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いい湯かな・・・ホントの気持ちって?

 先日、懐かしい友人からメールが来ました。あるスポーツの指導者で、「今年は教育もかねて指導者として頑張っていく」という内容でした。彼とは仕事を一緒にする時間が本当に短かかったので、私の印象などほとんど残っていないはずなのに・・・と思っていたのですが・・・。そんな私にもしっかりと気遣いしてくれる人間で、ホント、いいやつなんですよ!最近は、会う機会もなかなか作れず残念ですが、心の中ではいつも応援しているやつなんです!

 ねえ、皆さん!さりげない気遣いって、ちょっぴり恥ずかしい感じがするし、勇気のいることです・・・よね(社会人なら当然わきまえるべきだろ!って怒られちゃうかな・・・)。中には私のように行動に表せない人もいると思うのです。そんな人は気持ちだけでも大切にしましょうね。感謝の気持ちを・・・。そして、可能であれば・・・時には勇気を出して言葉にしてみましょう(ほとんど、自分に言い聞かせている・・・)。

 馬たちと毎日接していて思うこと・・・。当たり前の話ですが、彼らは言葉を発してくれない。だから何を思って毎日を過ごしているかわからないのです。ケガの治療をして、すっかり信用を失い、近づいただけで噛み付いてくるようになった、なんて経験もあります。一所懸命話かけるんですけど・・・通じない。きっと、治療で嫌な思いをさせたから、気分を悪くしてるんだよなあ・・・どういう風に接したらよかったのかなあって・・・。私は人間で言葉がある。だから、普段の生活の中でもっとしっかりしないとね、って・・・反省。そんなことも、馬たちは考えさせてくれます。

 と、しんみりしててもダメですよね。楽しい話をするブログですから、気をとりなおして行きましょう!今回も「いい湯かな」をお送りしますね。登場するのは、トレッドミルを終えて、入浴中のウイーンちゃんです。

 バシャ、バシャ、、バシャ・・・

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 なにやら賑やかな音が聞こえてきました。入った直後のウイーンちゃん。バシャバシャ水をかいて遊んでいます。と、近づいていくと今度は・・・

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ピチャピチャ・・・お湯に口をつけて遊び始めました。

 これまで紹介してきた馬たちを振り返ってみると、ジーっとしてのんびり浸かっている馬が多かったですよね。以前、函館競馬場に勤務していた時には、温泉のお湯をゴクゴクっと飲んでいる馬を見たことがあります。こういった仕草もリラックスして入っているって証拠なのでしょうか・・・。見学のお客様からも「気持ちよさそうだね。」などと感想が聞かれましたよ。私たちはいつも馬たちの気持ちを考えてあげなければね・・・そんな風に思ったのでした。

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 さて、温泉大好き度の判定ですが・・・

 今回は○!実はこのウイーンちゃん、温泉に入る前が少し落ち着きがないのです。もう少し気分をリラックスさせてから入りましょう!ということで・・・

 明日もいい湯かな?(ASHI)

いい湯かな・・・後ろ向きで失礼!

 今日は寒かった~。最近の常磐、朝の気温はプラス2~5度位なのですが、今朝はマイナス1度。さすがに、体感温度に違いを感じました。寒いと言えば、いきなり余談になりますが・・・、私は大学時代を北海道の帯広で過ごしました。道東の真冬は厳しく、当時、マイナス25~30度なんていう日がよくありました。暖かいところに住んでいる方は、想像もつきませんよね。天気予報などを見るとマイナス10度とか発表されてるんですけど、郊外の大学周辺は10度以上も違うんです!その、帯広も実は温泉の街だっていうことをご存知でしょうか?銭湯も温泉だったりします。私設の学生寮に温泉がありましたね。近くの十勝川温泉には「モール温泉」という珍しい?温泉もありました。友人とよく行きましたね。帯広は食べ物も何でもおいしいです、豚丼とかメークインとか(好きなもの書いても説得力なしかな)・・・。一度足を運んでみてはいががでしょう!

