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芦毛と雪景色

北海道で、慣れたはずなのに。

しっかり寒いです。

  

 

 

 

皆さんのお近くも、降雪に見舞われたところが多いのでは?。

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当センターでは馬道に雪がうっすらとまぶされています。

 

 

  

 

アイドルホースのお友達には、

背中にうっすらと雪。

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よく見ると、ミミの前髪にも雪が。

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軒にぶら下がるたまねぎのよう。

 

 

 

 

 

こちらは、最近当センターで療養を始めた芦毛くん。 

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生まれ故郷で見た雪を思い出しているのでしょうか。

3歳にしてはずいぶん白いねぇと話していたところですが、

雪景色にとけ込むまでには、、、もっと白くならないと。

 

 

 

  

 

 

〜〜〜〜〜

2月6日のJRAのfacebookに、当センターの記事が。

https://www.facebook.com/jra/

興味がある方はぜひ御覧ください。

 

 

 

〜〜〜〜〜

当センターでは将来的に競走馬に携わる仕事に就きたいと考えている方を、

研修生として募集しています(要1年以上の乗馬経験)。

興味のある方は以下の電話番号にお電話ください。

競走馬リハビリテーションセンター 総務係 TEL:0246-43-3185

 

 

 

 

人と馬との関係を考える③

(※)装鞍を嫌がり、引き馬の際に暴れ、跳ねて人を振り落とそうとする乗馬くん

 

 

 

初日:馬房内でのグランドワーク

二日:丸馬場内でのグランドワーク

を通じて、人との信頼関係を再構築した、かに思えました。

 

 

しかし、二日目の朝の威嚇を考えるとどうでしょう。

答えを知るために、丸馬場でのアプローチの後に、

騎乗訓練を実施しました。

 

  

装鞍は?:いつものようには嫌がりませんでした。

馬場までの騎乗常歩は:雰囲気が良くなっていました。

 

  

 

肝心の騎乗訓練は、

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我々が問題と考える行動はありませんでした。

騎乗者は、自分の騎乗に集中するこができ、

馬の意識は、ジョインナップを通じて変化したことを感じさせるものでした。

 

 

 

ここで、馬の視点に立ったジョインナップの感想を想像すると、

俺たちはもともとは群で生活していた動物で、リーダーを求めるんだから、

リーダーらしく指示をくれれば、安心して行動できるしリラックスできるんだねー。

でしょうか?。

 

 


馬が問題行動を起こすときには、何か理由があるはずです。

馬の側で人馬の関係がで整理できていない場合には、

馬が自身をリーダーだと考えていることが、問題行動につながっているかもしれません。

 

 

 

我々の乗馬くんの問題行動(※)は、そのように考えると理解できます。

自身がリーダーだとすれば、群では下の存在である人から指示を受ける理由はありません。

このような状態になった馬に、いたずらに叱る、強いプレッシャーをかけるのは、

問題解決への近道とならないケースもあるでしょう。

 

 

 

ジョインナップ術を行う過程で、馬自身に群れ(人と馬)での序列を考えさせ、

人からの指示を認識させることで、 相互理解を深めることは

人馬の関係改善を目的とする際に、有効な解決策になると考えられました。

 

  

  

馬の習性や行動を理解しながら、馬の立場にたって指示を与えることは

馬との相互理解を深めるために必要不可欠なのではないでしょうか。

馬にも馬の考えがありますから。

 

 

  

今回の問題乗馬くんへのジョインナップ術の応用は、

馬の立場に立った指示の出し方で馬は人を理解しようとする、

ということを我々に理解させてくれました。

 

 

もちろんどんな馬にも同じ結果が得られるわけではないのでしょうが、

グランドワーク後の乗馬くんの変化は、

人馬の関係改善にグランドワークを応用したいと思わせるには十分でした。

 

 

 

  

しかし、ジョインナップを含めたグランドワークの技術。

実際に見てみればなるほどと思いますが、

動物行動学・行動学の観点から系統立てて考えた人がすごいですね。

 

 

 

日本でこの技術を広めている方の一人がホースクリニシャンの宮田さん。

宮田さんも最初は人と馬との関係に悩んだんだのかなぁ。

会ってお話ししてみたくなりました。

  

 

 

 

「人と馬との関係について考える」以上でひと区切とします。 

3日間で綴ってきたブログに記されたグランドワークについては、

これをやれば人馬の関係が改善、といったものではなく、

ジョインナップをはじめとしたグランドワークを乗馬くんに実施した結果、

人馬双方の意識を変えることができた一例と考えていただければ幸いです。 

 

  

 

 

 

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現役アイドルホース・ミミ(25歳)と園児たちの関係は?。

人参のあり・なしに左右されます、多分。

 
 

 

 

  

