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25-26育成馬ブログ(繁殖③)

JRA日高育成牧場にも出産シーズンがやってきました!

 2月も半ばを迎え、SNSなどでは各生産牧場から当歳馬誕生のニュースが続々と届き、本格的な出産シーズンが始まっています。JRA日高育成牧場では、今シーズンは当初9頭が受胎していましたが、残念ながら1頭が昨年の夏に上行性胎盤炎で流産してしまったため、8頭の出産を予定しています。例年より若干少ない頭数ですが、その分少数精鋭として、生まれてくる子馬との出会いを心待ちに日々準備を進めています。

 そんな中、2月7日(土)午前4時頃、ついに待望の本年初子が誕生しました!アーツィハーツの5番目の産駒です。出産予定日は2月6日でしたので、ほぼ予定通りに出産を迎えてくれました。生まれた時の馬体重は47.5kgとやや小柄でしたが、とても元気で食欲旺盛な牝駒です。

 

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 母は2018年のキーンランドノベンバーセールで、当牧場が購買したアーツィハーツ(父:Candy Ride)です。現役時代は米国のダート短距離で活躍し、2歳時に1勝、ステークス3着という実績を残したスピードタイプの馬です。雄大で筋肉質な馬体が特徴で、その力強さは産駒にもしっかりと受け継がれる傾向にあります。これまでに生まれた産駒は、疾病を発症するなどの不運もあり、まだ勝ち星を挙げられていませんが、本年のJRAブリーズアップセールを目指して現在育成調教中の2歳馬(めす、父:ミスチヴィアスアレックス)ともども、この馬にも期待がかかるところです。

 父は昨年のファーストシーズンサイアーランキングで4位と好スタートを切ったインディチャンプです。実はこれまでのJRAホームブレッドの生産では、JBBA日本軽種馬協会に繋養されている種牡馬のみに種付けを行ってきましたが、この世代から民間種馬場に繋養されている種牡馬との配合を一部行う、新たな取り組みをスタートさせました。同馬はその記念すべき第1号産駒となります。配合の選択肢が広がったことで、さらなる調査研究を進めると同時に、これまで以上に質の高いJRAホームブレッドをブリーズアップセールに上場することを目指していきたいと思います。

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 今年の出産馬のラインナップは表のとおりです。最初に生まれた子馬が無事だったことに安堵しつつ、残りの7頭すべて健康に生ませることができるよう、引き続き気を引き締めて管理にあたっていきます。
 

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