【競馬学校】安田記念~香港馬始動
巷はダービーウイークですが、競馬学校からは時代を少し先取りして国際GⅠの安田記念(6月3日・東京)の話題から。
現在、競馬学校では23日に来日した香港馬4頭が輸入検疫中で、毎早朝、生徒が実技を行う前に馬場入りし、調整が行われています。香港勢は昨年ブリッシュラックが優勝、ジョイフルウィナーが3着となっており、無視できない存在ですね。それでは、25日の調教の模様と一緒に、簡単にご紹介します。
◇エイブルワン(ABLE ONE(NZ) せん5歳 父ケープクロス J.ムーアきゅう舎 国際レーティング116)主な成績:07年 Champions Mile (香G1) 1着〔通算成績:11戦5勝〕
従来は後方に控え、最後に差し切るレースがこの馬の勝ちパターンでしたが、前走のチャンピオンズマイルでは、キネーン騎手の好騎乗もあり、先行策からそのまま押し切りました。今回はどんな戦法をとるのでしょうか。
◇グッドババ(GOOD BA BA(USA) せん5歳 父リアファン A.シュルツきゅう舎 国際レーティング115)主な成績:07 Chairman's Trophy(香G2)1着〔通算成績:19戦8勝〕
エイブルワンが勝ったチャンピオンズマイルでは1番人気に推されたものの5着。香港の仇を府中でと目論む。強烈な末脚が武器で、長い直線の東京コースで能力全開か?
◇ジョイフルウィナー(JOYFUL WINNER(AUS) せん7歳 父エルモキシー J.ムーアきゅう舎 国際レーティング115)06安田記念 (G1)3着 06,07 Queen's Silver Jubilee Cup (香G1) 1着 06Champions Mile (香G1) 3着〔通算成績:28戦10勝〕
前走チャンピオンズマイルは、スローペースで後方から追走し、最後にいい足を見せて2着となった。昨年の安田記念でも大外を鋭く伸びているレース振りからも、「今回は昨年以上の結果を」と陣営の期待も大きい。
◇ザデューク(THE DUKE(AUS) せん8歳 父デインヒル C.ファウンスきゅう舎 国際レーティング117)06 香港マイル (香G1)1着 05 香港マイル(香G1) 2着〔通算成績:57戦10勝〕
昨年も参戦したが15着。しかし秋シーズンに復調、暮れの香港マイルでビッグタイトルを獲得したのは記憶に新しい。「前走(チャンピオンズマイル・3着)はエイブルワンにペースを握られたので、最後までつかまえられなかったのが残念。安田記念では昨年の雪辱を果たしたい。」と意気込んでの来日。
おまけは、シンガポール帰国組、本日馬場入りしたコスモバルクの模様です。(シャドウゲイトは本日馬場入りしませんでした。)