生まれて初めての馬運車。当歳馬の小さなお尻が並んでいる姿はかわいらしいですが、昼夜放牧で逞しく成長してくれることを期待しています。

Photo_5写真2) 初めての馬運車

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写真3) 昼夜放牧中の当歳馬

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10月3(日)中京競馬1 2歳未勝利戦において、宮崎育成牧場で育成されたスーパーラッキー号が勝利しました!

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10月3日(日)中京競馬1R 2歳未勝利 ダート1,200m

スーパーラッキー号(ファインセイコー2019) 牡 父:シニスターミニスター

厩舎:新谷功一(栗東)

主:重野心平 氏  生産者:市川牧場

  

今後のさらなる活躍を期待しております。

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9月26(日)中山競馬4 2歳新馬戦において、日高育成牧場で育成されたタヤスゴールド号が勝利しました!

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9月26日(日)中山競馬4R 2歳新馬 ダート1,200m

タヤスゴールド号(ラブレインボー2019) 牡 父:プリサイスエンド

厩舎:岩戸 孝樹(美浦)

主:横瀬 兼二 氏  生産者:上山牧場

  

今後のさらなる活躍を期待しております。

育成馬ブログ(生産①)

JRAホームブレッドの生産履歴

 

○通算100頭目のJRAホームブレッド

 秋になり本年生まれた当歳馬たちも離乳の時期が近づいてきました。JRA日高育成牧場で生まれた100頭目のホームブレッドとなるユッコ2021(父:クリエイターⅡ)も、離乳に備えているところです(写真1)。今回はこれまで生産してきたJRAホームブレッドの生産履歴について、振り返ってみたいと思います。

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写真1 100頭目のJRAホームブレッドとなるユッコ2021(父:クリエイターⅡ)

 

○受胎から出産までの損耗率

 2009年から生産を始めたJRAホームブレッドが通算で100頭となったわけですが、受胎した馬がすべて無事に生まれてくるわけではありません。表1は、2009年から2021年までの13世代で受胎した111頭の中で、出産までに胎子が失われた件数を示しています。早期胚死滅や流産などが発生し、損耗率は9.9%でした。受胎馬の損耗率は13.8%【イギリス】(Rose, 2018)、14.7%【日高地方】(Miyakoshi, 2012)などの報告があることから、JRAホームブレッドの生産では損耗率を抑える管理ができているものと考えられます。損耗の原因の中で、その半数近くが胎齢約40日以内の喪失として定義される早期胚死滅が占めていました。胎子の喪失の中で、胎齢39日までの発生が55%、胎齢49日までの発生が75%を占めるという報告もあります(Bain, 1969)。これらの事実からも、早期胚死滅を防ぐ管理を行っていくことが、損耗率を低下させるためには非常に重要であることが示唆されます。早期胚死滅の発生率は加齢と共に上昇することが知られています(Miyakoshi, 2012)。このことから、繁殖成績(産駒の競走成績)の芳しくない高齢の繁殖牝馬は、更新することを検討すべきかもしれません。

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表1 JRAホームブレッドの受胎から出産までの損耗率
(2009~2021年生まれの13世代)
  

○子馬の性別、出生時体重、妊娠期間

 表2は子馬の性別、出生時体重、妊娠期間についてまとめたものを示しています。牡とめすの比率は、遺伝法則に従ってほぼ半分半分という結果になっています。年によっては片方の性別に偏り、離乳後の集団管理に支障が生じることもありましたが、長期的には比率が収束していくようです。子馬の出生時平均体重は53.2±6.7 kgでした。最大は66 kg、最小は29 kgとなっています。最小体重で生まれた子馬は、母馬が慢性的な蹄葉炎を患っていたために虚弱状態で生まれました。乳母により育てられることになりましたが、最終的には競走馬になっています。

 平均妊娠期間は341.6±8.8日であり、最大363日、最小318日でした。いろいろな文献によって値が多少変わりますが、320~360日の間が正常の妊娠期間と考えられています。教科書では305日未満に生まれた子馬は生存できない状態であると言われており、320日未満に生まれたものは未熟な状態として定義されています。320日未満で生まれた馬は1頭いましたが、出生時の状態に問題なく、最終的に競走馬となりました。一方、360日を超えて生まれた馬も1頭でした。牛では妊娠期間が長くなると胎子が巨大化して難産の発生率が高まることが知られていますが、馬においては問題ないと言われています。363日の妊娠期間であったこの馬は、初子であったこともあり、出生時体重が43 kgでした。妊娠期間を決めるのは胎子の成熟度であると考えられており、当然個体差があります。分娩予定日は排卵日から340日後として設定されることが多く、その日から大きく外れると不安になることと思いますが、妊娠期間よりも出生後の子馬の状態を見極めることの方が重要であると考えられます。

