【美浦TC】千本桜

こんにちは。

全国各地から桜の便りが聞こえてくる今日この頃。

皆さんはもうお花見の予定はたてられましたか?

「まだ」という方、美浦トレセンでお花見というのはいかがでしょうか?

実は美浦トレセンには千本もの桜の木が植えられているのです。

その名も…『千本桜』……そのままですね(^_^;)

「けど、トレセンって誰でも入れる場所ではないでしょ?」

それが違うんです!

確かに普段は見学やツアーに申込んだ限られた人しか入場できませんが、47日・8日はトレセンを広く開放したイベント『愛馬の日』を開催いたします。

両日は桜の咲き誇るエリア(乗馬苑)で、馬の演技やポニー競馬、乗馬体験といった馬事イベントはもちろん、輪投げやフリーマーケットなど、ご家族やお友達と楽しめるイベントがいっぱい!!

(愛馬の日の細かいイベントスケジュールはこちらをご覧ください。)

気になる桜の開花状況ですが、現在五分咲き程度。

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『愛馬の日』はちょうど満開の桜で迎えられそうです。

千本もの桜が満開になった時の美しさは格別ですよ。

ぜひ、ご家族やお友達と一緒に美浦トレセンに遊びに来てください。

美浦トレセンへのアクセスはこちら

【美浦TC】騎手!? 岡部幸雄

こんにちは。

 

皆さんは、「引退してしまったあのジョッキーの騎乗をもう一度見たい」、「もし、あの名ジョッキー達が一同に会したらどんなレースになるんだろう?」と夢をふくらませたことは、ありませんか?

そんな皆さんの夢を叶えるドリームレースが4月22日(日)東京競馬場で最終レース終了後に行われます。その名も、「ジョッキーマスターズ」!!

このレースは、過去に「日本ダービー」、「オークス」に優勝した9名の元ジョッキー達による夢のエキシビジョンレースであり、参加予定騎手も岡部幸雄氏、中野栄治氏をはじめとする名ジョッキーがズラリ!

今回は、この「ジョッキーマスターズ」出場に向け、美浦トレーニング・センターでトレーニングに励む、岡部幸雄氏の姿をレポートします。

3月29日(木)10時、美浦トレーニング・センター乗馬苑で「クエストルージュ号」の手入れをする岡部さんの姿を見つけました。穏やかな笑顔で作業をされる岡部さんからは、馬に対する愛情が溢れており、その愛情を受けて馬もとても気持ち良さそうです。

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10時45分、馬装を済ませた岡部さんと愛馬は、トレーニング・センターの北馬場へと出発。乗馬苑でも騎乗していますが、「ジョッキー 岡部幸雄」の復活にはやはり、広い調教馬場でのトレーニングは不可欠。現役馬が調教を終えた後のわずかな時間を利用して調教馬場でトレーニングを行ないます。

                           

                                       

                                        

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調教馬場へ入ると、それまでの穏やかな顔から一変。皆さんご存知「ジョッキー 岡部幸雄」の顔に早変わり!現役時代を彷彿とさせる騎乗フォームは、現役を退いてから2年が経っているとは思えないほど、とても綺麗でスマートでした。

  

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午前のトレーニング終了後、「ジョッキーマスターズ」について、岡部さんにお話を伺うことが出来ました。

――― レースまで1ヶ月を切りましたが、トレーニングの進み具合はいかがですか? 

(岡部氏)やはり、十分とは言えないですね。週2、3回調教馬場に入るだけでは厳しいです。現役時代のように、1日何頭か乗って、追い切りをするのならいいのですが。もう筋肉痛ですよ(笑)。

――― やはり、ブランクは感じますか?

(岡部氏)0からどころかマイナスからのスタートですよ(笑)。現役時代は、馬に1日、2日乗らないだけでも違和感があったのに、やはり2年というのは大きいですね。でも、やっぱり馬の上は楽しいです。

――― ファンの皆様は、久々に名ジョッキー達の騎乗が見れるとあって楽しみにしていますが、どんなところを見てもらいたいですか?

