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競馬の世界は年度末

 

こんにちは。

今日で2月も終わり。

最近は春を感じるような暖かい日も多くなってきました。

JRAでは3月1日が1年の区切りです。

今週の開催が引退する調教師にとってはラスト、新人騎手にとってはデビューになります。

競馬関係者は寂しさと楽しみが混在する週末です。

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当センターでも人事異動があり今日を最後に3名の職員が入れ替わります。

厩務員スタッフも1名がステップアップのために他の施設に移ります。

皆様本当にお疲れ様でした。

Img_2281_2     最後の騎乗は乗馬での併せ馬

 Img_2287        いい笑顔ですね

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さて、最近は嬉しいニュースと残念なニュースがありました。

前者は昨年ここでリハビリしていたキョウエイブリッサ号が復帰2戦目で勝利したこと。

夏はプールで毎日泳いでいたので頑張っている姿を見たファンの方もいるかもしれません。

実績のある馬なので今後のさらなる活躍を期待したいですね。

後者はなんといってもジャックドール号。

キョウエイブリッサ号と同じく昨年こちらで療養しており、

スタッフ一同競走復帰を願っていただけに「再発」の記事を目にしたときはショックでした・・。

引退はとても残念ですが、種牡馬としての大事な仕事が待っています。

強い子を輩出してくれるのを楽しみに待ちましょう。

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現在療養している馬は12頭。

スタッフは変わりますが、引き続き全頭が競走復帰できるよう日々努めてまいります。

Img_2293     2年間本当にお疲れ様でした

 

 

 

 

昨年の実績

こんにちは。

早いもので2025年も1か月が経ちました。

一年でいちばん寒い季節ですね。

少数精鋭の当センターでは1人いないだけでも影響大。

スタッフ一同、体調管理に気を付けて過ごしています。

Img_1890     今日も湯ったりイイ気分

さて、今回は当センターの昨年度実績を紹介したいと思います。

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・入所頭数:27頭(美浦所属:16頭, 栗東所属:11頭)

・療養実頭数:41頭(美浦所属:22頭, 栗東所属:19頭)

・療養延べ頭数:5,477頭

・退所頭数:28頭

・退所した馬の平均療養日数:190日

・療養実績のある馬の2024年勝利数:6勝(うち重賞1勝)

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入所した27頭の疾病の内訳は、

腱・靭帯疾患14頭(51.9%)、骨の疾患8頭(29.6%)、その他5頭(18.5%)でした。

腱・靭帯と骨の疾患で8割以上を占めていますが、この割合は毎年大きく変わりません。

アスリートである競走馬は運動器の疾患を発症することが多いのです。

 

2024年は当センターで療養実績のある馬が6勝しました。

無事に競走復帰するだけでも十分嬉しいのですが、

療養馬の活躍は本当に励みになります。

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ここまでが馬のデータ。次は人。

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・総来場者数:7,015名(うち子供1,330名)

・プール調教見学者数(5~10月):868名(うち子供98名)

・競馬観戦ツアーや市民講座等の団体見学:7件(247名)

・大学・専門学校等の研修や課外授業:14件(63名)

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昨年も地元福島の方はもちろん、

全国各地から多くの方々にお越しいただきました。

本当にありがとうございました。

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競走馬を近くで見て少しでも馬の魅力を感じていただけたら嬉しく思います。

今年もいわき市で馬を見られる数少ない施設として様々な活動を行っていきます。

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Img_1727  別れの朝① 噛まれたこともいい思い出

Img_2054  別れの朝② 1年以上一緒に過ごしました