函館競馬開催に向けて
こんにちは。
函館競馬場への入厩が始まり、1週間が経ちました。
6月6日(金)現在、85頭の競走馬が入厩し、函館開催に向けて調教を始めています。
残念ながら、馬温泉所はまだ始動していません・・・。
今回は、函館競馬場の調教風景を見ながら、馬場のお話をしましょう。
函館競馬場には、他の競馬場にはない馬場があるってご存知ですか?
普通、競馬場には芝馬場とダート馬場がありますよね。
函館競馬場には、この2つの馬場に加えて「ウッドチップ(木屑)」馬場があるんです。
これが、「ウッドチップ」馬場です。ちなみに、本日の函館はです。
「ウッドチップ」馬場は、もともと東西のトレーニングセンターに設けてあり、多くの競走馬が
日々の調教に活用しています。
クッション性がよく、肢(特に骨)に負担がかからない馬場として知られています。
函館競馬場は、函館開催が終わってからも札幌開催に向けて競走馬の調教が行われるた
め、負担の少ない「ウッドチップ」馬場が導入されています。
次にご紹介するのは、「角馬場」です。
「角馬場」は、函館競馬場に限らず、多くの競馬場に設けてあります。
「角馬場」は、主に準備運動をする目的で利用されており、競走馬達はここで十分にウォーミ
ングアップをしてから、それぞれの馬場に入っていきます。
手前から、芝馬場、ダート馬場、ウッドチップ馬場です。
その向こう側(競走馬がいる辺り)が「角馬場」です(ちょっと分かりにくいですが)。
「角馬場」にもダート(1周400m)とウッドチップ(1周500m)があります。
ところで、函館競馬場の調教風景としてご紹介しないわけにはいかないものが2つあります。
その1つは、競馬場のスタンドから見える函館山です。
臥牛山(牛が寝そべっているように見える)とも呼ばれ、函館のシンボル的存在です。
天気のいい日は、きれいに見えますよ。
もう1つは、飛行機!?
羽田空港からやってくる、ANA4781・AIR DO81共同運航便です。
午前8:00ちょうどに飛んで来ます。
ご覧のように、函館競馬場の真上を飛んで函館空港に着陸していきます。
競走馬達は、あまり間近で飛行機を見る機会がないので大興奮です(ただ驚いて暴れている
だけという説もありますが・・・)。
これが、毎朝の函館競馬場の調教風景です。