(岡部氏)やはり、こういうイベントが年に1回くらいあると楽しいですね。今回、出場しない元ジョッキー達も、ムクムク起きだして馬に乗り始めるのでは(笑)。我々は名前だけですよ。迫力のあるレースは現役ジョッキー達に任せて、ファンの皆様には、とにかく楽しんでもらいたいですね。

馬に対する愛情、現役時代から変わらぬ綺麗な騎乗フォーム、そして周囲への気配り。まさに「一流」とは、このような人のことを言うのだと実感し、岡部さんの偉大さを改めて感じました。

岡部さんをはじめ「一流」の名ジョッキー達が集う「ジョッキーマスターズ」。

是非、当日は東京競馬場へと足を運んでいただき、「一流」の手綱捌きをお楽しみください!

「ジョッキーマスターズ」出場者のプロフィールはこちらをご覧ください。

 

【美浦TC】馬の病院

皆さんは馬の病院がどうなっているかご存知ですか?今回は馬の病院『競走馬診療所』に勤務する獣医さんからのレポートです。

こんにちは。

競走馬診療所は、管理課、診療課、検査課、防疫課の4課から構成されており、約50名のスタッフが所属しています。

ここでは、美浦トレーニング・センターにいる約2,000頭の競走馬に対し「疾病の診断・治療」、「伝染病予防など防疫業務」、「競馬出走の適否を判断する馬体検査業務」、「禁止薬物使用の未然防止とその指導」、「装蹄業務」、および「調教飼育管理や保健衛生に関するコンサルタント業務」などの幅広い業務を行うことで、競走馬の健康管理と競馬の公正確保に貢献しています。

診療所には治療室、手術室、入院施設、装蹄室などいろいろな施設がありますが、馬は非常に体の大きい動物であるため、どれもビッグスケールです。

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写真の見慣れない鳥居のようなものは枠場と呼ばれるものです。

この中に馬を入れ、しっかりと保定することで、治療や検査を安全に行うことができます。

普段は非常におとなしい馬ですが、獣医師にあちこち体を触られたり、注射をされたりするのはやっぱり嫌みたいですね。馬は非常に賢く、嫌なことをする人をよく覚えています。中には獣医師の服装を覚えてしまい、近付くだけで怒る競走馬もいます。せっかく頑張って治療しているのに…。

これからも競走馬診療所の様子を定期的にレポートしていきますのでお楽しみに!

【美浦TC】きゅう舎見学ツアー

こんにちは。

美浦TCでは、祝日の昨日、『きゅう舎見学ツアー』を実施いたしました。

調教見学・施設見学・きゅう舎見学・乗馬体験がセットになった盛りだくさんのツアーです。

しかも、調教見学では 柴田善臣騎手・田中勝春騎手がゲストで参加してくださいました。

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大物サプライズゲストの登場に会場も大盛り上がり!

特に田中勝春騎手のゲストトークでは坂井千明元騎手・安田富男元騎手も飛入り参加。漫才のようなトークに参加者の皆さんも大爆笑でした。

今回のツアーのメイン『きゅう舎見学』(今回は伊藤正徳きゅう舎・加藤征弘きゅう舎・国枝栄きゅう舎・松山康久きゅう舎のうち1箇所を見学)では、普段は入れない馬房に入れたり、お目当ての馬を間近で見られたり、調教師の方から色々な話を聞けたりとこちらも参加者の皆さんには満足していただけたようです。

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(伊藤正徳調教師の話に聞き入る参加者の皆さん)

今回のイベントでは

募集定員40名のところ、応募総数は…なんと1,600名以上!!

たくさんのご応募ありがとうございました。

美浦TCでは今後も様々なイベントを予定しております。

今回残念ながら当選できなかったという方も、諦めずまた応募してくださいね。

皆様からのたくさんのご応募お待ちしております。

美浦TCイベント情報はこちらをクリックしてチェック!