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表2 子馬の性別、出生時体重、妊娠期間

 

 ○受胎からBU上場までの損耗率

 前述のように、受胎から出産までに約1割が損耗しますが、生まれてからも競走馬になれない馬が残念ながらいます。現在までのところ、2019年生まれの馬までがブリーズアップセール(BU)に上場されて売却されています。表3は受胎からBU上場までの間の損耗率を示しています。胎子喪失に加え、当歳時に死亡してしまったり、育成期の病気や怪我によりBUセールを欠場してしまったりした結果、損耗率は30%となっています。

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表3 JRAホームブレッドの受胎からBU上場までの損耗率
(2009~2019年生まれの11世代)
  

 出生からBU上場までをみてみると、82頭生まれた中でBU上場まで至った馬は63頭ですが、欠場馬の中で5頭が二次売却を経て競走馬となり、合計68頭が競走馬となりました。つまり、約8割が競走馬となったことになります。2020軽種馬統計によると、2017年に日本国内で生産されたサラブレッドは7,083頭であり、競馬に出走した頭数は6,432頭でした。日本国内全体で生まれてから競走馬となる馬の割合は約9割となります。このように、出生した馬の中で1~2割の馬が競走馬になれないことになります。せっかく生まれた馬が競走馬になれない時には、非常に悔しい思いをしますが、多くの生産牧場の方々が同じ思いを抱いている現状があるようです。

 

○ヨシオ号がアイドルホースオーディションで第1位

 これまでの100頭の中で、最も獲得賞金が多いJRAホームブレッドはヨシオ号(2013年生まれ、父:ヨハネスブルグ、母フローラルホーム)となります。同馬は、2020年にオープン特別のジャニュアリーSを勝利し、現在までのところ1億5000万円以上の賞金を獲得しています。先日、JRA京都競馬場が実施した、アイドルホースオーディションでは、見事に第1位となりました(詳細はこちら)。応援していただいている多くの皆様に感謝申し上げます。

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写真2 ヨシオ号の軌跡

  

このように現在は立派な競走馬となったヨシオ号ですが、出産直後の母馬が「母乳分泌不足」となったため、乳母に育てられた過去があります。これは、母馬が初産であったため乳房が上手く発達せず、子馬を育てるのに十分な母乳が作れなかったことによるものです。ホルモン剤処置を受けた乳母の協力を得て育ったヨシオ号が、これほどまでの活躍をしたことには、感慨深いものがあります。詳細はこちらの記事()でご確認ください。今後も多くの皆様に応援していただけるような馬を生産していきたいと思います。

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8月28(土)小倉競馬9 ひまわり賞において、宮崎育成牧場で育成されたヒノクニ号が勝利しました!

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8月28日(土)小倉競馬9R ひまわり賞 芝1,200m

ヒノクニ号(トワイスアップ2019) 牝 父:カレンブラックヒル

厩舎:深山 雅史(美浦)

主:由井 健太郎 氏  生産者:本田 土寿

  

今後のさらなる活躍を期待しております。

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8月22(日)小倉競馬11 北九州記念(GⅢ)において、宮崎育成牧場で育成されたヨカヨカ号が勝利し、重賞初制覇を果たしました。

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8月22日(日)小倉競馬11R 北九州記念(GⅢ) 芝1,200m

ヨカヨカ号(ハニーダンサー2018) 牝 父:スクワートルスクワート

厩舎:谷 潔(栗東)

主:岡 浩二 氏  生産者:本田 土寿

 

同日、新潟競馬11 NST賞において、日高育成牧場で育成されたノンライセンス号が勝利しました。

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8月22日(日)新潟競馬11R NST賞 ダート1,200m

ノンライセンス号(サマーリガードの16) 牝 父:パイロ

厩舎:松永 幹夫(栗東)

主:(有)桑田牧場  生産者:船越 伸也

 

今後のさらなる活躍を期待しております。

育成馬ブログ(宮崎①)

