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2006年10月

【競馬学校】「祭りだワッショイ!」

2日間にわたり参加した「白井市民ふるさとまつり」の模様を写真でお知らせします。JRAコーナーにお越しくださいました皆さん、ありがとうございました。

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白井市商工会の皆さんたちと。中央の「なし坊」は、梨をはじめとする特産品の宣伝や、街のイメージアップなどを手伝う白井市のマスコットキャラクターです。

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馬車運行・体験乗馬には長蛇の列が! 皆さんと馬とがふれあうきっかけになったでしょうか。

Dscf1639_2馬事公苑所属の木曽馬(在来馬)「岳富」号が牽引した馬車は子供たちの人気の的!

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JRA装蹄師による造鉄実演。一本の鉄棒がみるみるうちに蹄鉄に変わっていく姿には、「シンジラレナイ!」の声も?

【競馬学校】「白井市ふるさとまつり」に参加します!

来る10月28日(土)29日(日)に、競馬学校が所在する、千葉県白井市「白井市ふるさとまつり」が行われます。

競馬学校では、たくさんの人に「馬を身近に感じてほしい」という想いから、毎年このイベントに参加しています。

今年は「馬車試乗会」、「ポニー試乗会」(以上JRA馬事公苑協力)、蹄鉄の「造鉄実演」を実施する予定です。特に馬車試乗会とポニー試乗会は、お子さまを対象にして馬とのふれあいを目的にしています。

当日は、たくさんのお客様に喜んでもらえるよう職員一丸となって準備にとりくんでいる真っ最中です。楽しいお祭りになるように頑張ります!

会場は、白井市役所・消防署の周辺ですので、ご近所の方は、お誘いあわせの上、ぜひお越しください!!

なお、詳細はこちら(白井市ホームページ)をご覧ください。

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(写真は昨年の模様です。)

【競馬学校】騎手課程23期生 第1回模擬レース

19日、これ以上はないであろう晴天の下、騎手課程23期生(9名)による第1回模擬レースを行いました。

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これは、授業の一環として実施しているもので、ここまでの訓練の成果を確認し、実際の競走の仕組みや流れを理解することがねらいですが、この日は一般の方にも公開、詰め掛けた約300名の父兄やファンの皆さんから盛んな歓声を浴びていました。

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模擬レースは、全部で3競走(すべてダート戦)を行い、1R(1000m)は草野太郎(茨城県出身)騎乗のサンネオブランド、2R(1000m)は池崎祐介(神奈川県出身)騎乗のモンテサファイヤが勝利を収め、メイン3Rの「白井市商工会長賞」(1700m)は、田中健(広島県出身)騎乗のタマモスオードが見事な逃げで1分54秒2のタイムで6馬身差の圧勝劇。「今日は馬のおかげで勝てました。皆さんから信頼される騎手になれるように、これからも頑張ります。」と語っていました。生徒たちにとっては、初めての実戦形式ということで、真っ直ぐ走らせることの難しさや、勝負どころでの仕掛けるタイミングや進路の取り方など、レースの厳しさを肌で感じていました。

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競馬学校OBの小林淳一(8期生)・吉田隼人(20期生)の両騎手にはレースに騎乗してもらい、田中勝春(5期生)騎手にはレース展望や解説をお願いしました。結果は小林騎手は2Rが痛恨の出遅れで最下位の6着、3Rがブービーの7着、吉田騎手は1Rが4着、3Rが6着と、レースの趣旨を理解して(?)後輩に花を持たせる形となりましたが、懐かしい母校で普段と違った雰囲気の中での騎乗ということもあり、表情は終始穏やかでした。

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レースを観戦した田中勝春騎手は「実戦経験がないので、まだ甘いところはあるが、日頃の鍛錬の結果はよく出ていましたね。卒業まであとわずかですが、さらに精進して、将来はライバル騎手に成長してほしい。」と感想を話してくれました。

                            

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公開模擬レースは、12月16日(土)にも中山競馬場で実施します(開催日・昼休み)。次回はぜひ応援に来てくださいね。

【競馬学校】第1回模擬レース迫る!

明日(19日)行います、第1回模擬レースの前検量練習を行いましたPhoto_14 

模擬レースは、騎手課程の授業の一環として実施しているもので、1R 競馬学校長賞(1000mダート・5頭) 2R 副校長賞(1000mダート・6頭) メインの3Rは、白井市商工会長賞・白井グランプリ(1700mダート・8頭)という編成となっています。

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各レースとも、両トレセンでの実習を終えた騎手課程23期生(9名)に、ゲスト騎乗の現役ジョッキー2名が加わり、日頃の鍛錬の成果を競います。

騎乗馬・枠順は、生徒たちの抽選により決定しました。騎乗馬は、競馬学校の授業で使用しているもので、かつては実際のレースで走っていた馬たちです。Photo_16 

実習では、競馬場の検量室に出入りし、現場に立ち会っている生徒たちですが、実際に騎乗する鞍を作って自ら検量するのは初めてということで、少々勝手が違ったようです。皆、模擬レースとはいえ、本番さながらで緊張の面持ちでしたが、教官のアシストもあり、無事に検量を終えることができました。

明日のレースの模様は、次のブログで報告する予定です。 お楽しみに。

【競馬学校】柔の道は1日にしてならず?

