【競馬学校】教官のひとりごと~進級試験
お待たせしました。「平成20年度 競馬学校騎手課程 生徒募集案内」を発表しました。詳しくは、こちらのリンクをご覧ください。
さて、現在、騎手課程25期生(いわゆる2年生)が進級試験に挑んでいます。競馬学校の騎手課程のカリキュラムは、前半が基礎課程(17.5か月)、後半が実践課程(1 7.5か月)に分かれており、昨年入学した25期生にとっては、基礎課程の大詰めを迎えています。
彼らが基礎課程から実践課程、すなわち東西トレセンでのきゅう舎実習(9月中旬より12.5か月)に進むためには、この進級試験をクリアしなければなりません。
進級試験の内容は、これまでの訓練や授業で学んだ事柄からとなりますが、馬に乗って行う実技の試験については、
① 障害馬術 経路障害飛越(馬術競技用の障害飛越・高さ110cm程度)
② 競走馬術 1)走路障害飛越(内走路の障害飛越) 2)発走 3)走路騎乗 4)速度感覚 といったことが課題となります。
試験は2回に分けて実施しますが、まず前半として、発走、走路騎乗、経路障害飛越について実施しました。あいにくの雨となり、決して良くないコンディションの下での試験となってしまいました。残念ながら、まだ全ての項目が終わっていませんので、試験の「出来」や「感想」についてはここでご紹介することはできませんが、教えた立場としては、6月中旬に実施する残りの試験(走路障害飛越、速度感覚)についても、ここまでの訓練の成果を出し切り、晴れてトレセン行きの切符を掴んでもらいたいと思っています。