« 2008年11月 | メイン | 2009年1月 »

荒れる大晦日!!

Dsc01636_512

函館に負けじとこちらも門松で対抗! でもこれ従事員さんの手作りなんですよ。立派でしょう?

今日で2008年も終わりです。調教は通常通りに行う予定でしたが、台風でも来たかのような強風typhoonにみまわれ少し軽めの調整に変更しました。あまりの風に馬がよれるほどでしたのでwobbly

Dsc01646_512

             写真がぶれているのは、強風の影響?も

さて、JRAの競馬も無事に全開催を終了し、対前年比99.7%と昨年をやや下回る結果となりましたが、日本の経済状況を考えると大健闘なのかもしれません。これもひとえに競馬を応援してくださるファンの皆様のおかげだと思います。来年も引き続きよろしくお願いいたします。

Dsc01642_512

         文章とあまり関係ありませんが、あまりに気持ちよさそうでしたので・・・

常磐支所では、現役の競走馬がレース復帰をめざしてリハビリに励んでいますが、そんな療養馬にとって何より喜ばしい出来事は、カネヒキリ号の復活です。カネヒキリ号は「屈腱炎」という病気を克服するために、以前このブログでも紹介されていました「幹細胞移植」という新しい治療法に取り組んで見事にダート界に復活してきました。これに関ったスタッフの方々の苦労と努力も大変なものだったろうと思います。こうした結果につながることが、何よりの喜びであることは長期のリハビリを行っている常磐支所でも同じであるからです。現在、療養馬の7割が屈腱炎を克服するために頑張っています。また、「幹細胞移植」を行った馬も8頭います。そんな馬たちにとってもカネヒキリ号の復活は明るい希望でもあります。今後のますますの活躍を期待します。

Dsc01638_512

            めざせ!カネヒキリ!

最後に今年も1年間このブログをご覧いただいてきた皆様に御礼を申しあげて締めくくりたいと思います。ありがとうございました。また来年もよろしくお願いいたします。

horse2009年の競馬はshine1月4日shine日曜日から中山・京都で開催予定です。horse

1年間ありがとうございました。

こんにちは。

2008年、最後の函館競馬場・温泉spaブログです。

今年1年間、温泉spaブログをご愛読いただき、本当にありがとうございました。

中央競馬も残すところあと1日、明日はいよいよ有馬記念(GⅠ)です。

今年まだ使わずに残っている運があれば、明日一気に使っちゃいましょう。

ところで、函館競馬場・馬温泉spa所も明日が仕事納めです。

大掃除も終わり、新年を迎える準備もすっかり整いました。

Photo_6

upwardright しめ飾りもバッチリ!

