馬に親しむ日(宮崎)
8月30日、JRA宮崎育成牧場では、お客様向けの最大のイベント「馬に親しむ日」を開催しました。
ミニチュアポニー「プリン」ちゃんとのかけっこ。
大変暑い日ではありましたが、3,696名のお客様が来場され、乗馬試乗会(497名試乗)、ポニー馬車(271名乗車)などの馬と触れあう催し物や、盛り沢山のアトラクションでお楽しみいただきました。この場をお借りしまして、ご来場いただきましたお客様、ならびにご協力いただきました地元馬関係者とJRA馬事公苑の皆様に感謝申し上げます。
注目のイベント「ポニー競馬」には10頭がエントリーしました。サラブレッドにも負けない迫力と、写真判定に持ち込まれるほどの大接戦に場内が沸きました。このレースは11月8日に行われます「第1回ジョッキーベイビーズ(東京競馬場・芝・400m)」の宮崎・鹿児島地区予選となっており、2名の代表者が決定しました。
馬に蹄鉄の装着を実演する「馬のくつやさん」も大盛況でした。
普段「馬」が身近な存在ではないお客様が、このようなイベントを通じて馬と触れあうことで、競馬に興味を持っていただくきっかけになるのではないかと思います。同時に、我々が育成しているサラブレッド育成馬も、一般のお客様にもみていただき、興味や親しみを持っていただけるようにしていきたいと考えています。
この日最後の演目は、JRA馬事公苑から来たアンダルシアン(スペイン原産の品種)によるホースダンスでした。演技終了後には、多くのお客様が記念撮影会に参加されました。
馬に親しむ日が終わると、「育成牧場」としての業務がいよいよ本格化します。9月5日(大安)には、JRAが北海道内で購買した育成馬18頭が、2日間の馬運車輸送を経て宮崎に到着しました。これにより、今期宮崎育成牧場で育成する全24頭が揃いました。幸い、馬たちに輸送による疾病や放牧での怪我もみられなかったため、9月7日より全頭の夜間放牧を開始しました。
9月5日、最初の放牧直後の写真です。3頭ずつのグループで4ヶ所の放牧地に放された馬たち。お互いに顔を見合わせながら、新しい仲間に興味津々の様子です。
9月7日、宮崎競馬場時代からの歴史がある馬頭祭を馬魂碑前で開催し、人馬の安全を祈願しました。今月中旬にはいよいよ第1グループ(約12頭)の騎乗馴致を開始します。
ブリーズアップセールまであと7ヶ月。