さて、今回の「いい湯かな」ですが、ジュンくんの入浴中にお邪魔してみました。

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 あれあれ~!ちょっと、ちょっとちょっと!少しおかしいですよね・・・。後ろ向きに入っているではありませんか。

「どうしても、バックでは入ってくれなくて・・・」

と、担当のメグルくんが教えてくれました。

 入って気持ちいい温泉も馬にとっては初めて見る得体の知れないもの・・・最初はかなり警戒し、危ないので練習をするんですけど、どうしてもバックで入るのを怖がる馬がいるんですね。温泉の最大の目的は「リラックスしてもらうこと」。後ろ向きでリラックスできるなら・・・よし、する場合もあるんです。で、頭から入るため写真のようになるわけです。

ところで、ジュンくん湯加減はどうだい?

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「別に・・・気持ちいいよ・・・」とそっけない視線・・・。さてさて、私の独断と偏見による温泉大好き度判定は・・・

◎!!後ろ向きだし、○の判定にしようかどうか微妙でしたが、温泉に入っている顔は「◎顔」ということで・・・

さてさて、ジュンくん、リハビリも順調のようで・・・明日もいい湯かな?(ASHI)

あったか~い、つめた~い

 2007年始まりました。あけましておめでとうございます!!

「おいおい、今日は何日だと思ってるんだい?成人式も終わったじゃないか!」

とういう目でコアレスくんににらまれてしまいました。

 そうでした。少し遅いご挨拶でした。今年も温泉だよりをよろしくお願いします。

 またまた、やってきた爆弾低気圧。皆様 大丈夫でしたか?常磐は雪はないものの、冷たい風が吹く日々。そんな中、リハビリを続ける競走馬たち。今日はトレッドミルに励む2頭がお手入中のところをお邪魔しました。

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こちらは、温泉に入り、シャンプーと暖かいお湯で洗ってもらっているところ。気持ち良さそうです。そして、こちらは・・・

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思わず、肢の方に接近してしまいました・・・。なにやら、肢に細い管を巻いていますね。温泉に入らず・・・?何をしているの?

実はこれ、流水で肢を冷やしているところなんです。

 冷やすと言っても、いろいろなやり方がありますよね。熱を出した時を思い出してください。氷のう、氷枕ってのがありました。氷水で頭を冷やす方法。今は冷却材をおでこに貼って使うのが一般的でしょうか・・・。では馬の場合はというと、写真のような流水による冷却が効果的と言われているのです。もちろん、冷たい水や消毒液を浸した湿布を巻いたり、クラッシュアイスや冷却材をあてて巻く方法もありますし、こちらの方が簡単です。しかし、実際にサーモグラフィーなどを使って、温度を比較すると、流水が冷却を終わってからの持続時間が一番長かった、なんていう結果もあるんですよ。

 「温泉であたためたり、流水で冷やしたり忙しいなあ」

なんて思われる方も多いですよね。ケガをすると、まずは熱を持ちます。これは冷やさなければいけません。ほったらかしでは、直すのを妨げるわる~い物質が出てくるかもしれないからです。

「じゃあ、あっためたらだめじゃない」

とも、思いますよね。ケガをした肢は、冷やすなどの処置をしながら安静にして、しばらくたつと落ち着きます。熱を持たなくなるんです。でもこれは、「慢性化する」と言ったりしますが、良くも悪くもどちらにも転がらず、反応が停滞する状態になってしまいます。そうなった場合どうするか?黙ってみていても良くはなりませんよね。

そこで登場するのが、

お・ん・せ・ん!!

なんです。何らかの効果的な刺激を与えて、反応を良い方向に起こしてあげたいんですよ。もちろん、いろいろなリハビリをおりまぜて「効果あり」なんですけど。

あたためる、冷やすの判断をするのは、私たちの仕事になる訳。馬によって、症状によって、さまざまです・・・。「あったか~く」すれば治るのが早いのか?それとも「つめた~く」すればいいのか?毎日、肢とにらめっこ・・・ですね。(ASHI)

きゅう舎関係者の皆様へ「今年も常磐をよろしくお願いします。昨年もお願いしましたが、最近は馬房に余裕がありますので、お気軽に連絡を!有効に利用してください。お待ちしております。」

常磐卒業の馬たちへ「1日も早い復活を願っております!」

常磐卒業のきゅう務員たちへ「きゅう舎で、学校でどんな日々を送ってるのでしょうか・・・たまには近況聞かせてください。待ってます。」