ところで、函館はもう銀世界snowですが、温泉spa療養馬達は皆元気に過ごしていますよ。

馬達の温泉入浴は明日までですが、大晦日まで休まず運動runし、リハビリに励みます。

Photo_5

upwardright 今日は天気がいいです(ちょっと小雪が舞っていますが・・・)。

来年も、引き続き温泉spaブログをよろしくお願いしますconfident

では、よいお年をお迎え下さい。

「屈腱炎」の治療方法

こんにちは。

今回は、前回から引き続いて「屈腱炎」のお話です。

前回は、その検査方法についてご紹介しましたが、今回は、最近研究が始まった新しい

治療方法について、簡単にご紹介したいと思います。

その治療方法は、「幹細胞移植:かんさいぼういしょく」というものです。

この方法は再生医療を応用したもので、日本の馬の分野では数年前から始まりました。

まず、「屈腱炎」を発症した競走馬の骨髄や脂肪組織等から、体内の色々な細胞に変化

できる細胞(幹細胞)を取り出します。

この幹細胞は、病気(屈腱炎)によって失われた細胞に変化し、その(腱の)機能を元どおり

に再生することが期待されています。

Photo

upwardright JRAでは、競走馬の胸骨から幹細胞を取り出しています。

取り出した幹細胞は、約3週間かけて必要な量になるまで培養し、細胞数を増やします。

細胞数が十分に増えたところで、「屈腱炎」を発症した部分(前回お話した浅屈腱中央の

黒い部分)に移植します。

Photo_5

upwardright エコーで炎症部位を確認しながら、注意深く注入します。

通常、炎症部位は「かさぶた」のような組織で埋められてしまい、元通りにはなりません。

このため再発しやすく、「競走馬の不治の病」と言われてきました。

この治療方法において、移植された幹細胞は『「自分は腱の細胞になるんだ」と思い込み、

元通りの腱組織を再生しようと働く』と考えられています。

この治療方法は始まったばかりで多くの課題がありますが、今後の研究に期待しましょう。

「屈腱炎」の検査方法

こんにちは。

前々回、函館競馬場・馬温泉spa所には「屈腱炎」を治しにやって来る馬がいることを

お話しましたよね。

函館競馬場に限らず、競走馬総合研究所・常磐支所にも、これまで数多くの競走馬が

「屈腱炎」を治すために湯治にやって来ています。

そこで今回は、「屈腱炎」の検査・診断法について、簡単にお話したいと思います。

「屈腱炎」は、超音波画像診断装置(エコー)を使って検査・診断しています。

Photo_12

upwardright これが超音波画像診断装置です。

    ヒトの病院で一般的に使われている、いわゆるヒト用の機械です。

Photo_4    Photo_3

upwardright 検査風景です。獣医さんがプローブというものを馬の肢に当て、屈腱を観察しています。

    左の写真では、屈腱を輪切りにし、腱の太さや炎症の程度を観察しています。

    右の写真では、屈腱を縦切りにし、腱繊維の走行の乱れを観察しています。

Photo_13

upwardright 屈腱を輪切りにした時の写真です。

    A1の囲みが浅屈腱(せんくっけん)、A2の囲みが屈腱炎を起こしている部分です。

    このように屈腱が炎症を起こしている部分は、黒く見えるんです。

    競走馬の「屈腱炎」のほとんどは、この浅屈腱に起こる「浅屈腱炎」なんです。

このような画像が見られた馬は「屈腱炎」と診断され、休養することになります。

函館競馬場スタンド工事の進捗状況です。

こんにちは。

以前、本ブログで函館競馬場のスタンドの取り壊しが開始されたことをお知らせしましたが、

ついに旧スタンドが完全に姿を消してしまいましたweep

081029_2

upwardright 10月下旬時の状況です。取り壊しが始まったばかりです。

Photo

upwardright 11月中旬には、こうなりました。ほぼ取り壊されています。

Photo_2

upwardright 現在の状況です。旧スタンドは、完全に姿を消しました。

現在、取り壊した旧スタンドの廃材の搬出作業と新スタンドの基礎工事が平行して進めら

れています。

Photo_3

upwardright 上から見た、現在の状況です。

新しいスタンドへの期待が膨らみながら、一方で一抹の寂しさも感じられる今日この頃です。

鉄腕来た~っ!

先日、日本テレビの『ザ!鉄腕!DASH!!』の取材がありました。ご存知の方も多いとは思いますが、この番組は、TOKIOのメンバーが色々なことに体を張ってチャレンジしたり、ソーラーカーで日本一周を旅したり、はたまたDASH村で昔ながらのスローライフを楽しんだりという番組です。普段ではできないような色々な企画があって、個人的にも楽しみにしている番組の一つであります。今回の取材のテーマは『温泉大国日本!温泉名物を探せ!』ということで、ここいわき湯本温泉の名物(?)として支所でも撮影が行われたのでした。

_512_7 

馬が驚くといけませんので、できるだけ遠くからの撮影です。光の加減を調整したり、配置や構図なんかも細かく決めていられましたが、驚くほど手際が良くてさくさくと撮影は進みました。

_512_8

ミミもカメラ目線で撮影され?ています。「朝は、映りが悪いのよね~。もっとライトちょうだいな」と言っているのかどうか。

でも、朝ごはんをもらうといつもどおり。

_512_9 

「テレビは食べられないわよ!撮影したかったら、バンスでギャラを現物支給しなさいよ(先にニンジンもってきたら映しても良いの意)」と言っているのかどうか・・・。

しかし、今回の主役はじつはこの方かもしれません。

_512_10 

おおっ!? なぜか後光が差している。

詳細は番組を見てのお楽しみに。

放映予定

日本テレビ系列 

12月7日 日曜日 午後7:00~7:58

『ザ!鉄腕!DASH!!』

http://www.ntv.co.jp/dash/index_new.html