函館競馬場に競走馬が入厩しました!
おはようございます。
薄曇の函館競馬場からHです。
さて、昨日から函館競馬場への競走馬の入厩が始まり、本日から調教が始まりました。
昨日入厩したのはまだ19頭で本日馬場で調教を行ったのは9頭なので、まだまだ淋しい感じはしますが、一番多い時期は滞在頭数が700頭ほどになるので、これから徐々に活気が出てくると思うと気合が入ってきますね。
今後も函館から競走馬情報を発信していきますので、乞うご期待を。
おはようございます。
薄曇の函館競馬場からHです。
さて、昨日から函館競馬場への競走馬の入厩が始まり、本日から調教が始まりました。
昨日入厩したのはまだ19頭で本日馬場で調教を行ったのは9頭なので、まだまだ淋しい感じはしますが、一番多い時期は滞在頭数が700頭ほどになるので、これから徐々に活気が出てくると思うと気合が入ってきますね。
今後も函館から競走馬情報を発信していきますので、乞うご期待を。
こんにちは、函館からHです。
全国的にかなり暑くなっているようですが、北海道はなかなか春が進まない感じで、まだ上着が手放せない日が多いです。
そんな中、今回は『熱く!』『熱く!!』、あの馬をご紹介させていただきます。そう、この馬です。
↓↓コイツ・コイツ↓↓
『エリモハリアー』です。
函館記念3連覇を果たし、アメトークでも紹介された渋~~い『名馬』です。
今回、ブログを書くために少々調べたのですが、この馬、ちょっと変わった経歴を持っているんですよ。
まず、現役時代、セン馬で走っていたことを知っておられる方は多いと思うのですが、去勢されたのが2002年6月で初出走が2002年11月、実はデビュー前から“オカマちゃん”だったんですよ。こういう馬はあんまりいないので、ハリアーちゃん、若い頃は相当な“暴れん坊”だったんですかねぇ。
次に戦績ですが、函館記念を3勝していることはご存知だと思いますが、全9勝のうち6勝が北海道で勝ったものなんです(函館4勝・札幌2勝)。四大場と呼ばれる東京・中山・京都・阪神では、27回も走って1勝しかできなかったのに・・・よっぽど北海道が好きなんですかねぇ。そう考えると私も親近感が沸いてきますが、『北海道好きのオカマちゃん』って考えると少し複雑な気持ちになります。
また、今回調べた限り、現役生活約8年間で一度も骨折していないんです。本当に体の芯がしっかりしていて、丈夫な身体に生まれてきたということでしょう。ハリアーちゃん、君の両親に感謝してください。今のところ健康に問題なく、函館競馬場の乗馬センターで元気に過ごしています。
現在は、来月から始まる函館競馬で“誘導馬”としてデビューできるよう練習しているところで、人のいないパドックではおとなしくして歩いてくれています。担当TBさんの話では、『性格は普段は比較的大人しい感じですが、時々頑固な素振りを見せることがあって、芯の強さを感じる』そうです。
最初は経験を積むために先頭ではなく後ろから誘導していくことになると思いますので、函館競馬場にご来場された際はその様子を温かく見守っていただければ幸いです。11歳という結構おじさん()になってからの誘導馬デビューですが、行く行くは函館記念で並み居る競走馬を引き連れ先頭に立って本馬場入場する、函館を代表する誘導馬になってくれることを期待しています。
今年は、他にも、同じく北海道で6勝(函館4勝・札幌2勝)しキーンランドCを勝った“タニノマティーニ”も、誘導馬デビューの予定です。実は、エリモハリアーとタニノマティーニには不思議な縁が。この2頭は同じ年に生まれ、デビューは同じ日(2002年11月9日京都競馬場5Rと4R。ちなみに2戦目も同じ日、3戦目は同じ週でした)、全勝鞍・北海道の勝鞍も同じで、昨年の函館(函館記念と函館スプリントS)を最後に引退して、今年一緒に函館で誘導馬デビュー(予定)。何か、運命を感じませんか。2頭とも無事に誘導馬になって、縁の下の力持ちとして函館競馬を盛り上げて欲しいものです。
皆様も、今年は競走馬だけではなく“誘導馬”を見に函館競馬場にご来場されてはいかがですか?
私“H”も、パドックで皆様にお会いできるのを楽しみにしております。
それでは、次回を楽しみに。
こんにちは、函館からHです。
前回お話したとおり、現在函館競馬場に競走馬はおらず、その現状をお伝えすることはできません。そこで、函館競馬が始まるまでの間、皆さんが知っているようで知らない競馬場の内側をご紹介したいと思います。
まず、第1弾として、今回はパドックから本馬場を誘導する“誘導馬”をご紹介いたします。ヘビーファンならばもちろんご存知だと思いますが、ライトファンの中には『誘導馬ってなに?』とお思いになる方もいらっしゃるかもしれません。
“誘導馬”とは・・・
パドックで『止ま~れ~』の掛け声の後に、出走馬の先頭と後方できれいな格好をした人たちが乗っているあの馬たちのことです。そうです、この馬たちです。
誘導馬の多くは、引退した芦毛の競走馬が務めますが、中には黒い馬や栗毛もいます。函館競馬場にいる誘導馬は今年デビュー予定の4頭を含めて現在10頭いて、普段は“乗馬センター”と呼ばれる厩舎で暮らしています。
この乗馬センターは競馬場の中にあるのですが、競馬開催日に競走馬が一時的に滞在する厩舎からは少し離れた場所にあり、函館競馬場では3コーナー寄りのこの辺りにあります。
彼ら誘導馬の仕事は、レース時に競走馬を先導するだけではなく他に多くの仕事をこなしていて、結構多忙な生活を送っているんですよ。その一つが、“乗馬スポーツ少年団”の乗馬訓練のお手伝いです。各競馬場やトレセンにはそれぞれ“乗馬スポーツ少年団”というのがあって、『乗馬を経験してみたい!』とか『将来、馬の仕事をやってみたい!』という希望を持った子供たちが日々乗馬訓練を行っています。
現在活躍中のジョッキーや調教師の中にはこの乗馬スポーツ少年団出身の人も多く、誘導馬たちは将来競馬場で活躍して日本の競馬を盛り上げてくれる人間を育てるという大事な仕事を担っています。そう考えると、彼らは競馬場にとって欠くことのできない、JRAを陰・日なたになって支える“縁の下の力持ち”みたいな存在なんですね。本当に感謝の気持ちでいっぱいで、あらためて我々職員が協力して大事にしていかなければと思います。
今回ご紹介した乗馬スポーツ少年団以外にも、函館競馬場では競馬開催を行っていない時期(主に4月)に“初心者乗馬教室”というのを行っています(今シーズンは終了してしまいました)。参加できるのは若干名になりますが、乗馬に興味がある方、誘導馬に触れてみたい方は是非ご参加ください。募集はJRAホームページで行っていますので、ご確認を。
過去の募集内容:http://www.jra.go.jp/news/201102/020901.html
次回は、今年函館競馬場の誘導馬としてデビューする予定の“あの馬”をご紹介させていただく予定です。乞うご期待。