【競馬学校】師走の学校教育レポートです
年末慌しい中、いかがお過ごしでしょうか?いよいよ有馬記念!当日の天気が心配ですが、わくわくしますね。
競馬学校も行事目白押しで、充実の日々(のはず)です。今日は、初めての競馬学校での年越しを控えた騎手課程26期生の近況を中心にお伝えします。
騎手課程26期生は、基礎課程も折り返しの時期を迎え、実技の方はかなりピッチが進んできました。先日の実技審査では障害馬術に加えて、走路騎乗が項目に加わりました。前半の障害馬術では、生徒が障害で転倒するというアクシデントがあり、ヒヤリとさせられました。
後半の走路は、騎乗姿勢はもちろんのこと、速度感覚(最終1Fを22秒程度)も審査項目に入っており、タイム減点を受けた生徒もいました。
まだまだ成長過程ですが、乗馬未経験で入学した生徒も経験者に追いつけ、追い越せで鍛錬に励んでいます。
夜の自主トレーニングでは、騎乗フォーム固めや筋力アップのため、教官が部品を買い揃えて組み立てた自家製の「タイヤ引き」トレーニング器具を使い、生徒たちは顔を真っ赤にしながら引いています(写真右)。結構きついんですよ。この姿勢。
学科の授業では、社会見学として、近くにある自衛隊(海上自衛隊下総航空基地)を訪問しました。管制塔のレーダーや巨大な航空機の説明を受け、実際に号令に従い行動する訓練も体験しました。普段入ることのできない施設への感動と、規律正しく行動することの重要さを学びました。
そして、年に1度のお楽しみの「クリスマス会」。彼ら26期生が主催・進行しましたが、驚くほどの芸達者ぶりと、彼らの食べっぷり(もちろん体重を気にしながらですが)にティーンエイジャーの等身大の素顔を垣間見ることができました。
卒業を控えた24期生は、15日(土)中山競馬場で騎乗供覧を行いました。
芝コースでの初めての走りに、岡部幸雄さんも「みんな、自分の頃に比べると格段に上手。芝は思った以上にスピードが出るので、走るときも止めるときも注意が必要」とアドバイスを送っていました。
一方、きゅう務員課程は、7月生の22名が卒業しました。私服に着替え、それぞれの旅立ちを見送るのは、いつもながら清清しさと寂しさが同居します。すぐにトレセンで仕事を始められる人も、就労まで少し時間が空く人も、立派なホースマンを目指して飛翔してほしいものです。そして、すぐに1月生を迎えます。
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