【美浦TC】ダイワメジャー号 ドバイへ出発

こんにちわ。

3月31日のドバイ・デューティ・フリーに出走予定のダイワメジャー号が3月12日4時45分に成田空港より飛び立ち、いざ決戦の地ドバイへと旅立っていきました。

海外に遠征する馬は輸出検疫を行なわなくてはなりません。そして、その輸出検疫の間は他の馬との接触を避けるため、通常の調教開始より2時間前から馬場に入り、単独で調教を重ねます。

今の時期は通常の調教が7時開始ですので、ダイワメジャー号は5時から調教を行なっていました。早起きですねえ。

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(調教を終え、検疫きゅう舎へ帰っていくダイワメジャー号)

出発前、上原調教師からも

「周囲のスタッフのご協力のお陰で今の所順調にきています」

という力強いコメントを頂きました。

名前の通りドバイでMAJOR級の実力を見せつけてくれるのではないでしょうか!

3月31日はダイワメジャー号の応援よろしくお願いします!

【美浦TC】鞭贈呈式

  こんにちは。

 

 今年、美浦では雪が一度も降らないまま、3月を迎えました。

 卒業シーズンの3月ですが、一足早く、先月競馬学校を卒業した新人騎手は今月からデビューとなります。

その初日となる昨日。美浦TCでは、新人騎手の鞭贈呈式が行なわれました。

美浦からデビューする5人の新人騎手(安藤光彰騎手は川﨑競馬騎乗のため欠席)にJRAから鞭のプレゼント。

 鞭を受け取った4人の感想は「ちょっと硬め」ということです。

 それもそのはず。今回贈呈された鞭は武豊騎手や横山典弘騎手が使用する鞭と同じ仕様でやや上級者向けなのです。

 

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 贈呈式では美浦TC場長から「おごりとほこりは紙一重。みなぎる自信、足りない自覚。」という言葉が新人騎手に送られました。

 これから飛び込む世界は厳しい勝負の世界。

日々の努力を怠らず、1鞍1鞍大事に、より上の着順を目指して、そしていつの日かこの鞭を使ってリーディング争いを繰り広げて欲しいですね。

 今週からの新人騎手たちの騎乗をぜひご注目ください。

 

 各新人騎手の今週の騎乗およびプロフィールはこちらから。

【美浦TC】新規調教師・騎手合格発表

遅ればせながらの更新です。

さて、学校や栗東でも報告がありますが、美浦でも3名の調教師と5名の騎手が合格しました。

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調教師は写真左から、粕谷正央、鹿戸雄一、松山将樹の3名。

粕谷さんは「助手時代の経験を実践できるから」、鹿戸さんは「馬に触れて育ってきて、この世界に入ったので、それなら調教師を目指したいと思ったから」、松山さんは「学生のころから馬が好きで、自分で馬を調教してレースに出せるならこれ以上の幸せはないから」とそれぞれ会見では調教師を目指すきっかけを話してくれました。

調教師は研修期間を経ての開業となりますので、開業までは技術調教師として、知識や経験を積み重ねることになるでしょう。

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そして、騎手は丸田恭介(前列左)、草野太郎(前列右)、池崎祐介(後列左)、宮崎北斗(後列右)の4名に加え、笠松競馬所属で安藤勝己騎手の兄でもある安藤光彰騎手を加えた計5名が合格を果たしました。

こちらはいよいよ3月からのデビューを控えております。是非競馬場で彼らの活躍を、そして初勝利を見届けてあげてください。

【美浦TC】おなじみの・・・

少し間隔が空いてしまい申し訳ありません。

久々の美浦トレセンブログ更新です。2月も中旬に差し掛かってやはり寒くなってきました。

しかしこの人だけは寒さを感じさせません。

Hoshino 星野きゅう舎の調教助手、星野薫さんです。馬に乗るときは常に半袖シャツで騎乗します。理由は「馬に乗って運動してると暑いから!」だそうです。この時期になると、調教中にウインドブレーカーを来ている人がほとんどの中で、この格好は非常に目立ちます。この時期の美浦トレセン名物と言っても過言ではありません。

