研修月間
今月は、各所から多くの若者が研修を受けにやってきました
まず最初は、4~5日のJRA新人獣医職員
これは、JRAの獣医職として採用された新人に対し
本会職員として必要な基礎知識、技術・技能を習得させ
競走馬の獣医師としての基礎を確立することを目的に行われる
毎年恒例の新規採用獣医職専門研修での来所です
この研修、1ヶ月の長期に亘りさまざまな事業所を回り研修を受けるのですが
その一コマとして常磐支所にやってきたものです
リハビリのこと、エコー検査のこと、物理療法のこと
いろいろなことを学んでいってくれたことと思います
トレセンでは
まさに競馬に向かおうとしている馬たちばかりを相手にしますので
リハビリとは縁遠く、今回の研修もピンとこなかったかもしれません
リハビリの知識が今後すぐに必要になるものではないと思いますが
馬が出走にたどり着くことがどれだけ大変なことなのか
少しでも感じ取ってもらえていたなら、うれしいなあと思います
(二日間では難しい・・・・・かな?)
やっぱり、研修も楽しい方がいいですよね
ちょっとした余興も盛り込んだ内容でした
次はシモゾノ学園の学生
シモゾノ学園とは
渋谷と大宮にある、動物に関連した専門学校です
(そんな都会に、そんな学校があるなんてびっくり!)
その中に、犬のリハビリ・理学療法等を勉強する
理学療法学科というのがあるようです
(そんな専門的な学科があることにもびっくり!)
まだ犬の世界では
エビデンスに基づいて理学療法を実施している診療施設がないということで
動物種は違うけれども
リハビリ・理学療法を専門的に行っている施設として
ぜひ常磐支所を見学したい
という相談を受けて実現した研修です
理学療法学科40名が二班に分かれて
14日と21日にやってきました
普段聞きなれない馬の話ばかり聞いて
よくわからなかったかもしれませんが
調教風景を見学して、馬の大きさに驚き
懸命に泳ぐ姿や
いろいろなリハビリでがんばる姿
温泉でのんびりする姿
馬のいろんな表情を観察してもらえたので
馬にも興味を持っていただけたのではないでしょうか
みんなの専門分野である、物理療法も実体験してもらったし
職人の技も堪能してもらったし
満足してもらえた一日だったと思います(・・・と思いたい)
最後にみなさんにお話しましたが
生き物を扱っていると、いろんなことがあります
嬉しいこと、悲しいこと
そんなことを繰り返しながら私たちもがんばっています
シモゾノ学園のみなさんも
がんばって立派な理学療法士になってください