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これは、騎手課程生徒たちの柔道の授業の1コマです。

「騎手になぜ柔道が?」と思われるかも知れませんが、騎手の最も重要な要素である柔軟性を高めるのはもちろんのこと、受け身を覚えることで万一落馬したときのダメージを緩和できる(下の写真は跳び箱を競走馬に例えて、落馬した場合を想定した訓練です)など、大きな効果が期待できます。

また、練習の最後には瞑想を行い、心身のリラクゼーションを図っています。

なお、柔道の授業は月2回程度で、その指導にはJRAの職員(全日本クラスの柔道選手)があたっています。

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【競馬学校】 「教官のひとりごと」~もうすぐ試練~

今年の新規騎手免許試験(第一次試験)を迎え、我々教官の間にも、特に緊張感が漂う時期がやってきました。

この試験は24日(火)から行うもので、私たちは、来春免許を取得するために訓練を重ねている「騎手課程23期の生徒たち(3年生:9名)」が、少しでも良い成績をおさめて試験に合格できるように、最後の追い込みをかけています。

試験の項目は、学科及び技術に関する筆記試験・口頭試験、身体検査等となっていますが、教官たちには問題等を全く知らされていませんし、採点にも関与していません。

普段は22時の宿舎「公正寮」の消灯時間を、この時期は1時間延長して23時までとしており、生徒たちは、学科試験の苦手科目を克服しようと寸暇を惜しんで机に向かっています。

全力を出し切って、悔いのない試験にしてほしいと願っています。

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【競馬学校】ディープインパクト・ピカレスクコート退きゅう

競馬学校での輸入検疫を終え、東京競馬場に移動したディープインパクト(牡4・栗東 池江泰郎きゅう舎)と、グリーンウッド(滋賀県)に移動したピカレスクコート(牡4・栗東 池江泰寿きゅう舎)の両馬が、10日に競馬学校を退きゅうしたときの模様です(写真はすべてJRA撮影)。

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*写真上・中 ディープインパクト  写真下 ピカレスクコート

【競馬学校】ニューフェイス(ベルギーからの輸入馬)

ベルギーは、ヨーロッパの中でも大変馬術の盛んな国で、日本と同じ北半球で、安価で良質の馬がたくさんいることから、JRAでは2001年より、競馬学校の教育用馬として同国の馬(オランダ産馬なども含む)を購入しています。

今年も、5月に学校職員が現地に赴き、厳選した10頭を購入。日本に到着後の輸入検疫を経て、10月2日に競馬学校の教育馬用きゅう舎に入きゅうしました。

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今後は学校教官による調整を行った後、生徒の授業に使用することになっています。

ベルギーからやってきた新しい仲間たちが早く学校に慣れてくれますように。

*写真下:教育馬用きゅう舎に入きゅうしたベルギー購買馬「ビンゴ」

【競馬学校】騎手課程 入学試験

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6日から、来年4月入学の騎手課程(26期生)の入学試験(2次試験)を実施中です。

8月に全国4ヶ所(札幌・栗東・小倉・学校)で実施した1次試験を突破した受験生たちが、9日までの4日間にわたり、競馬学校に泊り込む合宿形式で、さまざまな項目の試験にチャレンジしています。

写真は騎乗適性検査での1コマです。

参考までに、今回の募集要項(終了分)はこちらです。

【競馬学校】防災訓練

現在JRA競馬学校には、

16名の騎手課程生徒(23期〔=3年生〕9名・25期〔=1年生〕7名)と、48名のきゅう務員課程生徒(7月生・10月生各24名)が在籍しており、一流のホースマンになるべく日々精進しています。*騎手課程24期〔=2年生〕5名は東西トレセンで実習中

しかし、私たち学校の職員(75名)と生徒とが一同に会するという機会は、入学式や卒業式の公式行事以外にはあまりありません。Dsc00757

今日は数少ない「その日」でして、授業を兼ねて、所轄の白井消防署の協力のもと、防災訓練を行いました。

  先日、地方競馬の競馬場で、競走馬が被害に遭う火災が発生しましたが、火災が発生する危険性という点では、教育用の訓練馬が約150頭在きゅうしている競馬学校も、決して油断はできません。生徒たちの将来の職場となるトレセンでも同様です。

小雨がDsc00764_2降りしきる中、生徒・職員一同、真剣に訓練に取り組みました。

    実際に消火器での消火を体験した騎手課程の生徒は「生まれて初めて使ったのですが、火を消すのには意外と時間がかかるものですね。」と感想を話してくれました。