Tsukada2本日はGI週恒例のイベントでもあるフェブラリーSの調教公開が行われました。寒い中ではありますが、白い息を吐きながら走る競走馬の姿を楽しんでいただけたと思います。

本日のゲストは藤沢きゅう舎所属の塚田祥雄騎手。その隣には本日誕生日の坂井千明さんの姿が見えます。この他谷中公一さんやグリーンチャンネルの新番組『トレセンTIME』リポーター坂田裕美さんなど、多数のゲストで盛り上がりました。解説は場内実況でおなじみの白川次郎さんでした。

さて、美浦トレセンでは3月21日(水・祝)に行われる『きゅう舎見学ツアー』の応募受付を開始しました。これは調教見学に加え、きゅう舎見学をするというものです。詳しくはこちらをご覧ください。このイベントもぜひ継続して、おなじみのイベントにしたいと思います。

【美浦TC】新規開業きゅう舎紹介

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暖冬とは言え、いよいよ寒くなってきた美浦トレーニング・センター。それでも今年は関東馬の活躍が目立ち、調教現場は熱気にあふれております。さて、美浦では先月12月21日から2つのきゅう舎が開業いたしました。天間昭一きゅう舎と武市康男きゅう舎です。

早いもので開業から1ヶ月が経ち、両きゅう舎の調教師には開業してからのこの1ヶ月を振り返ってもらいました。

Tenma まずは天間昭一調教師。「まだまだ開業して間もないので、体制が整っているとは言えないのですが、人も馬も発展途上でまだ伸びしろがあるので、徐々に体制を整えて、実績を積みあげていきたいと思います」とのことでした。

目新しい調教服には『天間=天馬』を連想させる羽根のマークがあり、今後の飛躍を期待させてくれます。

Takeichi 一方、こちらは1月8日に早くも初勝利を挙げた武市康男調教師。この1ヶ月は「忙しいながらも充実した日々を送っていて楽しく仕事してます。調教師としては広い視野で全体を見ることが必要だなと感じてます。今後の目標はできるだけ高いところを目標にするということで、国内、海外に関わらず大きなレースを勝ちたいと思っています。」と語ってくれました。年男でもある武市調教師。同い年でひと足先に開業した斎藤誠調教師の活躍(京成杯をサンツェッペリン号で重賞初勝利)は刺激となっていることでしょう。

調教服については武市調教師が「臙脂色をベースにしてます。この他に臙脂ベースの新たなタイプも作ろうかとは思ってます」ということでした。ある報道関係者の方が「メジャーリーグのグラウンドコートみたいですごく格好良い」と大好評のこの調教服がGIの調教VTRなどでお目にかかれる日はそう遠くないことでしょう。

【美浦TC】年男に注目

皆さま、遅くなりましたが新年あけましておめでとうございます。

今年もこのブログを通じて、美浦トレセンの生の様子をお届けしたいと思っております。本年もよろしくお願いいたします。

さて、今年2007年は亥(いのしし)年、ということで美浦で今年が年男となる騎手を調べてみると・・・

Katsuharu Sawa Hyoshida

田中 勝春騎手(写真左)、沢 昭典騎手(写真中央)、吉田 隼人騎手(写真右)、鈴木 慶太騎手の4名がいます。

このうち田中勝騎手は1月6日の中山金杯、1月7日のガーネットステークスと重賞を連勝、吉田隼騎手は2勝2着2回と好調な滑り出し、と年男ジョッキーの活躍が目立った先週の競馬でした。

今週は障害競走で沢騎手、鈴木騎手も騎乗予定です。ぜひとも年男ジョッキーにご注目ください。