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当センターでは将来的に競走馬に携わる仕事に就きたいと考えている方を、

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興味のある方は以下の電話番号にお電話ください。

競走馬リハビリテーションセンター 総務係 TEL:0246-43-3185

 

 

人と馬との関係を考える②

昨日ご紹介した我々と当センターの乗馬くんとの関係。

馬房内でのアプローチで人馬の関係が改善したかに思えましたが、

翌朝、威嚇という行為で簡単にはいかないことを示してくれました。 

 

  

 

2日目の夕方。

アプローチの場を丸馬場に移しました。

丸馬場は馬の逃避を防止し、人の指示に従う環境を整えられます。

(逃避されてしまうと人の指示を馬が拒絶できるため、人馬の関係改善は困難)

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上の写真では分かりづらいですが、乗馬くんはフリーな状態です。

グランドワークの中のジョインナップ(一体化)を行います。

ジョインナップは、人の横スペースが安心・快適であることを理解させる作業です。

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⑤手の合図と補助として追い鞭を使用し前進させます。

(数字は昨日のアプローチから継続しています。)

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徐々に手の合図の割合を増やし小さなボディランゲージを

行動に繋がるサインとして認識させます。

認識しました。

  

 

 

 ⑥人が進行方向に入り、手の合図で反転を指示します。

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最初は、戸惑いを見せたものの、繰り返すうちにサインと反転がリンクしました。

人の指示に従っています。

 

 

反転サインを理解する頃になると、

頭を下げる(ドロッピングサイン)舌を出す(チューイングサイン)を示し始めました。

これらは馬が安心し、リラックスしたサインと言われています。

 

 

指示を出す対象が馬の中で人がリーダーだと整理され、

リーダーが出すサインが理解できるようになってきたことが、

対象との上下関係、サインの意味等について考える必要がなくなり、

リラックスサインにつながってきたのではないでしょうか。

 

 

  

⑦追い鞭を使用せず、手の動きだけで前進・反転を指示します。

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人をリーダーと認識し、サインを理解しましたので、

手の小さな動きで馬が動くようになりました。

 

 

また、耳・目は人に向く回数が増えてきました。

人(=リーダー)の指示に注意を払うようにしなければと、

馬の意識が変わってきたようです。

 
 

 

⑧リーダー屈み込みサインを出しました。

※群ではリーダーが出す、草を食べられる=安心できる場所のサイン。

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乗馬が、安全サインを信用し自ら近寄ってきます。

 

 

 

⑨手あるいは舌鼓等音の指示のみで人に添って歩くようになりました。

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人の横スペースが安心・快適であることを理解し、

馬が人(リーダー)に添い歩こうという意思を示しています。

 

 

   

丸馬場でのアプローチが終了する頃には、

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よくできました。

 

 

  

乗馬くんは、この日の朝、人間を威嚇したわけですが、

手のサインのみで指示に従うようになるまで、5分も要しませんでしたので、

人=従う対象という素地はできていたようです。

前の日の馬房内でのアプローチを忘れたわけではなかったことが伺えます。

 

 

 

勝手に馬の視点に立つと、

馬房で色々とあーしなさい、こうしなさいと指示してきたあいつ(人)は、

リーダーだったんだ。サインは分わかりやすいし従っておかないとなぁ。

という感じでしょうか。 

 

  

写真では伝わりづらいのですが、

この丸馬場でのアプローチの間に、乗馬くんの雰囲気は、

戸惑いとか困惑を示す硬いものから、やわらかいものに変化しました。

 

 

もちろん、馬の人に対する雰囲気・認識が変化したことは重要なのですが、

私は、別の意味でおおーと感じました。

 

 

「馬が人を理解しようとしなくなるケース」には、

人のアプローチの方法、方向が間違っているケースがある、

と認識したためです。

  

  

 

続きはまた明日。

感想がメインになりそうですが。

  

 

 

 

 

 

今回はジョインナップの他に、乗馬指導も行っていただきました。

メイショウカイドウさんも研修生を乗せて、張り切ってお仕事してくれました。

20歳とは思えない若さです。若返っている気さえします。

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〜〜〜〜〜

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人と馬との関係を考える①

今日は少々真面目な話です。

 

ここ競走馬リハビリテーションセンターでは、

病気やケガで休養を余儀なくされた馬たちをお預かりし、

厩務員課程を目指す若者達が世話をしています。

 

 

 

我々人間でも、特に子供は外に出たいものですが、

馬もある程度の時間は外に出たり、適度な運動をしたい生き物です。

しかし、リハビリ中の馬は、痛めてしまった部位を治すことを第一に、

休養させるか、競馬に出走している時よりごく軽めの運動しか出来ません。

 

 

馬達にとってはストレスのたまる環境です。

 

 