1歳セリにおける育成馬購買と宮崎への輸送

 

〇活況を呈する1歳市場

 本年4月に開催されたブリーズアップセール2021において購買されたJRA育成馬を送り出した後は、宮崎育成牧場にはつかの間ののんびりとした時間が流れていましたが、梅雨の時期を迎えると、早くも来年のブリーズアップセールに向けて動き始めます。各地の1歳市場における育成馬の購買です。

 6月22日に開催された「九州1歳市場」を皮切りに、「八戸市場」(7月6日)、「セレクトセール」(7月12日)および「セレクションセール」(7月27日)に参加し、これまでのところ17頭の1歳馬を購買することができました。

 引き続きコロナ禍での開催となるため、盛り上がりに欠けるのではという心配をよそに、いざ開幕するとセリ会場はどこも多くの人で賑わい、いずれのセールにおいて総売上額や売却率において軒並み過去最高を記録する活況となりました。オンラインビッドとのハイブリッド方式が広く浸透したことや、新たな購買層の活発な市場活動などがこの盛況の要因として挙げられますが、この盛り上がりが今後の1歳市場だけでなく、来年のブリーズアップセールにおいても継続できるよう、育成業務に取り組んでいきたいと思います。

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写真1)九州1歳市場で購買したテラノイロハ2020(父マクフィ)。売却額600万(税別)は同市場最高額であった。生産者は宮崎育成馬であるヨカヨカ号と同じ本田土寿氏。

 

〇宮崎育成牧場への道のり

 現在までに宮崎育成牧場に入厩している育成馬は、九州1歳市場で購買した1頭、八戸1歳市場で購買した4頭および日高育成牧場で生産したJRAホームブレッド2頭の計7頭です。このうち九州産の1頭を除いた6頭は、遠く北海道あるいは青森県から馬運車に乗って宮崎までやってきました。ここではその道のりを簡単にご紹介したいと思います。

【1日目】夕刻、日高育成牧場でホームブレッド2頭を積んで出発。道内の牧場で八戸市場購買馬2頭を収容し、深夜に苫小牧港からフェリーに搭乗。

【2日目】早朝に青森港に上陸。八戸市内の牧場で残る2頭を収容。東北自動車道を南下、福島県内から磐越自動車道にて潟方面へ。夕方、新潟競馬場に到着。

【3日目】昼前に新潟競馬場を出発。日本海側から関西地方を抜け山陽自動車道を西へ。

【4日目】日付が変わるころには九州上陸間近。九州縦貫自動車道、宮崎自動車道を経て宮崎育成牧場に到着。

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写真2)日高育成牧場から宮崎育成牧場までの長い道のりと、道中の馬運車内の様子。

 

 出発から到着まで約90時間、総移動距離は2,700㎞におよぶ行程となりました。人と馬の休養のため新潟競馬場に滞在した時間を除いても、70時間以上馬運車に乗っていた計算になります。どの馬にとっても、これほどの輸送は初めての体験です。特にホームブレッドの2頭は馬運車に乗ること自体が初めてのようなものでしたので、最初のうちは興奮して落ち着かない様子を見せていましたが、徐々に順応して、この長旅を乗り切ってくれました。宮崎に到着後、放牧地に放たれた育成馬たちが元気に駆け出す姿を見て、我々もようやく胸を撫でおろしました。

 育成馬を輸送した馬運車には輸送会社のドライバーさん2名と我々JRA職員2名が同乗しました。概ね3~4時間毎にサービスエリアなどで休憩をとり、ドライバーを交代しながら、一人は仮眠をとるという形で運行されていましたが、常に馬の様子をモニターでチェックしながら(我々が寝ている間も)、スケジュールに狂いが生じないようにスピードを調整するさまは、まさにプロフェッショナルの仕事だと感心しました。今後の育成馬輸送も同様に、無事に完了することを願っております。

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8月15(日)新潟競馬12 3歳以上1勝クラスにおいて、宮崎育成牧場で育成されたフミロア号が勝利しました。

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8月15日(日)新潟競馬12R 3歳以上1勝クラス 芝1,200m

フミロア号(ラストワルツ2018) 牝 父:ロードカナロア

厩舎:黒岩陽一(美浦) 

主:林文彦 氏  生産者:タイヘイ牧場

今後のさらなる活躍を期待しております。