【競馬学校】猛女?賢女?ウィジャボード強さの秘密を探る??
ユニオンジャックがたなびく中、競馬学校ではジャパンカップに出走予定のウィジャボード(牝5・イギリス)が調教を開始しました。今日のうごきは、馬場の感触を楽しむように1400mのダートコースをダクでゆっくりとひとまわり。安全に調教が行われるかを監視している競馬学校のスタッフたちも、その体のしなやかさに思わずうっとりする場面も。
一般に、筋肉の柔らかい馬は、輸送にも強いといわれていますが、そのあたりも含め、欧米、そして日本を転戦して活躍している彼女のタフさの秘訣をロビン・トレヴァージョーンズ調教助手にうかがったところ、「体の柔らかさについては他の馬と比べて特別優れているとは思わないですが、この馬のセールスポイントは大変クレバーな点で、競走馬としてプロフェッショナルなところです。競馬以外のところではリラックスに徹しており、普段は無駄な労力を使わずレースに集中することを知っているようです。」
前走勝ったBCフィリー&メアターフのときにも、「レースが始まるまでは他の馬がテンションを上げているのを尻目にのんびり歩いていたのですが、ゲートが開いた途端にエネルギーをぶつけて走っていました。」とその模様を話してくれました。
競走馬も立派な「アスリート」。「心技体」が伴わないと良い結果を残せないのは、ヒトと同じですね。2度目となるジャパンカップでは、ウィジャボードの賢い走りっぷりに期待してみましょうか?