歩きなさいの指示で、歩く。脚でトンと指示を出せば、走る。

といった人馬のやりとりが成立しなくなること、しばしば。

そういったことを繰り返しているうちに、

馬が人を理解しようとしなくなるケースも稀にあります。 

  

 

 

馬(療養馬)に、人(研修生)を理解しようとするよう意識を変えさせたい。

それを実現するには、

人(研修生)も、馬(療養馬)を理解しようと歩み寄らなければいけない。

  

 

 

美浦トレーニング・センター乗馬苑の馬取扱いのプロの方が、

ホースクリシャン・宮田朋典氏の提唱する人馬の共生メソッドをベースに、

人馬の相互理解を深めるためのグランドワークを提案してくれました。

 

  

グランドワークとは、動物の行動心理学をもとに、

馬上ではなく地上で馬の心理等を考慮しながら、

人の出す小さなサインを通じて馬との相互理解を深める作業です。

 

 

  

実際には競走馬の療養馬にも応用しましたが、本ブログでは、

最近ワガママ(※)が目立ってきていた当センターの乗馬くんへの応用をご紹介したいと思います。

※装鞍を嫌がる、引き馬の際に暴れる、訓練時に跳ねて人を振り落とそうとする

 

 

 

 


まず、馬房内で人間への反応(指示に従うのか)。

①馬房内で無口ではなくロープホルター(※)を使用して馬に指示を出します。

※コブを支点としてプレッシャーとリリースの方向を伝えやすい馬具

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②ロープホルターと手の合図で指示を出しながら、方向転換。

小さく旋回させる。進む、止まる。指示に従って行動するかどうかの確認。

受け入れました。

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③人の指示に従うことが確認されたら、

指示→行動の合間に、馬の項を押しながらヘッドダウンを促します。

(頭が下げると馬は安心感が増すため、人の指示で頭を下にする)

受け入れました。

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④音に対する恐怖心軽減するために長鞭の先にビニル袋を付けたものをバサバサ。

 受け入れなければ受け入れられるよう徐々に距離を遠→近、音を大→小していきます。

こちらは感じて欲しくない刺激に鈍化させる作業ですが、受け入れました。

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写真で見ると分かりづらいのですが、

指示を出し、馬が受け入れたら褒める。

この繰返しの中で、

少しずつ人馬の関係が変わっていっていく、、、気がしました。

 

 

 

しかし、翌日人が馬房の前を通ると、この乗馬くん。

馬房から顔を出し、威嚇してきました。

短時間では、馬の意識は大きく変えるところまでは至りませんでした。

 

 

 

しかし、

馬房内では人の指示に従ったということは、先に進めそうです。

翌日は、丸馬場でのアプローチに挑戦しました。

その時の模様は明日のブログで。

 

 

 

 

 

 

〜〜〜〜〜

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興味のある方は以下の電話番号にお電話ください。

競走馬リハビリテーションセンター 総務係 TEL:0246-43-3185

  

かと思いきや

昨日は春の陽気、

かと思いきや、本日。

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いくらここ常磐が東北のハワイと言えど、、、

15℃は異常で、今日が2月の正常。

 

 

 

 

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見守る人間は寒いのですが、

馬場で調教中のハイブリッドさんは元気。

遠くには光射す不思議な空でした。

 

 

  

 

当センターでは療養馬を担当する研修生を募集しています(要1年以上の乗馬経験)。

興味のある方は以下の電話番号にお電話ください。

競走馬リハビリテーションセンター 総務係 TEL:0246-43-3185

 

  

 

  

また当センターは見学エリアから調教等の一部を見ることができます。

希望される方はコチラ↓をご覧ください。

https://company.jra.jp/equinst/rehabilitation/index.html

春の陽気?

いつものようにダウンを着ていて、

暑い?、そんなはずない?と見上げると。

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納得。

冠雪から10日も経っていないのに。

 

 

 

 

この陽気で、花粉が、

心なしか眼が。。。

 

 

 

冠雪だろうと、春の陽気だろうと

療養馬達には皆、頑張っていただきます。

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暖かかったので、見学にいらっしゃた方達にも、

ゆったりした気持ちでウォータートレッドミル↑をご覧いただけたのは?。

当センターは専用エリアから調教等の一部を見学することができるんですよ。

https://company.jra.jp/equinst/rehabilitation/index.html

 

 

  

 

本日は彼が競馬好きとおっしゃる若いカップル(ご夫妻?)

児童館での当センター見学が中止になった改めて来所いただいたお子様連れのお母さん。

楽しんでいただけたかな?。

 

 

 

 

 

 

 

 

と思った1日の終わりでした。

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当センターでは療養馬を担当する研修生を募集しています(要1年以上の乗馬経験)。

興味のある方は以下の電話番号にお電話ください。

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